人事採用コンサルティング・アウトソーシングの(株)トライアンフ代表 樋口弘和のオフィシャルブログです。

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仕事漂流(稲泉連)

  • 2010.12.20 Monday | category:おすすめBOOKS
  • とあるご縁でお会いする予定の稲泉さん、
    史上最年少で大宅壮一ノンフィクション賞など
    を受賞された人で、まさかお目にかかれるとは思って
    いなかったので、今から楽しみだ。

    ところで、この本、とっても重かった。
    企業経営の立場から読むと、とらえどころの
    ない事実を突きつけられ、呆然とする、という
    のが正直なところだ。
    今まで若手を理解していたように振舞っていた
    ことが恥ずかしい。
    それにしても、この本を読んで仮に彼らの
    実態や特徴をまとめたとして、一体企業に
    何ができるのか、途方にくれた、というのが
    正直な感想だ。そのくらい理解が難しい
    ということだ。

    それでも大きくわかったことは、僕の時代と
    違って「不安な時代」に育ち価値観が形成
    されていること、はあらためて心の底から
    わかったような気がした。

    本の詳細はこちら
    仕事漂流 ― 就職氷河期世代の「働き方」

     本誌は「情報誌を欲したのは誰か」という部分で
    次のような記述があり、面白い。

    -----------------------------------------------------------
    将来の仕事について自分の好きなことをやりたい、
    のと同じように、消費活動においても、みんなと同じでは
    なく、自分らしさを求められる時代が80年代以降来たの
    だが、これは人々が本当に望んでいたことなのだろうか。
    かつて大衆は自ら判断でいる幅が狭かった。判断する力は
    一定の時間をかけて身につくもので、進学や就職、結婚と
    同様に消費における「見抜き」も時間がかかる。
    私たちは行動の基準をもっていることは少なく、その合理的
    理由を外部に求めるのだ
    -----------------------------------------------------------

    僕の周りの人たちをみても、大きな判断を的確に
    できる人は本当に少ないと思う。僕の表現は
    決断力だが、この本によると、備わっている人は
    エリートなのだという。なるほどなあ、そうかも
    しれないなあ。

    本の詳細はこちら
    電通とリクルート (新潮新書)

     またまた敵を作りそうなタイトルだが、
    角川書店様からオファーをいただき、
    6冊目の著作が明日出版されることになった。
    角川書店様やサポートしてくれたスタッフには
    心から感謝しなければならない。

    今回のテーマは「業務経験」というものの
    価値を企業の立場でどう考えるか。
    即戦力という言葉の裏に、双方が採用段階で
    話し合うべき(考えるべき)重要な事柄が
    隠されている気がしてならない。
    少しネガイティブにとられてしまうかもしれない
    が、そのことに切り込んでみたくて、書いた本である。

    いつもどおり、書いたことは、現段階で、私が感じて
    いることであり、この時代、その内容そのものの賞味期限は
    どのくらいかは不明だが、極力根幹の問題を考えつもり
    なので、ぜひご一読いただきたく。

    本の詳細はこちら
    即戦力は3年もたない 組織を強くする採用と人事 (角川oneテーマ21 C 196)

     今日は、クライアント先で常駐しているメンバー
    との定期打ち合わせにでかけた。その中に4月
    入社の新人がおり、走り回っていたのを捕まえて
    15分ほど話をした。

    毎年のことだが、新人は今頃が最もモチベーションの
    落ちる頃で、彼女の表情を見てもそう思った。
    強い意欲で入社した彼らは、実際の仕事でほとんど
    役にたたないことで、自信をなくしたり、事実から目を
    背けたりするものだ。そして、年が明け、後輩の入社
    が見えると急に成長しだす、面白いサイクルだ。

    今日話したスタッフも、実は高い基礎能力と人間力を
    備え、競争率100倍以上の激戦を乗り越えてきた優秀な
    子だ。彼女には、佐々木さんの本のアドバイス07に書いている
    「優れたイミテーションを」を薦めたのだが、すでに
    リーダー格の先輩の文房具まで同じものを揃えて実践中だと
    言うので感心した次第だ。
    ここに書いてあることは「新人が仕事ができないのは
    能力の不足ではなくて、仕事の仕方がわからないだけだ」
    ということ。本当にそうだなあ、と思う。

    ところで、この本の著者の佐々木さんにお目にかかったのは
    去年のクリスマスイヴ。スタッフからこの話を聞いたときに小躍り
    して喜んだのを覚えている。今回の著作も、佐々木さんの
    深い愛情と経験と学びがぎっしりで、「僕にはとても書けないなあ」
    と脱帽。悩める当社の新人たちにぜひ読んでもらいたい本だ。
     
    本の詳細はこちら
     働く君に贈る25の言葉

     奇抜なタイトルの本だが、中身は実直な
    経営マネジメントについて、書かれており、
    基本的なことをきちんとやっている経営者
    ならではの良書だと思う。

    本の詳細はこちら
    手を挙げた人、全員内定。 ─冷めた若者をアツくする経営─

    今日は、著者の福原裕一社長にインタビュー
    という形でお会いできた。
    40歳過ぎたら顔は人生を語るというが、
    この上なく自然な笑顔の似合う人だ。
    経営者としては、一度大きな挫折をされたようだが
    そこで腐らずに大きなものを持ち帰ったような
    スケールの大きさを感じさせる。

    いろんなお話を伺ったが、人に対する尊敬の
    態度が最後まで崩れず、価値観もぶれない芯を
    感じ、「この人には多くの人がついていきそうだな」
    と感じられるような素敵な人だ。

    きっと人の良さを取り入れるのと、それを
    自分や組織に変換させる能力と、決めたことを
    続けることがとても得意な人なのだろう。

    自分の時間に進入してくる他人をこれだけの
    笑顔で迎えられる人物に私もなりたいものだ。

    人脈のストライクゾーン

  • 2010.10.18 Monday | category:おすすめBOOKS
  •  毎日新聞今朝の朝刊のコラムには、
    「この超氷河期にも引く手あまたの学生像」
    を書いて欲しい、ということで、「素直さ」という
    キーワードで記してみた。
    素直さは、学生という若さも手伝って大いに
    勘違いされるが、おじさま面接官の言うことを
    よく聞きそうな良い子ではない。
    むしろ好奇心旺盛であるがゆえにどんな違う
    意見も聞いてみたい、という心のストライクゾーンの
    広さである。この広さがそのまま人脈というか友人の
    広さになる。
    営業でも、コンサルタントでもできる人は相手を
    選ばない。ある意味変幻自在である。これを
    素直さと表現しようとしたのだが、ちょっと
    言葉のイメージとはあわないかな。

    岡田監督手記

  • 2010.09.23 Thursday | category:おすすめBOOKS
  •  文藝春秋10月号には、岡田前日本代表監督の
    手記が載っていて興味深い。やはりというか凄まじい
    集中力を要する仕事なのだなあ、ということがありあり
    とわかる。そのパワーと集中力たるやビジネスマンの
    比ではない。当たり前だが。
    文藝春秋の良いところは、恐らくインタビュー記事
    なのだろうが、淡々と飾らずに書き上げるところ。
    厚生労働省元局長村木さんの手記も読み応えがあった。
    ついでに言うと塩野七生 さんの「なぜ人々は、
    マスコミから離れるのか
    」も面白い。

    売らんがために、どんどん質を落とす
    出版界において文藝春秋は事実をきちんと伝えよう
    という点において数少ない書物だと思う。

    どの記事も、テレビのニュースより
    よほど勉強になるものな。

    本の詳細はこちら
    文藝春秋 2010年 10月号 [雑誌]

    僕の尊敬するライフネット生命保険
    社長の出口さんの新刊である。
    これまで、お話を聞く機会が何度かあり
    同じ内容のものもあるが、それでも、
    新鮮な衝撃を覚える(変な表現だが)。

    独立創業して、自分がちっぽけに思える
    ような人に何人か出会ったが、出口さんは
    まあ理想の上司という感じだ。
    僕は変態だから、こういう怖くて頭が
    切れて、器の大きい人の下で働くことが
    一番幸せだからだ。
    転職するとしたら間違いなく、出口さんの
    師弟を狙うだろうな(受からないだろうが)。

    35歳くらいまでの人たち、ぜひ
    読んでみてください。
    面白いですよ!

    本の詳細はこちら
    「思考軸」をつくれ-あの人が「瞬時の判断」を誤らない理由

    光文社の黒田さんのおかげで本日
    増田弥生さんにお会いすることが
    できた。
    本を読んで想像していたそのイメージと
    あまりにぴったりでびっくりした。
    そして、次々に繰り出す私たちからの
    質問に丁寧に答えてくださるその話し方も
    本のイメージそのものだった。
    こんなに自然に物事の道理を語れる
    人は珍しい。

    本当は僕の苦手としている部分(悩んで
    いる部分)が彼女の専門領域というか
    実績を上げているところなので、正直
    コンプレックスを心にしまいながら
    真剣に学ぼう、という態度で、とことん
    関心のあることを訊ねてみた。どの
    答えも、自然だが、プレッシャーを感じた
    のは、僕の未熟さゆえだろう。

    こんなに強いエネルギーをだしている
    人に会ったのは本当に久しぶりだ。

    ご本人は、有名になることは避けていらっしゃる
    ように感じたが、人事の専門家の間でかなり
    有名になってきた増田さんはしばらく
    引っ張りだこになるのではないだろうか。

    増田弥生さんの著書詳細はこちら
    リーダーは自然体 無理せず、飾らず、ありのまま (光文社新書)

    競争と公平感(大竹文雄)

  • 2010.05.10 Monday | category:おすすめBOOKS
  • 大阪大学で労働経済学専門の大竹教授の
    最新著書である。
    私たち日本人が本当は、競争が嫌いで、
    市場主義というものに感情的に反応し
    たり、女性のグラスシーリングがなぜ
    無くならないのか?などという興味
    深いテーマを論理的というか科学的
    場合によっては生物学的(?)に検証
    している。
    ノウハウ本のように答えをすぐに求める
    人にはお薦めしないが、気軽に原理原則を
    学びたい方には面白い本だと思う。

    競争と公平感―市場経済の本当のメリット (中公新書)

    昨夜NHKで若者の草食化について、
    肉食と言われる世代と若者がまあ討論
    するような番組があった。
    私は理屈ぬきに、「自分がわかいい」
    あるいは「競争を否定する」若者の
    意見にイライラしたが、よく考えれば
    自分だって、それほどガツガツ生きて
    きたわけではない。出演者が言っていたが、
    私たちの時代は「全員雑食系」というのが
    正解で、右肩上がりというのは、働く社会人
    を全体的に追い立てて、ご褒美もちゃんと
    くれるような良い時代だった。
    だから今の時代に生まれていれば自分も
    草食系かもしれない、などと思うことも
    ある。
    それはともかくこの本の話だが、
    新聞の記事を若者向けにまとめたもの。

    本の詳細はこちら
    負けてたまるか! 若者のための仕事論 (朝日新書)

    いつもどおり丹羽さんのお話は
    何の違和感もなく、受け入れられるのだが、
    さて今の若者はどうだろう?とNHKを
    見ながらそう思った。
    もうひとつNHK番組でとても違和感を
    感じたのは、当社の若手ではあまり
    見当たらないタイプばかりがでていた
    からかもしれない。
    そういう意味では、当社の若手は、
    今時ではなく、私にはやっぱり
    かわいいスタッフなのだ。

    旅館やホテルの再生で知られる
    星野リゾートの星野社長。

    この本には星野社長への取材を
    もとに彼の経営に対する考え方や
    参考にした本(教科書)、事例
    などがまとめられている。

    星野社長は「教科書どおりの経営」
    を実践しており、「自分の直感力を
    信じられない時に、教科書は自らの
    経営判断の根拠となり、自信を持って
    頑張る勇気を与えてくれる。」
    とおっしゃっている。

    ユニクロの柳井さんの著書同様、
    主張はいたってシンプル。

    ただし、徹底して「教科書通り」に
    忠実に実行するところが、他の
    経営者にはない強さなのだろう。

    直感で経営をしている私にはすぐに
    活かせることは少なかったが、これを
    機に「教科書」をもう一度読み直して
    みようと思う。

    本の詳細はこちら
    星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則

    I am here(宮里 藍)

  • 2010.05.05 Wednesday | category:おすすめBOOKS
  • 今週もPGAツアーで優勝し、世界ランク3位
    まであがった宮里藍選手は、これまたツアー記録
    を塗り替えた石川遼選手と共に、日本スポーツ界
    のホープだろう。

    実はこの本は2008年に出版されており、宮里選手が
    最悪の状況で、渡米後全く勝てないときに書かれた
    (というよりインタビューだろうが)ものだ。

    以前も書いたように僕は、偉大な成果をだした
    人がその雌伏のときというか不調の時のことに
    強い興味があり、華々しい結果を出したときには
    まあ新聞でも読めばいいや、と思う。

    宮里選手のような極めて高いものに挑戦し続ける
    人がどんな壁にぶち当たるのか、どういうことで
    心が折れそうになるのか、とても勉強になる
    1冊だったので、ご紹介する次第である。

    それにしても、この二人顔つきがもう違う。
    高い山に向かって強い意志で登っている
    そんな顔だ。だから大人がファンになる。
    若くしてそういうことをやっているすごさが
    わかるからだと思う。

    本の詳細はこちら
    I am here.―「今」を意識に刻むメンタル術 (角川SSC新書)

    著者は、尼崎出身のファッションデザイナー。
    彼女のブログを妹が編集して、挿絵も書いた
    らしい。家族中心に書いたこの本はなかなか
    面白い。
    もう少ししたら売れ出すのではないだろうか。
    そんな気もするようなテンポと味がある
    エッセイである。こういうのもセンスだろうなあ。

    本の詳細はこちら
    株式会社 家族

    思考の整理学(外山滋比古)

  • 2010.04.05 Monday | category:おすすめBOOKS
  • 伝統ある出版社の方から出版の
    お話をいただき、お話をしていた
    時のこと、
    「特に宣伝などせずに最初はヒット
     しなくてもじわじわ売れてベスト
     セラーなんて本を書きたいですね」
    などと私が何気に話したら紹介
    していただいた本がタイトルの
    外山先生の書物だ。
    なんでも東北のある書店の
    スタッフのポップから火がついて
    20年前に出版されたこの本は
    今年までに64版も増版されているという。
    東大、京大でも一番売れているらしい。

    一読して震えるほど面白い
    (まだ読んでいる最中です)。
    僕もこんなセミナーができたら
    もう本望だ。
    20年前にこういうことを
    書いているということと、
    たった数百円でこのような
    学びが得られることにいつもながら
    健康で勉強ができることに感謝したい
    気持ちになる、
    そんな良書のひとつである。

    本の詳細はこちら
    思考の整理学 (ちくま文庫)

    藤田社長の片腕として、新しい「働きがい」
    つくりに挑戦する曽山さん。数年前講演で
    ご一緒させていただいてから学ぶこと
    が多い。元々百貨店から転進されて、現場
    事業部の責任者から人事トップへ異動された
    曽山さんは、そのアイデアと実行力が魅力的な
    人だ。私も講演では、そのユニークさに司会
    をしながら聞き入ってしまった。
    この本には、そのエッセンスがしっかりと
    詰まっており、人事部で働く方にとって
    参考になることが多い。
    ぜひご一読ください。

    本の詳細はこちら↓
    サイバーエージェント流 成長するしかけ

    これは、山崎豊子さんの取材記録をまとめたもの。
    重なるものも多いが、読み応えがあった。
    一体全体彼女のような大きなテーマに数年間を
    かけて取り組むモチベーションはどこから来るのか、
    どんな人なのか?そんな思いで読んでみた。

    「体が捩れるほど苦しい」
    不毛地帯のタイトルが生まれるまで
    苦しみ実際にロシアのツンドラに出かけ
    生み出した、という。
    朝10時から夜中の1時まで毎日働く
    中身は徹底した取材のやり方なのだろう。

    不毛地帯を書いた後のインタビューで
    『今後不毛地帯を超えられなければ
    本を出すべきではない。どうぞ忘れて
    くださいませ、という覚悟を持っている。
    作家とは本来「飢えを自分に課す」そんな
    存在だと思う』と語っている。

    不毛地帯から沈まぬ太陽を書き上げる
    時代の中でますますモノとカネに走る
    国民性、倫理観の欠如する経営者に
    不気味な恐ろしさを感じる、という。

    うまく感想をまとめられないのだが、
    時代の課題に挑戦するその執念と
    信念に身動きできなくなるような
    そんな本だった。

    本の詳細はこちら↓
    作家の使命 私の戦後 山崎豊子 自作を語る (山崎豊子自作を語る 1)

    柳井さんはいろんな意味で時の人だから
    多くの出版社からオファーが来るのだろう、
    何冊か読んだが、「1勝9敗」以降あまり
    面白い本がなかったように思う。
    それは多分、この人の経営論がとてもシンプルで
    一般の人から見ると「あーそれだけですか」と
    いうような内容になりがちだからだろうと思う。

    でも今回は、僕にとってはヒントを得られる
    本だった。
    ドラッガーはきっとあるレベルの人に
    ならないと書いてあることが当たり前すぎて
    よくわからないのだと思う。柳井さんも
    大学から30歳代まではよくわからなかった
    と正直に書いている。

    僕も、勉強会その他で何冊も読んだはずだが
    正直に言うと、何も残っていない。
    「一応読んだ」ことにしておかないと
    恥ずかしい、という読書だったようだ。

    この本を読んで初めてちゃんと読めそうな
    気がしてきた。早速挑戦してみようと思う。

    本の詳細はこちら↓
    柳井正 わがドラッカー流経営論


    ちなみに私は1日2時間の勉強を今年の
    目標にしているが、今のところ毎週出来て
    おり、とても充実している。いろんな勉強
    方法はあるだろうが、今年は基本に立ち返り、
    原理原則を学ぶ1年にしようと思う。


    50万部を超えたベストセラー。
    雑誌のような軽さで読みやすく
    面白いので、1日で読めてしまう。
    常識の非常識という内容が多く、
    驚くと同時に、すぐにやめよう、
    とかやっぱり続けようとか生活の
    習慣にもいろいろ考えが至る。
    摘み食いはできそうだが、生活の
    指南をまとめているわけではない
    ので、要はどうすれば良いのかは
    わかるようでわからない(多分
    出版社のやり方だと思うが
    医師の書く文章というよりは
    インタビューを無理やりまとめて
    出版したというかんじだ)。

    本の詳細はこちら
    体温を上げると健康になる


    個人的には、この1年8%ほど体重も
    落ちて、体力がつき、想像力もでてきた。
    意識してやってきたことが実を結んだ
    ように感じて「しめしめ」という思いだ。

    それにしても、タバコの害の大きさは
    本当に信じられないほどだ。
    この先喫煙者は個人の嗜好では済まされない
    時代になるのではないだろうか。

    ちなみに当社は、事務所移転と同時に
    「No smoking policy」を宣言しました。
    オフィスも完全禁煙となり、就業時間中の
    喫煙を勤務時間とは認めない方針にした。
    スモーカーは辛いだろうが、いずれ彼らから
    感謝されるのではないか、などと勝手に
    思っている。


    このシリーズは思い入れがある。
    20歳代後半に「人事入門」
    「経済学入門」「会計入門」を
    職場の早朝勉強会などで輪読し、
    とても勉強になった。(タイトルは
    変っているかもしれないが)

    20年経って、この本にチャレンジ。
    いやあ、面白くてのめり込む、マーカーを
    手にしながら読み込むのだが、実際の
    経営がすぐにイメージされて、全然進まない。

    考えてみれば、この年まで、経営学の基礎すら
    学んだことがないので、学説、常識、各種理論
    が染み渡るように頭に入る。

    基本は「矛盾と発展のマネジメント」という
    現代企業経営のコンセプト。

    第3期を迎える「経営幹部養成講座」の
    上級編に良いテキストはないか、と捜して
    いたが、これはぴったりだ。ただし、
    面白すぎて、止まらないかもしれない。

    本の詳細はコチラ
    ゼミナール 経営学入門

    消費の変化から学ぶ

  • 2010.01.30 Saturday | category:おすすめBOOKS
  • この1年偶然堤清二さん、角川春樹さん、
    ユニクロ柳井さんなどの秘書や人事担当
    役員をなさった方々と知合う機会があり、
    こうした方々の話を間接的に聞く機会が
    あった。年が明けてからは、セゾングループ
    の本をまとめて読もうと思い、移動中など
    に楽しんで読めたので、ご紹介しようと
    思う。

    無印ニッポン―20世紀消費社会の終焉 (中公新書)
    堤清二/三浦展 共著


    ポスト消費社会のゆくえ (文春新書)
    辻井喬/上野千鶴子共著

    また少し難しかったが、変化の中で
    日本を理解しようと読んだこの本も
    また新鮮であった。

    日本辺境論 (新潮新書)
    内田樹 著


    幸福の方程式(山田昌弘他)

  • 2010.01.24 Sunday | category:おすすめBOOKS
  • もう10数年前のことだが、前職で
    人事担当常務以下主な人事部員総出の
    合宿があり、そこで
    「人事部は何のために存在するのか?」
    というミッションが議論された。
    2泊3日の合宿ででてきた結論は
    「人事部門は、社員の幸せに貢献する」
    というような内容だった。
    当時30歳代
    で、社内最大の事業部で目の回るような
    毎日を過ごしていた私はこれを聞いて
    「何だこれは?」と噴出しそうになった
    のを覚えている。

    さて、今回の本は「幸福の方程式」で中大の
    山田先生と電通の袖川さんたちの共著だが、
    こんな私が大真面目でこのようなタイトルの
    本を手にするほど「幸せ」は時代のキーワード
    だと思う。

    詳しくは、ぜひ読んで欲しいのだが、
    その法則は「時間密度」「手ごたえ実感」
    「自尊心」「承認」「最良の自由」に
    分かれており、一つ一つは語られている
    ことではあるが、全体としては、確かに
    職場で生きる我々全体に共通する面白い
    着眼点である。
    多分「企業組織」を考える上で、特に
    40才後半以降の方にとってはとても
    役に立つと思う。

    本の詳細はこちら
    幸福の方程式 (ディスカヴァー携書) (ディスカヴァー携書 44)

    ICUの八代先生の最新著作、とっても
    面白かった。文字通り経済学というか
    定量化されたデータやインタビューなど
    から日本の労働市場の現状分析と経緯
    そしてその問題点と改善の方向性が
    コンパクトにまとめられている。

    企業内組合や人材調達、育成方法が
    高度成長期の日本企業(特に大手製造業)
    にとって、人材不足からやむを得ない方法
    であったこと、そしてそれが労使双方に
    合理的であったことがよくわかる。
    同時に、それらの前提条件がほぼ代わり、
    単なる既得権となっていることに問題指摘を
    されている。

    この本は、企業の人事部や人材ビジネスで
    働く若手や経営幹部となり、労務問題を
    学ぶ人には最適な本だと思います。

    本の詳細はこちら
    労働市場改革の経済学

    先月お会いできた佐々木さんの著作。
    これは、上司向けというより、20歳代
    30歳代のAクラス社員に読んでほしいな。

    多読家に仕事のできる人はいない、
    などというのはなかなか言いづらい
    ことだが、私も賛成だ。
    本が好きな人は実践に弱く、すなわち
    人間的には魅力のない人が多い。
    また、悪い意味で素直すぎて、本に
    書かれたことを信じて疑わない
    人が多いように思う。
    そうでない人は、多読していても、
    そのことを人に言わないのだと思う。

    また、とってもユニークなのは、
    佐々木さん流の上司とのコミュニケーション
    方法、部下とのものも面白いが、この人は
    味のある人だなあ、と思う。

    「30歳でたつ、35歳で勝負は決まり」
    もまあ賛成だ。社内外を見ていても、
    30歳での生き方のベクトルで大体
    わかるな、と思う。
    ただし、言わしていただければ、私は
    例外の晩熟型である。30歳時点の
    上司は東大出のエリートだったが、
    はっきり「お前はダメだ」と何度も
    言われたが、おめでたいことに、何が
    だめで、どうしてだめなのかまったく
    わからなかったので、悩むことも
    諦めることもなく30歳を通過できた
    のだろう。これを自分では素直で
    あったと解釈しているがどうだろう。

    本の詳細はコチラ
    部下を定時に帰す仕事術 ~「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵~

    勝負脳の鍛え方(林 成之)

  • 2010.01.07 Thursday | category:おすすめBOOKS
  • クライアントの人事部長との会食で
    薦められた本をようやく読めた。

    これは面白かった。
    仕事にしろ、スポーツにしろ
    「今日は調子が良い」とか
    「今日はイマイチ」あるいは
    「どうしても難しい本が読めない」
    などと思う「調子」が脳に随分関係し、
    それが心に関連し、運動神経とは
    科学的にいうと随分間違って理解
    していたなあ、と思うことが続々で
    一気に読めてしまう本だ。
    所謂目からうろこというやつだろう。

    会食の場では、勝田コーチも同席
    していたので、立場上いろいろ試せる
    こともあり、さらに興味深い。

    できれば、もっと詳しく学びたいと
    そんな気持ちにさせる良書だと思う。

    本の詳細はコチラ
    <勝負脳>の鍛え方 (講談社現代新書)

    この人はデータと俯瞰的な視点で
    モノを言うので、凡そは説得力があり、
    講演でも人が集まるし、本が売れるのは
    そういうところに魅力があるからだろう。

    この本で竹中さんが言うことは危機感に
    満ち溢れ熱い。テレビの討論番組などより
    よほど面白いので詳しくは読んでいただき
    たいが、僕が面白かったのは、「なぜ官僚
    に立法を任せることが問題なのか?」という
    部分で、その大きな理由のひとつが年功序列
    と終身雇用という人事制度にある、という
    点だ。官僚が、組織を増殖させる理由は
    ここにあるのだという。
    人事はやはり国の単位でももっとも大事な
    ことなのだなあ。

    祖国再生(瀬島龍三)

  • 2009.12.23 Wednesday | category:おすすめBOOKS
  • 13年前に刊行されたものの文庫版がでた。
    不毛地帯のモデルと言われる瀬島さんと
    各界の一流人が経済、政治、教育
    などをテーマに、日本の将来を語らう、と
    言った形式の内容だ。
    実に面白い。面白いというのは、一流の
    目利きは、時代を超越して、本質を
    読み当てている部分が多く、驚くばかり
    であるし、その背景に本当によく勉強を
    しているなあ、と感心することが多いからだ。

    この対談の中では、「明治以降の歴史」が
    引合に出されることが多いのだが、歴史
    そのものというよりは、今の時代に通用
    する何かを抉り出すような学びと想像なのだ。

    こういうものを読むと遊んでいる場合では
    ないなあ、と身が引き締まる思いである。

    本の詳細はコチラ
    祖國再生 (PHP文庫)

    何かと話題の林先生の最新著作。
    内容は意外と地味で、医師らしく
    なぜどうしてそうなのか、をわかり
    やすくまとめており、勝手な想像だが
    長生きの秘訣がわかったような気がした。

    次は、北京オリンピックの水泳チーム
    の強化に貢献したと言われる
    「勝負脳の鍛え方」を読んでみたい。

    本の詳細はコチラ
    脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書)
    <勝負脳>の鍛え方 (講談社現代新書)







    以前ここでも書いた5冊目の著書が
    本日幻冬舎さんから出版された。
    今度は、本の帯に私のニンマリ写真が
    大きく写っているので、自分で購入
    することはさすがに恥ずかしくて
    できない。

    まあそんなことはどうでも良いが、
    今回は、今までの中でも一番ホンネで
    真面目に時間をしっかりかけて作り
    あげたものだ。文章そのものの品質は
    お恥ずかしいレベルだが
    訴えたい内容は、経営者目線であり、
    この10年間の集大成のつもりで
    書いた。

    聞くところによれば、幻冬舎の見城社長も
    読んでくれたそうだ。
    経営者の方、人事トップ、経営幹部の
    皆さんに読んでいただければ、と思う。

    一方で、現時点での私の考えであり、
    指南書でも何でもない。
    書いてある私の主張そのものよりも
    なぜそう思うのかが伝わればなあ、と
    思う。

    なんだか恐ろしい本を読んでいる
    奴だなあ、と言われそうだが、
    これはこれで面白かった。
    副島さんの本は、激しいものが多いが
    今回は、あの植草さんの逮捕、起訴の
    カラクリを二人が語る、という形式。

    小泉、竹中さんが悪者になっていて、
    国家権力の構造を被害者の立場で
    かなり具体的に書いている。

    まあこういうことの真実は、よく
    わからないし、思い込みは危険で
    あるが、双方の意見を知りながら
    自分なりの解釈を持っていくことは
    大事ではないかな、と思う。

    本の詳細はこちら↓
    売国者たちの末路



            

                     

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