人事採用コンサルティング・アウトソーシングの(株)トライアンフ代表 樋口弘和のオフィシャルブログです。

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スノーデン 日本への警告

  • 2017.07.06 Thursday | category:おすすめBOOKS
  • CIAやNSAの職員であったスノーデン氏が、2013年

    米国政府の個人監視の実態について、暴露した内容は、

    世界中を大変驚かせる内容だった。

     

    この本は、1年前に、東大で行われたシンポジウムに

    WEBで参加した彼へのインタビューをまとめた

    ものだが、改めて読むと、驚きの連続である。

     

     

    ・ネット、通信のグローバル企業を複数持つ

     米国では、世界中の情報が、一度は、米国を通る

     立場にあり、世界中の情報を監視できる。

    ・情報収集コストが飛躍的に安価になった。

    ・Google,FBなどの企業は、政府に情報を提供している。

    ・監視対象は、テロに無関係の人権活動家、弁護士、

     ジャーナリストまで拡大している。

    ・当然、日本人も、監視の対象である。

    ・Google検索に打ち込んだ情報は、消えることはない。

     

     

    特に、強い学びは、以下のプライバシーという言葉の

    の定義についてである。(文中より)

     

     

    ープライバシーとは、悪いことを隠すということでは

     ありません。それは、自分であるための権利です。

     他人に害を与えない限り、自分らしく生きることのできる

     権利です。思索するとき、文章を書くとき、他人の判断や

     偏見から自分を守る権利です。自分とは、誰で、どういう

     人間になりたいのか、このことを誰に伝えるのかを決められる

     権利です。−

     

     

    情報収集コストが劇的に下がり、Googleの検索情報が消えずに

    誰かに監視されることが、技術的に出来るこの時代に、ナチス

    ドイツのような社会を創ってはならないと強く思う。

     

     

    本の詳細はこちら。

    スノーデン 日本への警告(集英社新書)


    経営者の英断

  • 2017.07.05 Wednesday | category:コンサルティングの現場から
  • 昨今は、社員の残業を見てみぬふりをする

    会社は「ブラック企業」と叩かれる時代であるが、

     

    少し前までは、残業申請するのは、勇気が必要で、

    実際にやった残業のうち、

    何時間くらいつけても良いのか、という暗黙知の

    了解があり、それを探りながら、上司に提出する

    のが、当たり前の時代だった。

     

    むしろ、規定時間で、さっさと帰宅し、一時間

    単位で、残業を申請する人は、「変わり者」

    だったと言えよう。

     

     

    この大きな変化は、政府の戦略も、強く反映

    されているが、むしろ、若手の労働価値観の

    変化が大きいのではないか。

     

     

    それは、「自分の時間は大切にして、

    会社に滅私奉公するのは、時代遅れだ」

    という考え方であり、僕も、そのとおり

    だと思う。

     

     

    さて、今週は、この未払い残業の問題で

    相談を受けたクライアントに行って、

    取締役会の議論に参加した。

     

    古い業界である一方、業績は絶好調で、

    現場の負担は、かつてないほどに高まり、

    裁量手当分を大きく超える残業が実質

    未払いになっている。

     

    これらを支払った場合、会社の経営に

    少なからずインパクトがあり、役員は

    皆、押し黙った様子である。

     

    この残業問題を本気で片付けるためには、

    営業部門の受注方法や現場の管理方法まで、

    根本的に大きくビジネスシステムを変えなければ

    ならないからだ。

     

    このクライアントは、経営者の英断により、次月

    より、全ての残業を申請させることになった。

     

    良い機会だから、この際、会社を大きく変えていこう

    という前向きな経営者に、役員一同驚き、感動し、

    前向きな変化に一体感をもてる良い会議になった。

     

    この例のように、管理職と現場が同じ課題認識と

    同じ目標をもてば、課題を梃子に、会社は、

    変わるのだと思う。

     

    やはり、経営者は、ここ、という場合には、

    ちまちませずに、太っ腹でなければならない。

     


    東京都議選

  • 2017.07.04 Tuesday | category:ちょっと一休み
  • 東京都議選の速報を観ながら、
    民意の健全さに、安心した。



    何より、投票率の大幅なアップ
    が嬉しかった。


    随分古い話になるが、
    朝日新聞の「天声人語」に、
    こんな記事があった。


    ー「今年70際になる私は、平凡で
    真面目なばかりの人生でしたが、
    1つだけ、人様に誇れることが
    あるとしたら、選挙権を得てから
    この歳まで、どんな選挙であれ、
    必ず投票に行ったことです。
    その際、自分なりに、候補者の
    言い分をよく聴いて、自分の主張を
    したつもりです。」


    偶然目にしたこの記事を読んで、
    その後恐らく、どんな選挙であれ、
    行くようにしてきた。



    この記事の方のように
    いつしか、それを誇りに思うような
    人生にしたいと思う。


    All hands meeting

  • 2017.07.03 Monday | category:経営者の視点
  • 年に一度のイベントである
    社員総会が、土曜日に東京で
    行われた。


    熊本から、50人のスタッフを呼んで、
    来賓の方々や内定者も入れると、
    120人ほどの過去最大の 参加者となった。


    総じて、良い時間だったと思う。


    準備した管理部門も、緻密な仕事を
    良くやったし、二次会企画の新人も
    よく頑張って、和やかに楽しめた
    と思う。


    プレゼンテーターが、しっかりと準備
    をして臨むということも、だいぶ
    定着してきた。


    大切な時間と情報と思いを共有
    するというパフォーマンスは、
    500万円の投資に見合うイベントに
    なってきたと思う。


    いよいよ、会社が、組織化して、
    もう、元には、戻れない。

    当社らしさを大切にして、
    ビジネスを極力成長させていく
    義務感を強く感じた1日だった。


    また、当社は、去年から今年、
    そして、来年にかけて、若い
    スタッフの結婚ラッシュである。



    個人の人生観と会社は、関係ない
    とも思うが、この先の出産などを
    考えれば、いよいよ「安心感」を
    創る必要があるステージに入って
    きたのかもしれない。



    創業期には、考えもしないステージ
    であり、うれしいというよりは、
    益々責任を感じるというのが、
    正直なところである。


    だが、まあ、これも、スタッフの
    努力と成長のおかげであり、
    そういう仕事をしなさい、という
    ことなのだろう。


    デジタル疲れ

  • 2017.07.02 Sunday | category:学んだこと
  • 米国で、出版業界が復活の
    兆しを見せている。
    何でも、前年比3%増の売上らしい。

    アマゾンが、ニューヨークに
    大型書店を出して、ネットと
    リアルの融合システムで、結構な
    賑わいのようだ。

    また、自費出版を支援する
    ビジネスを始め、これを利用して、
    15万部を売上げる
    素人ライターも出てきているらしい。


    ネット企業であるアマゾンの
    こうしたビジネス戦略の背景は
    何か?


    ニュースに出たインタビュアが
    面白い事を言っていた。


    「若い人達が、ネットに疲れて
    来たんだよ。」


    ネット音痴のオジさんとしては、

    「やっぱりなあ〜」

    という感じで何だか嬉しく
    なってしまうのだ。

    精神的に充実しており、
    他人と自分を比較することなく、
    自己の価値観を持って、自立
    し、充実した生き方をしている人


    というと、ちょっと、非現実的に
    聞こえるかもしれないが、



    僕は、人生の成功は、こういう
    基準で良いと思う。




    高い収入や有名な学校や
    組織に属している事が、
    必ずしも、幸福に結びつかず、
    むしろ、これらが、ガマンを
    誘発して、幸せから遠ざけるのでは
    ないか、ということに、私達は、
    薄々気が付いている。



    この本は、医師の立場で、
    エビデンスを基に、どういう
    行動が、幸福感を産むのか、を
    解説しており、全体として、
    納得感があったので、ここで、
    ご紹介。

     

     

    本の詳細はこちら

    医師が教える幸せな人がやめている36の習慣(西多昌規)


    これは、2013年と2014年に行われた
    シンポジウムを書き下ろしたもので、
    大学教授や研究者の論文を並べた
    ような構成になっている。


    下記は、女性の貧困化へのプロセスを
    分析した記述である。


    「女性の場合は、男性以上に
    格差にレバレッジがかかる。
    それは、労働条件の格差、
    両親の格差に夫の格差である。


    この3つ全てから、排除されること
    が、貧困化へのプロセスである。」


    ヨーロッパでは、社会保障が、
    こうした若い人の支援にも
    機能している例があり、高齢者に
    偏りがちな日本の社会保障制度
    にも、提案が出てくる。


    ダイバーシティを推進する立場
    からは、驚く内容ばかりだったが、
    これが、日本の社会の実態であり、
    自分の世界は、特殊な一部の
    世界なんだなあと強く思った。

     

     

    本の詳細はこちら

    下層化する女性たち(小杉礼子・宮本みち子)


    銀座松坂屋の跡地に出来た
    新名物のギンザシックスには、
    まだ出掛けた事はないが、大層な
    賑わいと評判である。

    ここには、松坂屋というテナント
    の文字はなく、ほぼ、テナントへの
    貸付で、松坂屋は、言わば、家主
    という位置付けで、この不動産
    戦略は、伊勢丹+三越連合に規模で
    負けた大丸+松坂屋連合の戦略らしい。

    所で、最大手の伊勢丹もビジネス
    が上手く行かず、新社長が、苦労
    して、全国行脚し、現場の信頼回復
    に努めているという。


    一方、フリーマーケットのメルカリは、
    創業四年で、日米7000万人の
    顧客をゲットした。


    デパートのコアコンピテンシー
    は、バイヤーの購買力だと言われて
    きたが、その力を、インターネット
    が駆逐しつつある、ということか。




    門外漢の僕が言うのも何だが、 小売業の差別化は、
    情報の質と量なのだと思う。



            

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