人事採用コンサルティング・アウトソーシングの(株)トライアンフ代表 樋口弘和のオフィシャルブログです。

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経営者の英断

  • 2017.07.05 Wednesday | category:コンサルティングの現場から
  • 昨今は、社員の残業を見てみぬふりをする

    会社は「ブラック企業」と叩かれる時代であるが、

     

    少し前までは、残業申請するのは、勇気が必要で、

    実際にやった残業のうち、

    何時間くらいつけても良いのか、という暗黙知の

    了解があり、それを探りながら、上司に提出する

    のが、当たり前の時代だった。

     

    むしろ、規定時間で、さっさと帰宅し、一時間

    単位で、残業を申請する人は、「変わり者」

    だったと言えよう。

     

     

    この大きな変化は、政府の戦略も、強く反映

    されているが、むしろ、若手の労働価値観の

    変化が大きいのではないか。

     

     

    それは、「自分の時間は大切にして、

    会社に滅私奉公するのは、時代遅れだ」

    という考え方であり、僕も、そのとおり

    だと思う。

     

     

    さて、今週は、この未払い残業の問題で

    相談を受けたクライアントに行って、

    取締役会の議論に参加した。

     

    古い業界である一方、業績は絶好調で、

    現場の負担は、かつてないほどに高まり、

    裁量手当分を大きく超える残業が実質

    未払いになっている。

     

    これらを支払った場合、会社の経営に

    少なからずインパクトがあり、役員は

    皆、押し黙った様子である。

     

    この残業問題を本気で片付けるためには、

    営業部門の受注方法や現場の管理方法まで、

    根本的に大きくビジネスシステムを変えなければ

    ならないからだ。

     

    このクライアントは、経営者の英断により、次月

    より、全ての残業を申請させることになった。

     

    良い機会だから、この際、会社を大きく変えていこう

    という前向きな経営者に、役員一同驚き、感動し、

    前向きな変化に一体感をもてる良い会議になった。

     

    この例のように、管理職と現場が同じ課題認識と

    同じ目標をもてば、課題を梃子に、会社は、

    変わるのだと思う。

     

    やはり、経営者は、ここ、という場合には、

    ちまちませずに、太っ腹でなければならない。

     



            

                     

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