株式会社トライアンフ 樋口弘和社長ブログ

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株式会社トライアンフ代表 樋口弘和のオフィシャルブログです。

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モグラくん

  • 2017.06.09 Friday | category:経営者の視点
  • 担当するお客様の評価は、何時も、満点以上

    「あなたがそういうのなら、任せます。

     しっかりお願いしますね」で、多くの問題が

    片付いていく。トラブルや新規営業に、僕が

    呼ばれることは、皆無である。

    誠実な性格からくる仕事ぶりもあるが、

    まあ、「絶大なる信頼」と言っても過言

    ではないだろう。

    一方、部下からは、

    「安心します」

    「相談しやすい」

    「意外と優しい」「かわいいところもある」

    「カバンがでかすぎる」

    「10KGもダイエットしたのに、ズボンがだぶだぶでおかしい」

    「是非良い嫁さんを見つけてあげたい」

    とまあ、いじられキャラであり、

    全ての部下から、愛されている。

    ところが、彼には、所謂モチベーションと

    いうものが、ほとんどない、本当にない。

    現場で、モグラのように生きていたのを、

    無理やりひっぱり出して、責任者に据え、

    今月からは、役員に登用してしまった。

    新しい名詞を渡すときにも

    「君の意には沿わないだろうが、これも業務

     命令、よろしく頼む」「はあ」と一言。

    僕の会議でも、ほとんど寡黙にて、思考のみ。

    一生モグラを望んでいたはずなので、きっと、

    まぶしい毎日だろう。

    個性派集団の当社でも、異例の望まぬ出世を

    する彼は、もちろん、当社随一の秀才ではあるが、

    一方で、有り余る才能を引き出す意欲が、

    ここまで欠落した人材を見たことがない。

    Work and life balance を考えるとき、

    彼の人生が、どれだけ充実しているのか、

    よく考えてしまうのも、また、本当の

    所だ。

    余計なおせっかいを重々わかりながら、

    どこかに良い女性がいたら、嫁に

    とらせてしまおう、と考えるのは、

    善意の部下たちと同じである。


    東京工業大学が、池上さんを招いて、

    リベラルアーツをきちんとやるんだ、

    と思ったのは、もう5年ほど前だろうか。

     

    彼の授業内容の集大成をまとめたのが、

    この著作。

     

    現代史を、どのように考えるのか?

    必要な情報の学び方、

    議論の大切さ、

    自分の頭で考えることを

     

    強く、教えているのだなあ、

    と感じる。

     

    面白いのは、こういう現代史のような

    情報ソースが多い内容では、その

    ソースや、そもそもの思想、あるいは

    考え方によって、事実の解釈が随分

    違うところ。

     

    池上さんの本や、番組は、わかりやすい

    かもしれないけど、そればかり、見て、読んで

    わかったふりをするのは、大いに危険。

     

     

    本の詳細はこちら

    池上彰の世界はどこに向かうのか(池上彰)


    職業選択の不自由

  • 2017.06.07 Wednesday | category:経営者の視点
  • 学問やスポーツの世界でも、
    卓越した才能を持ち、

    国や社会に大きな貢献を
    するような「天才肌」がいる。
     

     

    彼らは、それぞれの専門分野で、
    類まれなる成果をもたらし、
    もって、「天才」と言われるのだろう
    が、そのための人知れぬ苦悩や努力も、
    また、創造を絶するものがあるはずだ。

     

     

     

     

     

     

     

     

    実は、これと同じことが、
    組織のリーダにも、言える。

    優れた成果をだしたスタッフが、
    必ずしも、良いリーダとは限らず、
    むしろ、失敗体験から、深く

    学んだスタッフのほうが、
    人の心に寄り添えて、

    良いマネジメントをすることは、
    よくあることだ。

     

     

     

     

     

     

    リーダという仕事は、

    本質的には、
    選ばれた人たちの
    仕事だといえる。
     

     

    リーダに憧れる人、

    出世したい人、

    高待遇を望む人、
    そういう人は、大勢いるが、
    彼らのモチベーションは、

    ホンモノを創らない。

     

     

     

     

    なぜなら、部下は、
    その実力を3日で見抜くし、

    心から、ついて行こうとは
    思わないからだ。

     

     

     

     

    多くの人が、
    「あの人のためなら」と自然に

    思えるリーダは、
    例外なく「人誑し」である。

     

    故に、人誑しは、
    職業選択の自由はない、と
    私は思う。

    人と組織を創ることに、
    その生涯を預けることから、
    逃げることはできないのだ。

     


    管理という基本業務

  • 2017.06.06 Tuesday | category:経営者の視点
  • 組織作りという仕事は、亀の歩みの
    如く、時間のかかるものである。


    人も組織も、その成長は、右肩
    上がりの直線ではなく、長い停滞
    の後に、きっかけが起こり、ちょっと
    物事がわかりかけたかと思うと、
    奢りや慢心が顔を出して、
    「任せている」という美名の
    下に、部下の業務の管理という
    基本をさぼり出す。
     

     


    当社も、会社全体としては、
    何とか、会社の体をなしては
    いるが、管理職の一人一人は、
    少年少女探偵団みたいなもので、
    僕としては、いっときも気を抜けない。

    彼らが、さぼる原因は、幾つか
    あるだろう。

     


    曰く、多忙で、優先順位を考える
    時間がとれない。

     


    曰く、部下に任せて、育てる。


    曰く、部下の報告がない。


    曰く、スピードを優先させる。




    若手に管理職の仕事をさせる
    ということは、これらの未熟を
    ガブ飲みすることで、任せた
    方は、任せたふりはするが、
    実際には、夜も心配で、寝られない

    というのが、学生や若手に
    見栄えがいい若手登用で有名な
    IT企業の人事責任者の言葉で、
    全く同感である。

     


    面従腹背 の話

  • 2017.06.05 Monday | category:学んだこと
  • 文部科学省 前事務次官の前川さんが、

    テレビのインタビューで使った言葉

    なのだが、彼は、こう言った。

    「面従腹背が私の座右の銘なのです」

    凄い世界だな、と思う。

    単純極まりない私であれば、きっと、

    3年と保てないと思う。

    ところで、当社の場合は、どうなのだろう。

    トップである自分からは、お互い割と言い分を

    言いあえる組織のつもりだが、部下の立場になれば

    そうは思っていないのかもしれない。

    風通しがいいと思っているのは、私だけで、

    部下は、皆息苦しいと思っていたら、茶番である。

    まあ、それほど、ひどいことはないだろうが、

    上司から、感情的に「いいから俺の指示どおり

    やればいいんだ!」と言われて納得できないときに、

    その場で反発できる組織人は、どれほどいるのか?

    幸い、僕の職業人生で、一度も、そういう目に

    あったことがない。

    (同じ台詞は、何度か言われたが、

    上司が圧倒的に正しいか、

    圧倒的な実力差がありすぎて、

    納得も反発にも至らない。)

    きれいごとかもしれないが、

    面従腹従

    もしくは、

    面背腹背

    の組織を創ってみたいものだ。

    社長には、鋼のメンタルが必要かも。


    以下藤原さんによる「あとがき」より

     

    ---------------------------------------------

     

    数学や文学や芸術でもっとも大切なのは、

    美と感動だと思う。

    これらは、金儲けに役立たないし、

    病気を治すにも、平和を達成するにも、

    犯罪を少なくするにもほとんど役立たない。

     

    しかし、はたして人間は金儲けに成功し、

    健康で、安全で裕福な生活を送るだけで、

    「この世に生まれてきてよかった」と心から

    思えるだろうか。

     

    「生まれてきてよかった」と感じさせるものは

    美や感動において他にないだろう。

     

    数学や文学や芸術は、それらを与えてくれる

    という点で、もっとも本質的に人類の役に

    たっている。

     

    -------------------------------------------------

     

    数学者が、同時に、芸術を愛する人が多い、

    というのは、通説である。

     

    この本は、「博士の愛した数式」を書いた

    小川洋子さんと藤原正彦さんの対談だが、

    読んでいて、文字通り、「美と感動」の

    ために生きるお二人を感じないわけには

    いかない。

     

    僕は、めったに、人のお薦めの本は、

    読まないへそ曲がりであるが、これは、

    東工大で生物学を学んだ若い女性技術者

    に薦められて読んでみた。

     

    ちょっと、オーバーにいえば、生きる意味を

    若い彼女に示唆されたような気もする。

     

    是非じっくり読んでいただきたい。

     

    本の詳細はこちら

    世にも美しい数学入門(藤原正彦/小川洋子)


    40歳からのキャリア

  • 2017.06.03 Saturday | category:経営者の視点
  • 当社は、良く言えば、個性集団ともいえるが、

    知的能力を要求されるビジネスの割には、

    安定志向の普通のサラリーマンがほとんど

    いないのは、不思議である。(でもないか)

     

    社内では、普通のおじさんはマイノリティで、

    個性派若手もしくは、女性スタッフがマジョリティ

    といえるだろう。

     

    今日面談した彼女は、大卒後、大手ハンバーガー

    チェーンで、アルバイトを長く続けていたが、

    そのほとんどが、マネージャ業務や本社総合職の

    仕事だ。当然、何度も、正社員のオファーがあったが

    断ってきたらしい。

     

    5年前、当社に、やはり、アルバイトとして

    応募してきた彼女は、その後契約社員となり、

    重要クライアントの担当スタッフとして、

    高い評価を得るようになり、お客さんからも、

    当然「うちに来ないか」と言われているようだ。

     

    年齢的にも、大台になった今年、この事業部の

    キースタッフをそのパフォーマンスに応じて

    (今までの雇用形態や短時間勤務などの要件を

     考慮せずに)、正社員登用していくことになり、

    彼女にも、提案して、快く受けてくれた。

    そのステップとして、久しぶりの面接の機会ができた。

     

    事務に有能で、コミュニケーションスキルは、

    卓越したレベルの彼女は、しかし、「キャリア」

    ということには、向き合わないで、ここまで

    きたようだ。

     

    今日の面接で、それを「いっしょに考えよう」

    ということになった。

    ただ、組織の中で働く時代ではない。

    組織にとって、良い子であることは一方で

    嬉しいけれど、それだけでは、物足りない。

     

    彼女の職業人としての痕跡をどう残すか、

    どう仕上げるかは、とても大事なことで、

    それに真摯に向き合う会社でありたい、と

    強く思う。

     

    こういう余計なおせっかいが、当社の

    看板なのだ。


    ワシントンレポートの日高義樹さん
    の最新著作


    彼の主張やロジックは、

    「大国の責任から考える軍備と外交」

    だと思う。



    この考え方から、 米国のマスコミの論調とは、
    大きく違っており、オバマ前大統領
    の能力と実績については、もう、
    コテンパンである。


    北朝鮮やシリアの問題は、
    オバマ政権の失政以外の
    何物でもないと断言する。



    中国やロシアの軍事戦略に
    ついても、詳しく、わかりやすく
    書かれているが、良く読むと
    公開されている情報によるもの
    が多く、情報収集力と英語力の
    差に、舌を巻く。



    サイバーネットワークに
    ついても、読めば読むほど、
    偶発戦争の可能性が理解されて、
    背筋が寒くなる。



    このブログの読者は、この手の
    勉強は、あまりしない人が多い
    だろう。

    内向的な人や女性が多い特性も
    あるかもしれない。


    でも、数十年前の事を再度
    勉強すれば、売上伸長を目的と
    したマスコミに踊らされた国民に
    その戦争責任の一端は、ありは
    しないか。



    人間は、アホだから、同じ
    失敗を繰り返すことは、歴史が
    証明している。



    自分の担当領域以外のことも
    頑張って、真実を知ろうとする
    必要もあるだろう。

     

     

    本の詳細はこちら。

    誰が世界戦争を始めるのか: 米中サイバー・ウォーと大国日本への期待と責任(日高義樹/徳間書店)



            

            

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