人事採用コンサルティング・アウトソーシングの(株)トライアンフ代表 樋口弘和のオフィシャルブログです。

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ここ数日寝る時間を削って夢中に
読んでしまった、それくらい迫力が
あり、のめりこんだ。
内容は、江副さんの獄中記録に基づく
告白本といったら正しいだろうか。

彼も前書きに書いているように、
あくまで一方的な「真実本」だが、
それでも、検察の言動、マスコミの
権力には、背筋が寒くなるところが
いくつもある。

出る杭は打たれる、ということも
世の中の真実なのだろうか。

本の詳細はこちら↓
リクルート事件・江副浩正の真実

発売と同時に、贈っていただいたものだが、
久しぶりにしっかり読んでみた。

とても基本的なことだが、中身の濃い
リーダシップ論で、夢中になる。

多分これからの時代の私たちの組織運営の
仕方の主流になるようなヒントがいくつも
ある。何度か読んで、自分の頭で具体化して
みよう、と思える良書だ。

それにしても中竹さんはぶれない芯の
強い人だな、そのことが一番強烈な
印象として残った次第だ。


本の詳細はこちら↓
リーダーシップからフォロワーシップへ カリスマリーダー不要の組織づくりとは


新聞に大きく載っていたので、
早速買って読んだ。

ユニクロの成長や業績がすごいので、
僕でなくとも、思わずそのヒントが
欲しくて手にとってしまうかもしれ
ないが、普通の人が読んでもあまり
得られるものがないなあ、というのが
僕の正直な感想。

経営姿勢についていえば、やっぱり
すごい!の一言。だけども、それは、
言葉にすると単純なことなので、読み物
としては、響かないかもしれない。

柳井さんは、自社の経営を採点すると
70点であり、常に100点を目指して
仕事をしている、らしい。すべてはこの
一言に集約されるだろう。

僕は、柳井さんが言う様に「普通の(ダメな)
経営者は、自己採点が甘いか、100点を目指さない
かどちらかだ」の部類に入ることが明らかで、
もう頭があがらない。

前著「1勝9敗」でもそう感じたが、柳井さんは
,箸海箸鷙佑┐
△箸海箸鶻悗
とにかくやってみる
ことで、あそこまで大きな事業を作ったのでは
ないだろうか。


本の詳細はこちら↓
成功は一日で捨て去れ

無理(奥田英朗)

  • 2009.10.12 Monday | category:おすすめBOOKS
  • 久々の読書感想文の割には、あまり知的な
    ものでないのがイマイチだが、以前も
    ここで書いたとおり、私は奥田英朗さんが
    好きで、毎回楽しみにしている。

    小説としての完成度というかストーリーの
    盛り上がりは、さほどでもないのだが、
    何といっても現代という時代を風刺するが
    ごとく選ばれた主人公の考えや生き方が
    すこぶるリアルで面白く、引き込まれて
    止まない。

    今回は、小さな町が合併した地方都市の
    やるせなさを成熟時代を迎えた日本の
    姿として描いており、正直気が重く
    なるような小説だ。

    だけど、結構あたっているような
    描写が多く、やっぱり面白い。
    せっかくの休みをほとんど使って
    この分厚い本を読んでしまった。


    本の詳細はこちら↓
    無理

    運命の人 (山崎豊子)

  • 2009.05.31 Sunday | category:おすすめBOOKS
  • 不毛地帯、沈まぬ太陽、華麗なる一族、
    大地の子、白い巨塔など山崎豊子さんの
    本は、中学生の頃から読み始め、今も出版
    と同時に読み漁る。

    恐らくどのテーマでも、10年単位の
    取材と研究を重ねるのだろう、小説とは
    思えない迫真の場面が多く、引き込まれる。
    お金をだす価値のある間違いのない1冊だ。

    運命の人 はまだ第3巻までしかでていないが
    「国民の知る権利」が大きなテーマであり、
    裁判のやりとりは、迫力満点だ。

    内容とは別だが、僕は、山崎さんの
    小説のタッチが好きで、落ち着く。
    何か司馬遼太郎にも共通するような
    多くの読者が引き込まれる独特の
    ものがあるのだろうなあ。


    本の詳細はこちら↓
    運命の人(一)

    WORK(Joshua Halberstam)

  • 2009.04.19 Sunday | category:おすすめBOOKS
  • この本ディスカバー21社より日本語タイトル
    「仕事と幸福、そして人生について」
    として出版された。


    「仕事と幸福、そして人生について」

    著者ジョシュアさんは哲学者であり、
    一方で大手企業の経営コンサルタント
    であるらしい。

    「働く」ということについて、実に奥深い
    内容だ。そして、本当にご尤もな内容で
    あるものが多い。この本は、20歳代の
    将来有望な若手に読んで欲しいものだ。

    キャリア目標
    仕事のやりがい
    ワークライフバランス
    等について、表面的な言葉の解釈が
    如何に危険であるか、を諭し、
    人生の意味と仕事の意義を限りなく
    関連させながら論じている。

    僕も、このくらいの本が書けるように
    精進したいものだ。

    俺の考え(本田宗一郎)

  • 2009.04.13 Monday | category:おすすめBOOKS
  • 自分の著書も含めてだが、目まぐるしく
    発刊されるビジネス書には少々辟易して
    きて、大手書店に行く回数も随分減ってきた。

    その代わりといってはなんだが、街の渋い
    本屋に良く行く。行きつけの本屋が数件あり、
    いずこも親父(経営者だろう)の嗜好がはっきり
    していて面白い。そういうところで古い単行本
    を手にすることが多くなった。週末はなるべく
    読書三昧だ。

    この本の出版は、1963年だから僕がまだ5歳の時だ。
    時代は古いが、まっとうな経営者の真髄は
    いつも変わらない。

    例えば、本田さんは「WLB」についてもこう触れている。
    「経営者に一番大事なことは、従業員が幸せを考える
    こと、道具のように使ってはならない。また働き手も
    生活をエンジョイするために働くべきである」

    例えば「向上心」についてこんな風に言っている。
    横になって寝そべってばかりいる連中は、それは
    怪我もせず、動き回ってあちこちケガをするような
    者たちを嘲笑したりする。ところが仕事において
    大事なことは、そのケガから学ぶことなのだ。
    座ったり寝そべったりしている連中には、こういう
    ことが一生わからない。」

    仕事頭がよくなるアウトプット勉強法

    ライブレボリューションの増永社長は
    採用・評価について、貪欲に勉強し、
    ユニークな経営を実践している尊敬
    すべき経営者だ。私は、自社の会社説明会
    で「自ら経営をしない人事コンサルタント
    は詐欺同然である」とこき下ろした後で、
    そういう観点で目標の一人として彼の
    名前をよく挙げたりしている。

    なんと言っても濃い時間の過ごし方を
    しているので、お若いのに、学んでいる
    量と質が違う。

    この本では、そんな彼の考え方や
    実践例が紹介されており、面白い。
    僕が読んでいて、「おっしゃるとおり!」
    というようなことがほとんどだが、
    いくつか「そうか、なるほど!」という
    こともあり、随分とわかりやすく書く
    ことを意識されたのだろうと感じた。

    具体的な方法がいくつも載っているが、
    読者が表面的なモノマネではなく、
    どうして増永さんが
    そういう方法をしているのかを
    考えてながら学ぶと栄養がいっぱい
    になる本だと言える。

    新聞・TVが消える日


    僕はITオンチというかネットオンチで、
    音楽にもゲームにも興味がなく、
    部下のマネージャ連中からもバカにされているが、
    ビジネスの変化におけるネットの力は誰でもが
    認めるように恐ろしいものがある。

    米国では、新聞社が、淘汰され始めたが、
    同じように広告収入の減少に見舞われて
    いる日本の新聞社の実態を勉強しなければ
    と思い、この本を手にとった。

    米国と日本のビジネスモデルの違い、
    資本関係の違いから現状に差がついている
    こと、またなぜテレビがコンテンツを
    再利用しないのか、音楽コンテンツと
    何が違うのかなど、その法律背景、
    技術的な背景がよくわかった。

    改めて、IT技術に伴う世の中の
    激流の速さと激しさに驚いた、と
    いうのが正直な感想か。

    今の時代トップから新人まで勉強しないで
    のんびりと生きていける時代ではないなあ、
    と改めて身がひきしまった本である。

    化粧する脳(茂木健一郎)

  • 2009.03.23 Monday | category:おすすめBOOKS
  • 化粧する脳
    いやあ、時間が経つのを忘れるほど面白かった。
    テーマが、私の採用、教育にとても近いのと
    提唱するメタコンピテンシーのうち、自己認知
    についての深い解説があり、貪るようにして
    読んでしまった。そうは言っても、内容は
    簡単ではなく、軽い読み物というよりは、
    講演をわかりやすくまとめあげた感じだ。

    自己認識が高い人は、共感性も高い。
    このことは、人間だけではなく、動物
    でも検証されるそうだ。

    女性がなぜ化粧するのか、僕も茂木さんと
    同じで心のどこかで「なんでそんなことに
    毎日時間をかけるんだどう?誰もそんな細かい
    ところ見てやしないよ」と思っていたが、
    これからは、そうは思わないだろう。

    テーマのひとつに、「心にも化粧をしよう」
    ということがあると思うが、本当にその
    とおりだと思う。

    人材採用、人材開発関係者の皆さん、
    お勧めですよ。

    金融無極時代を乗り切れ!

    威勢の良いタイトルの本が文芸春秋から出た。
    タイトルは激しいが、中身はいつもどおり
    よく勉強している丹羽さんらしく、世界中の
    問題点や現象をわかりやすく解説し、自説を
    強調している。

    何度かここにも書いたが、丹羽さんは僕にとって
    永遠の理想の上司。もちろんお会いしたことは
    ないが、高い倫理性と高潔さ、そして恐らく部下には
    逃げ場を与えぬ厳しさ。要は男らしいのだ。
    こういう人の下で働けたら給与などいらないだろう。
    (食うには困るが気持ちとして)

    また生き方としても、丹羽さんや和田中学の
    藤原さんのような志の高い人に憧れるし、
    自分にそういう度量があれば、爪の垢でも
    せんじて飲みたいものだ。

    ところで、この本、深い考察というわけでは
    ないが、世界や日本のあらゆる問題点を
    とてもわかりやすくまとめてあって、とても
    参考になった。ぜひお読み下さい。

    (タイトルと中身はほとんど関連ありません)

    実は、この本を購入したのは3週間前である。
    読み終わるのに、3週間かかった。別に内容が
    難しかったり、英語で書いてあるわけではない。
    今までの彼の書籍とダブル部分も多い。

    今回は、理解しないと進まない、
    あるいは、自分でよく考えて思考
    の足跡を残しながら読んでみた。

    結果えらくしんどかった。
    如何に今まで気軽に読んでいたかが
    よくわかった。

    そろそろ「知ってるふり」
    「勉強しているふり」読書を
    やめようと思っていたので、
    その訓練のまあ第一歩というところか。

    でも、考える行為は気持ち良い。
    僕の場合歩きながらが一番頭が
    活性化し、その後コーヒーを飲んで
    まとめる、というのがスタイルに
    合いそうだ。

    これは大前研一さんの新刊だが、なかなか
    進まない。なぜならば、内容が辛口で、結構
    グサっとくる場面が多く、落ち込んでしまうのだ。

    自分が如何に何も考えていないかを思い知らされて
    ページをめくる気力も失っていくようだ。
    情けない...

    こういうときは、録画したラグビーでも鑑賞して
    逃げるに限る。そして、また心を新たに挑戦する。

    こんなことを繰り返しながら一体全体それだけ
    進歩しているのやら。

    金融大崩壊(水野和夫)

  • 2009.01.07 Wednesday | category:おすすめBOOKS
  • 「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」
    は正直難解だったが、これはとても読みやすく
    それに加えて、マクロとグローバルの視点で
    今起きていることの本質が
    私のような者にもよく理解できた。
    もちろんこの手の本は、半分は疑いながら
    読むのだろうが、それにしても、
    明快で気持ちが良い。

    新書にするのがもったいない。
    これは売れるだろうなあ、と思っていたら
    すでにベストセラーのようだ。

    この本、すべてのビジネスマンにお奨めです。
    700円ですが、何百倍の価値があります。

    年末年始に時間のある方にお奨めの本である。
    この時代の変り目に、あの日本の成長を実感
    した高揚の日が舞台であるところが良い。
    奥田さんの本は好きでほとんど読破していると
    思うが、久々の大作に途上めげそうにもなったが
    これは面白かった!渾身の力作だと言える。
    イデオロギーの戦い、官僚組織の戦いが一体感を
    生む東京オリンピックの裏側で進行する。
    50歳代だけでなく、20〜30歳代の人が読んだら
    面白いだろう。時代の変化が如何に早いか、
    中高年の本質を知ることもできるだろう。

    働く過剰(玄田有史)

  • 2008.11.09 Sunday | category:おすすめBOOKS
  • 東京大学社会科学研究所助教授の玄田さんの
    書かれたこの本は2005年出版でデータや
    研究結果は多少古さを感じるが(それだけ
    労働市場の変化が激しいということだ)、
    テーマを誠実に検証し、しっかりした
    データの分析でものを言っており、流石だ。

    面白い指摘が二つあった。
    一つは、勤続年数に関する常識に関することだが、
    所謂団塊の世代前後があまりにも、長期勤続の
    データを集中的にもっているために、最近の
    若者の早期離職がハイライトされているが、
    データで見る限り、むしろ今のマネジメント層
    (つまり団塊世代前後)の長期勤続のほうが
    異例であること。

    二つ目は、「やりがいのある仕事」の検証
    東大の実験によると、やりたい仕事を途中から
    変えたほうが結果的に「やりがい」にたどり着く
    可能性が高い、と言う。
    つまり「やりたいことを追求し、実現できる」
    一部を覗いて、付与の仕事の中でやりがいを
    見つける人が20-50歳までで一番その
    可能性が高いというのだ。
    一方で、そもそも仕事にやりがいをあまり求めない
    人は、それはそれで、やりがいをつかめない。

    「仕事のやりがい」
    「自分探し」
    については、社会的に議論の多いところだが、
    僕自身は、頭の中が整理できて、とても
    すっきりした。

    人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか
    水野 和夫 (著)




    この本は、2007年の経済書ではかなり
    話題になった本だが、私にとっては難解で
    2ヶ月ほどかけてようやく読めた。

    水野さんの論調はデータによる分析で、
    シッカリ読むとなるほど、と思えるが、
    その数的根拠を理解するには、僕の頭
    の出来は硬すぎて何度も読み返す
    ことを繰り返した。

    それはさておき、やはり多くの一流経営者が
    読む本は違う。このくらい事実とデータで
    過去と現状分析をする本を私はあまり知らない。

    非常に怖かったのは、ドメスティックな国内
    企業に未来はないだろう、ということ。
    反面インターナショナルな企業は多くの
    リスクを伴うこと。
    同時に、通説や一般論が大変危険な時代であること。
    変化の乏しい期間が長ければ長いほど企業リスクは
    高まっていること。

    いずれ時間が解決する(良いときが来る)と
    考えてはいけないこと。

    国という単位での発想がもう通用しないこと。

    たくさんの新しい常識をいただき、正直
    食傷気味である。

    日本経済を襲う二つの波
    ―サブプライム危機とグローバリゼーションの行方
    リチャード・クー (著)



    何度かここにも書いたことだが、この1年で
    起きた金融危機で自分の金融オンチを身に
    沁みてあわてて勉強し直している今日この頃
    というのが正直なところだ。

    そういう僕にとって、この本はわりとわかりやすく
    (少々しつこい嫌いはあるが)勉強になった。

    円高、円安が、政治や国益とどう関係しているのか。
    歴史が何を証明しているのか。
    日本のバブルとその後の経済政策など
    今までの僕の常識が吹き飛ぶことが多々あった。

    それは多分クーさんが「バランスシート不況」化で
    公共事業などの政府による積極的な財政出動論者であり、
    日経新聞、朝日新聞との論調が染み付いて
    いる僕へ大きな刺激になったということだ。

    それにしても、改めて恐るべしは
    「グローバリゼーション」というやつである。
    当社のような小さな事業も、こうこれからは
    世界を勉強せずにはいられない。

    僕は、大前研一フェチなので、彼の新刊は
    大概すぐに購入するが、今回はタイトルを
    見てさすがにひいた、というか最初は本屋で
    買うのを躊躇った。

    ところが読み始めて見るといつも以上に
    面白い、特に最近の大前さんは以前のコンサル然
    としたところが減り、毒舌がより目立つようになり
    痛快である。

    学ぶべきことはきりがなくここに書くことは
    できないが、これは、20歳代の若手が読む
    本だな、と思う。再生の見込みのないおっさんが
    読んでも暗くなるだけだ、むしろ若手が良い。
    反面教師みたいなものか。
    いずれにしても、中身は満載でざっと10万円
    くらいのセミナーの価値はあるわな。

    でも彼も言うように、ここに書かれている
    ことももうすぐ古くなるだろう。
    そのくらい時間の流れが速い、異常である。

    それにしても大前さんは
    本当によく勉強し、よく遊び、その知識と
    思考で世の中のビジネスマンをリードしている
    心から尊敬すべき人だ。
    お会いしたことはないが、未だに何で都知事選に
    でたのか、いうか政治家を目指したのか
    (その大きな志はわかるが)
    どう見てもちがうだろうなあ、と思うのと、
    マスコミにあまり登場しないのは、これだけ
    日本のマスコミをコケにしたら呼ばれないわなあ、
    ということがわかり、やはり痛快な人だと思う。

    NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」
    は好きな番組で時間が合えば割と見るのだが、
    その司会者の茂木さんの本を始めて読んだ。
    軽いタッチで読みやすく、若手から管理職まで
    勉強になる面白い本だ。

    最初にでてくる「効率的な勉強法法」はレベルは
    違えど私の持論と全くいっしょ。
    要は集中力のクセづけとでもいおうか、
    そういうものの重要性を言っている。

    情報のインプットと勉強については、ネットの
    重要性も訴えている。そういえば最近ネットを
    軽視する発言が多いため、仲間からお叱りを受ける
    ことが多い。「お前はネットの本当のすごさを知らない
    クセに知ったようなことを言うな!」と。
    タダで真実が読める情報の検索は
    もう一度チャレンジしてみようと思う。

    最後に脳の構造から説く「ミラーニューロン」と
    「安全基地」の話はとても興味深い。
    若いスタッフのキャリア支援に悩む私には
    染み入るように理解できた。
    管理職の変らぬミッションが改めて深く
    理解できたようだ。

    金融オンチの私は、周りの多くのお誘いにも
    関わらず、投資と名のつくものはおよそ縁が
    なく、従って不勉強であった。自らがそれを
    事業領域にいれることはないだろうが、その
    基本構造がわからないと営業戦略がたてられない
    世の中になり最近はそんな本ばかり読むように
    なった。

    この本は、金融や為替の専門書でなく、
    (前半は為替の歴史中心だが)榊原さんが
    いろんな論文や書籍から紐解く「世の中の変化」を
    割とわかり易く書いてくれている。
    正直言って内容の1/3くらいしか理解できなかった。
    一方で円の為替レートが国益にどう影響するのか、
    エネルギーや資源の枯渇問題と関連して全体的な
    傾向はわかりやすい説明で、、何度も読み込んだ。

    彼が引用する本や反論するものをもう少し
    勉強して、当社や顧客の事業基盤がどう変化
    するのかを勉強してみようと思う。

    仕事がうまくいく自分の創り方
    小笹芳央 著


    実はこの本を読むのはもう4回目になる。
    創業当時からモノを教わることの多い
    小笹さんはずいぶん出版もされているが、
    この本は格別に面白い。恐らく彼自身
    が渾身の思いで書いたのではないだろうか。

    同業でありながら短期間にあそこまで会社を
    成長させるその源がぎっしりという感じだ。
    またコンサルタントとしても圧倒的な勉強力
    を感じ、自分を戒めるときに読む本である。

    創業10年経ったときに、ご挨拶に伺ったが
    彼自身も「あの本は息子に進呈したい」と
    おっしゃていたので、その気持ちがよく
    わかるような中身の濃い力作だと思う。
    彼の凄さは、私の訪問に多忙な時間を
    割いてくれる度量だけでなく、このような
    経営の本質を堂々と開示することになるので
    はないだろうか。
    リクルートの数多いOBの中でも尊敬する
    経営者の一人としてこれからも輝いて
    ほしいなあと思う。

    旅の極意 人生の極意
    大前 研一 著


    あの大前さんらしい本だ。
    とても痛快な自己主張と
    大前ツアコンダクターの案内の
    面白さよ!という感じだ。

    先送り人生を否定する大前さんの
    ルーツが大学生の添乗員アルバイト、
    さらには小学生まで遡り、その好奇心
    から見知らぬ土地への憧れがあることが
    わかり、やはりものがちがうなあ、と
    関心させられる。

    でも、僕は決心した。
    これからの旅は、彼のアドバイスを
    素直に聞き入れて実践してみよう!
    違った人生が見えてくるように思うから。

    国富論(原丈人)

  • 2008.09.21 Sunday | category:おすすめBOOKS
  • 21世紀の国富論
    原丈人 著


    シリコンバレーの成長初期から現在まで
    見ている著者の提言は「とにかくすごい」。
    考古学を志した著者がなぜベンチャーキャピタル
    を経営したのか、経済的困窮を極める発展途上国
    への支援、投資に身を投じているのか。
    とにかくこんな日本人もいろんだ!
    という感動。関心の連続だ。

    彼のすごさは、淡々とした物言いが
    シンプルで、ナットクできるところ。
    国際的な話や通信手段としてのコンピュータ
    の発展系などはイマイチよく理解できなかった
    が、その経営論については心から勇気づけられた。

    要は会社は株主の為でなく、社会に役立つこと、
    当然社員が育つこと を堂々と展開しており、
    その視点にぶれはない。また、彼が関わった
    上場成功の億万長者数百人がカネのチカラで
    は誰一人幸せになっていない、ということも
    やはりそうか!と思わず手を打った。

    伊藤忠商事の丹羽さんが推薦するだけの本である。

    ひきこもれ

  • 2008.09.03 Wednesday | category:おすすめBOOKS
  • ひきこもれ―ひとりの時間をもつということ

    「共同幻想論」等で有名な思想家 吉本隆明さん
    の本である。

    「時間を細切れにされたら、人は何者にもなる
     ことができない」

    「コミュニケーションが上手で社会性が
     高い人ばかりが評価されて良いのか」

    「ひきこもることで自分との本当の会話ができる
     他人にそれを伝えるのは二の次でよい」

    読みやすい本である。

    私など与えられた脳味噌の5%も使っていない
    だろうと劣等感も感じるが、異常な量の情報に
    「考えるふりしかできない現代人」にとって
    とても有用な本だと思う。

    僕も若手の育成を通じて、情報のコピー
    (cut & past )を厳しく戒め、また
    「わかったふり」をとことん追いこみ、
    人事専門家として恥ずかしくない
    知的生活をしたいと思う。

    事実を歴史から学ぶ

  • 2008.08.07 Thursday | category:おすすめBOOKS
  • 誰も知らない世界と日本の間違い
    松岡正剛著 春秋社

    読み応えのあるこの本をようやく読み終えた。
    前回セイゴオ先生の紹介をした時も書いたが
    面白いと同時に無知な自分が恥ずかしくなる。
    この本も講演(授業?)記録のようだが、
    面白いお話の中でも気楽には決して読めない。
    なんどもなんども読み返すようにしてようやく
    終わった、と言う感じだ。

    考えてみれば、私の歴史観など
    大学受験の日本史と世界史の丸暗記と
    NHK大河ドラマやドキュメンタリの知識
    くらいのもので、この程度で偉そうに
    ブログを書いているのがお恥ずかしい。

    セイゴオ先生は、独自の視点で、歴史を
    日本、アジア、欧米、中近東と交差させ、
    誰が何を考え、戦争や独立やいろんな事象が
    起きてきたかをとてもわかりやすく教えてくれる。
    人間が何を考え、どういう行動にでると
    世界や社会に何が起こるのか、という解説書
    のようなものだ。

    そしてそのことが今の社会やビジネスに
    とても勉強になる。
    物事を大きくとらえる勉強は、短い一生で
    本以外から得ることはとても難しい。
    セイゴオ先生が何十年も研究したことを
    1冊の本(しかも1800円!)で読めるとは
    この上ない幸せではないだろうか!

    忙しさを理由に本から学ばない人が多い。
    それは悲しいことだ、経験やネットでは
    得られない本物の事実や学説をきちんと
    理解しなければ、とても寂しい人生だと
    思う。

    50代からの選択

  • 2008.07.29 Tuesday | category:おすすめBOOKS
  • 50代からの選択(集英社)−大前研一−


    こんな本を手にしたことは年がばれて
    恥ずかしいが、意外と楽しく読めたので
    紹介しようと思う。
    できれば20−40歳代の人が読むのが
    勉強になる。

    大前さんという人はコンサルタントの
    お化けのような人で、新書を読むたびに
    勉強になると同時に、強烈な劣等感を
    もってしまう人だ。
    ところがこの本を読んでイメージが変った。
    彼は恐らくとても純粋で当然頭の良い人だが、
    一方で単純だなあと思うところも発見した。
    (大変失礼だが)

    多分この本はインタビュー形式のまとめで
    彼が書いた物ではないだろうし、前半は
    いつもの彼の主張で国の将来への思いが
    前面にでる。後半から面白い。
    言いたいことを言う彼の言葉がそのまま
    載っており、痛快である。実際何度も
    大笑いして読んだ。

    35歳から40歳の人が真剣に読むと
    良いと思う。もちろん40歳台の人も。
    大前さんの良いところは凡人と発想の
    違うところで、「そうは言っても..」
    ということが多いが、でも難関というよりは
    「それはそうだよなあ」ということが多く
    とにかく楽しいし、ふと考えさせられる
    お土産が満載である。

    最大のお土産は
    「人生をリセットしないさい!」
    であろう。

    人を生かす 

  • 2008.07.27 Sunday | category:おすすめBOOKS
  • 人を生かす -稲盛一夫-

    京セラの稲盛さんが盛和塾の会員との
    質問に真面目に答えたその問答集の
    ようなものだ。

    お勧め本としてここに書いたが
    本当はお金を出してかったら
    良いですよ、とは思えない。
    なぜならば休日も寝れないほど悩んで
    いる人以外は理解できないからである。

    今回改めて思ったのだが、人を生かす
    というような経営の極意は、成功者が
    言葉で表すとあまりに単純すぎて
    「わかったつもり」になりがちである。
    でも本当の稲盛さんはあーでもない、
    こーでもない、と悩みに悩んで得た答え
    なのだと思う。悩みぬいた後の稲盛さんの
    成長&成功の要因はトレードオフと
    バランスの微妙なところにあり、それは
    こういうケーススタディでも表現しきれない
    のだ。だから、本という方法で世に出すのは
    如何なものか、とも思う。(勉強することを
    広く知らせる趣旨に反論するわけではない。)

    ここに登場するのは2代目の甘ちゃん経営者
    も含まれるが、多くは中小企業の域をでていない。

    聞きたいことはわかるが
    「答えを稲盛さんからもらおう」という
    その時点でもうダメだと思う。

    「もっと悩めよ!」というのが
    同じ中小企業経営者としての
    素直な感想である。

    この本は、去年8月内閣府男女協共同参画局
    が講演で開かれたシンポジウムの記録である。

    私がhp時代に学んだWLBとはその概念や
    定義が大きく異なり、事の外興味深く読めた。
    特に、日本の特異性から女性の
    家事労働も「ワーク」の概念で論じられるなど
    プレゼンターによって、社会、企業、女性など
    立脚点の違いで定義、戦略提案に対する主張は
    大きく異なる。

    また、データが抱負でデータをながめるだけでも
    考えさせられるような新鮮なものが多かった。

    いつも言うが、本当に価値のある書物は高い。
    この本も日本経済新聞社から2400円で
    出ているが、その10倍以上の価値を感じる
    良書の1冊だと思う。

    事実でモノを言え!

  • 2008.07.10 Thursday | category:おすすめBOOKS
  • 恥ずかしながらこのセリフは
    20歳代に私が当時の上司から
    散々浴びせられた言葉である。
    給与計算、労務担当という仕事を
    考えれば、当たり前のことであるが
    創造力と行動力を売りにしていた私は
    こういう基本的な緻密さというか
    能力に欠けており、毎日のように
    怒鳴られていた。

    「人間この信じやすきもの」
    T.ギロビッチ(新曜社)


    この本は、情報に対して人がどう
    感じ、理解し、思い込むかをかなり
    具体的に書いており、物事の判断に
    おける客観性について学ぶことが
    多かった。内容に重複が多く、決して
    おもしろいというようなものではないが、
    しっかり時間をとって、じっくり読むと
    良いなあと思う。


            

                     

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