人事採用コンサルティング・アウトソーシングの(株)トライアンフ代表 樋口弘和のオフィシャルブログです。

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歌野さんが実質的に売れ出した
のは、この本からだろうか?


一見、何の脈絡のない展開が、
最後に一気に結びついて、
絡み合って、怒涛のラストに
向かっていくのは、何時もの
パターンなのかしら。


夏休みの就寝前のお楽しみ
読書にぴったりなので、ここで
ご紹介

 

 

本の詳細はこちら。

葉桜の季節に君を想うということ(歌野晶午)


承認欲求から逃れる

  • 2017.08.25 Friday | category:おすすめBOOKS
  • 嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史健)


    この本は、相当のベストセラー
    だったから、手に取った人も
    多いだろう。


    だがしかし、自分の人生と
    向き合いながら、じっくり
    読んだ人がどれ程いるのだろうか?


    対話形式の読みやすい工夫を
    してはいるが、中身は、猛烈に濃い。


    とてもさらさら読めずに、
    ブスブス刺さってくるし、
    重たく不愉快な本だ。


    傑作だと思う。


    5年前であれば、僕は
    全く受け付けない本だが、
    読んだ感想は、当社の全リーダーに
    進めたい。


    特に、悩み多い
    あるいは、イマイチの状態
    の彼等が今こそ、腰を据えて
    読むべきだと思う。

     

     

    本の詳細はこちら。

    嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史健)


    デンジャラス(桐野夏生)

  • 2017.08.19 Saturday | category:おすすめBOOKS
  • 文豪 谷崎潤一郎が築き上げた
    理想の「家族帝国」での
    女性たちとの関係。


    谷崎の創作の源でありながら、彼の才能と個性に翻弄される女たちの緊張関係を描いた

    なかなかの力作だった。



    桐野さんの作品は、大体
    読んでいるが、ちょっと、テイスト
    の違いがあって、面白い作品である。

     

     

    本の詳細はこちら。

    デンジャラス(桐野夏生/中央公論新社)


    死ぬほど読書(丹羽宇一郎)

  • 2017.08.15 Tuesday | category:おすすめBOOKS
  • 若い人は、どんな本を読んだら
    良いかわからない、と言う。


    それは、好奇心が少なく、新しい
    世界を知る喜びを知らずに生きている
    ことであり、もったいない。


    丹羽さんは、教養とは何か?
    という問いに対して、


    「自分は何も知らない、と自覚
    することだ。」

    と言うが、全く同感である。



    死ぬまで、知的好奇心を
    満たそうとする生き方が、
    素敵だと思う。


    そして、この事を伝えることが、
    還暦を迎える僕のお役目と認識し
    ついに、読書会を始めることに
    なった。

     

     

    本の詳細はこちら。

    死ぬほど読書(丹羽宇一郎/幻冬舎新書)


    月の満ち欠け(佐藤正午)

  • 2017.08.14 Monday | category:おすすめBOOKS
  • 「輪廻転生」と言うのだろうか?


    今年の直木賞作品は、
    如何なものか、と読み始めたが、
    一気に読んでしまった。


    きっと、映画化されるんだろうなあと
    思いながら、巧みな展開を
    楽しめる。


    夏休みの気休めにオススメの一冊。

     

     

     

    本の詳細はこちら。

    月の満ち欠け(佐藤正午/岩波書店)


    悪寒(伊岡瞬)

  • 2017.08.13 Sunday | category:おすすめBOOKS
  • 夜の寝る間のベッドでの
    ちょっとした時間に、と思って、
    買った本が、意外に面白くて、
    寝れなかった、ということがままある。


    この本も、正に、その一冊であり、
    同年輩の中高年作者が、
    家族愛と中年男の鈍感さを
    テーマに書いた力作である。




    仕事という言葉で包んだ
    自分の世界しか知らない
    同世代の男たちの単純さが、
    シニカルに描かれていて、
    笑えない。


    が、30代以上のパパや
    同級生には、薦めてみたい
    一冊である。

     

     

     

    本の詳細はこちら。

    悪寒(伊岡瞬/集英社)


    シリコンバレー式よい休息

  • 2017.08.11 Friday | category:おすすめBOOKS
  • 僕は、間も無く還暦を迎えるが、
    僕が生きていた時代では、
    ほぼ、10年前まで、

    「男は仕事」
    「会社の知名度が、社会の認知」
    「会社の出世が、人生の成功」


    という具合だったから、「休憩」
    などと言われても、ピンとこないのが、
    正直な所だ。


    だがしかし、歳を重ねて、
    純粋な体力も落ちて、脳味噌と
    ハートを使う以外、役に立たない
    ことを悟ると、体調の維持や
    想像力の維持に関心を持たざるを
    得ない。


    この本には、最近自分が感じて
    いることが、かなり、体系的に
    書かれており、やっぱりなあと
    納得することが多かった。


    運動や休暇の重要性は、幾ばくか
    の経験があるが、睡眠や昼寝の
    科学的効用については、驚く
    ことが多く、是非、社内で、試して
    みたいと思う。

     

     

     

    本の詳細はこちら。

    シリコンバレー式よい休息(アレックス・スジョン-キム・パン/日経BP社)


    勉強の哲学(千葉雅也)

  • 2017.08.08 Tuesday | category:おすすめBOOKS
  • この数ヶ月読書会(勉強会)について
    悶々としている。
    僕にしては、珍しく歯切れが
    悪いのは、幾つか理由がある。


    ・そもそもこの情報洪水の時代に
    勉強という事の意味が、当社の若い
    スタッフにわかっているのか?

    ・ろくに本も読まない彼らに、
    その大切さを、立場を超えて、
    伝えられるか?

    ・30数年の年代ギャップを超えて、
    果たして、知的コミュニケーション
    は、成立するのか?


    特に、最後の問題を考えて、
    手に取った本が、これである。


    著者は、なかなかユニークだ。
    まだまだ若く、30代かな?



    パリで学び、 東大の哲学の博士修了。



    面白いのは、言葉の選び方で、
    「そうか、若い人たちは、こういう
    表現をするのか!」の連続。


    逆に言えば、僕にとっては
    読みづらい英文和訳に挑戦して
    いるようだ。



    当社の若いリーダーに
    読ませてみたいものだ。

     

     

    本の詳細はこちら。

    勉強の哲学 来たるべきバカのために(千葉雅也/文藝春秋)


    光のない海(白石一文)

  • 2017.08.07 Monday | category:おすすめBOOKS
  • この本もまた、濃い小説だ。


    「誰とも繋がれない大人たちへ」


    という帯の言葉は、例外なく、
    僕等の世代に響くような気がする。

     

    本の詳細はこちら。

    光のない海(白石一文/集英社)


    思わず、タイトルに惹かれて
    買ってしまった玄田先生の本。


    このタイトルに対して、多くの
    専門家が、分析を投稿するという
    スタイルで、いやあ、面白い。



    人件費が、売上の半分以上という
    労働集約型事業の経営という
    立場もあるが、1人の人事屋として、

    久しぶりに労働経済学に触れて、
    夢中になれた。



    これは、当社役員の夏休みの
    課題図書にしよう。


    人事部門には、採用、教育などの
    感性を軸にした業務が多いが、
    やはり、キャリアアップを目指すのであれば、

    経営者目線での仕事が欠かせないし、

    本書を読むべきだと思う。


    人事部門全体で働く人にとっての
    必読書と言っても、過言では
    無いだろう。

     

     

    本の詳細はこちら。

    人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか(玄田有史/慶應義塾大学出版会)


    変幻(今野敏)

  • 2017.08.05 Saturday | category:おすすめBOOKS
  • 僕は、酒もゲームも賭事も
    やらないし、ゴルフをやめて、
    スポーツもこれといってやらない
    上、気が向かない食事や飲み会も
    殆ど顔を出さない。



    究極の娯楽は、読書であり、
    特に、脳みそが疲労困ぱいした
    時に、寝ながら読む小説を
    数冊用意している。



    今野さんの警察小説は、その中の
    一冊。きっと、ゲームをやる人と
    同じ心理なんだろうな、と思う。

     

     

     

    本の詳細はこちら。

    変幻(今野敏/講談社)


    僕が今一番やりたいことは、
    若い人と一緒に、あるテーマを
    決めて、その分野の本を読み、
    語り合うことである。


    凡人の最たる僕が、たまたま
    企業経営に携わり、社会や組織
    あるいは、人間の本質に少しは
    近づくことができた。



    凡人でも、勉強して、一生懸命
    自分の頭で考えてみれば、少しは
    世の中の事がわかるようになったのだ。



    このことを、若い人に教えて
    あげたいと思う。


    出口さんが、おっしゃるように、
    現代は、自分の頭で考えることが
    最重要であり、最強の時代だ。


    僕自身は、出口さんの存在が大きい
    が、一方で、若い人に役立つ事が、
    その存在価値という年齢になって
    きた。



    こんな妄想?を数ヶ月
    している僕の背中を押してくれた
    のが、この本である。

     

     

     

    本の詳細はこちら。

    人生を面白くする 本物の教養 (出口治明/幻冬舎新書)


    小笹さんは、僕にとっても
    1つの目標になる人だ。


    目標の大きさやビジネス展開する
    力では、足元にも及ばないが、
    経営と人事 という取り組みでは、
    常に、2〜3年先行されているような
    気がする。


    いつも、著作を発行前に送って
    いただくが、今回のものは、
    なかなか力作だと思う。


    人事関係の方にも、使える
    アイデアがいくつもあると思う。

     

     

     

    本の詳細はこちら。

    モチベーション・マネジメントの真髄 ダイバーシティ時代の部下の束ね方(小笹芳央/PHP研究所)


    データで現代の社会を語る三浦展さん
    の本は、割と読んでいると思う。


    本書は、少子高齢化の時代に、
    東京近郊の街が、具体的に
    どう廃れていくか、も示しているし、
    奮闘する街の事例も紹介する。


    港区、中央区あるいは、武蔵小杉
    というタワーマンションで、生産力
    人口を増やした事例は、有名だが、
    30年後に、ニュータウンの再来に
    ならないかの分析もある。



    何れにしても、何処で働き、
    どういう生活と仕事をしていくか、
    個人の個性と主張が、益々強く
    なる時代になるだろう。

     

     

     

    本の詳細はこちら。

    東京郊外の生存競争が始まった! 静かな住宅地から仕事と娯楽のある都市へ (三浦展/光文社新書)


    不動産・住宅情報サイトHOMESを
    運営する LIFULL 人事担当役員の
    方が書いた本だ。


    組織活性化論を考えた時に、
    大事なことは、自社の今と未来について、
    やっているビジネスと風土の両面
    から、一番適切な方法や時間の
    使い方を間違えないようにすることで、
    それがないと、この手の本を読んで、
    施策のコピーにのみ走り、結果、
    風土の劣化と無駄な時間を
    使うことになりかねないものだ。


    そういう意味で、この本も慎重に
    読んだのだが、

    良い点が多く見つかった。


    何よりも、経営トップの
    モチベーションとコミットメント
    が強い。


    だから、著者も、良い仕事を
    しているのだろう。


    加えて、PDCAが良く回って
    いる様な気がする。


    ネーミングより、実は、運用に
    重きを置いて、しっかり、経営
    しているのではないか、と思う。



    当社に重ね合わせた時に
    盗める部分と真似してはいけない
    部分もわかり、休日の勉強に
    有効な本だった。

     

     

    本の詳細はこちら。

    日本一働きたい会社のつくりかた(羽田幸広/PHP研究所)


    日本中枢の崩壊(古賀茂明)

  • 2017.07.23 Sunday | category:おすすめBOOKS
  • この本は、国家公務員改革について書かれた本で、

    著者自身が、数億円の所得が得られる

    天下り先を提示されたエピソードや、

    時の政治家とのやりとりなどが記させていて、

    下手な小説よりよっぽど
    面白い内容だ。


    古賀茂明さんは、正義感と
    根性の座った人だと思う。


    霞が関の官僚についてのこんな
    くだりがある。


    ー 彼らは、小学生の頃から、ずっと
    勉強ができて、褒められてきた。
    そして、東大に入り、国家公務員試験
    に受かり、事あるごとに、賛美される
    人生を歩んできた。


    大凡彼らの欠点には2つの
    共通点がある。


    1つは、視野が狭くなりがちであること
    これが、閉鎖的な官僚組織で、
    さらに加速する。


    もう1つは、失敗経験が少ないために、
    リスクを取れないこと。


    僕は、世界共通のエリート官僚の
    習性かと思っていたが、どうも、
    そうではないようだ。

     

     

    本の詳細はこちら。

    日本中枢の崩壊(古賀茂明/講談社)


    今月号の文藝春秋は、読み応えがあった。

     

    標記の特集では、現政権への異論を唱える

    識者の投稿が続く。

     

    −自民党     村上誠一郎

    −元読売新聞記者 中西茂

    −ノンフィクション作家  森功

    −御厨貴・山崎正和(対談)

     

    いずれも、健全組織には、「異論」を堂々と

    言える雰囲気が大事だという内容が含まれるが、

    特に、最後の御厨さんと山崎さんの対談は、

    さすが、というか、重みが違う。

     

    佐藤栄作と安部首相を比べているのだが、

    フットワークの良い(軽い)安部さんに

    比べて、黙って話を聞く佐藤元首相を、

     

    「木鶏(もっけい)」と表している。

     

    これは、強さを外に出さない

    最強の闘鶏のたとえだという。

     

     

    これは、いい言葉だな。

    リーダのあるべき姿を現して

    いるような気がしてならない。

     

     

    本の詳細はこちら。

    文藝春秋 2017年 08 月号 [雑誌]


    日本中枢の狂謀(古賀茂明)

  • 2017.07.15 Saturday | category:おすすめBOOKS
  • 先の都知事選で、小池さんの
    対抗馬として、民主党推薦候補
    に推された古賀茂明さん


    ニュースステーションのMCも
    鋭いコメントで、面白かったが、
    最後は、

    「I am Not Abe」

    と言って、降板させられた。


    どこまでが、事実なのかは、よく
    わからないけども、決して、
    一般に流通しないであろう情報
    満載のこの本は、いやあ、
    面白い!



    売れるわけだ。


    そうだなあと思うのは、安倍首相の
    「改革」という名の各種プログラム
    のパフォーマンスの低さだ。



    トランプ大統領も
    小池さんも、そうだけど、
    「改革」を口にしないと国や首都
    のリーダーになれないから、
    選挙では、「改革」の連呼だが、
    その結果どうなったのかは、
    さっぱりわからなかったり、
    報告もないことが多いと思う。



    例えば、「働き方改革」は、改革の
    名に値しないと思う。


    毎月45時間の残業が目標で、
    100時間が、上限である。


    プレミアムフライデーなど、
    マスコミが報道する方が、可笑しい。


    働き方改革とは、高い生産性を
    前提に、給与を上げて、同時に
    残業をなくす事だ。


    せいぜい働き方改善くらいの
    プログラムを「改革」という
    所が、危ないなあと思う。

     

     

    本の詳細はこちら。

    日本中枢の狂謀(古賀茂明/講談社)


    近藤誠さんは、恐らく、癌告知を
    日本で初めて行った医師で、同時に
    医者の家系に生まれながら、医療と
    薬を真っ向から否定するような
    変った人だ。



    この度なんと菊池寛賞を受賞して、
    著作再発刊となったようだ。


    最近では、抗がん剤治療の効果について、

    マスコミでも特集されるように
    なってきたが、まあ、業界総スカン
    というところであろう。


    残念ながら、食事や運動について
    の意見や考えは、違うかなと思うが、
    何れにしても、彼は、土日も含めて
    毎朝6時から、診察以外は、
    研究室で、論文を読むか、書くか
    という毎日のようだ。

    そういう生き方も、
    是非学びたいものだ。

     

     

    本の詳細はこちら。
    医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法(近藤誠/アスコム)


    発達障害(岩波明)

  • 2017.07.07 Friday | category:おすすめBOOKS
  • 発達障害 という言葉は、特定の病名

    ではなく、いわば、総称である。

     

    具体的な病名は、自閉症スペクトラム障害(ASD)

    と 人口の5−10%と言われる注意欠如多動性障害

    (ADHD)に分かれ、双方の共通点もある。

     

    それらの内容を、精神科医が、一般人向けに

    丁寧に説明を記したのが、この本である。

     

    最後に、社会が、発達障害をどう受け入れるか

    という章があるが、この点は、考えさせられる。

     

    現実に、何人もの発達障害のスタッフと働いて

    きた経験から、とても難しい。

     

    特に、日本の企業社会では、

     

    1、空気を読む

    2、コンプライアンス社会で、管理が厳しい

     

    という二点が、彼らが生き辛いポイントのようだ。

     

    個別企業では解決できない

    大きな社会問題だなあ、と思う。

     

    本の詳細はこちら。

    発達障害(岩波明/文春新書)


    スノーデン 日本への警告

  • 2017.07.06 Thursday | category:おすすめBOOKS
  • CIAやNSAの職員であったスノーデン氏が、2013年

    米国政府の個人監視の実態について、暴露した内容は、

    世界中を大変驚かせる内容だった。

     

    この本は、1年前に、東大で行われたシンポジウムに

    WEBで参加した彼へのインタビューをまとめた

    ものだが、改めて読むと、驚きの連続である。

     

     

    ・ネット、通信のグローバル企業を複数持つ

     米国では、世界中の情報が、一度は、米国を通る

     立場にあり、世界中の情報を監視できる。

    ・情報収集コストが飛躍的に安価になった。

    ・Google,FBなどの企業は、政府に情報を提供している。

    ・監視対象は、テロに無関係の人権活動家、弁護士、

     ジャーナリストまで拡大している。

    ・当然、日本人も、監視の対象である。

    ・Google検索に打ち込んだ情報は、消えることはない。

     

     

    特に、強い学びは、以下のプライバシーという言葉の

    の定義についてである。(文中より)

     

     

    ープライバシーとは、悪いことを隠すということでは

     ありません。それは、自分であるための権利です。

     他人に害を与えない限り、自分らしく生きることのできる

     権利です。思索するとき、文章を書くとき、他人の判断や

     偏見から自分を守る権利です。自分とは、誰で、どういう

     人間になりたいのか、このことを誰に伝えるのかを決められる

     権利です。−

     

     

    情報収集コストが劇的に下がり、Googleの検索情報が消えずに

    誰かに監視されることが、技術的に出来るこの時代に、ナチス

    ドイツのような社会を創ってはならないと強く思う。

     

     

    本の詳細はこちら。

    スノーデン 日本への警告(集英社新書)


    精神的に充実しており、
    他人と自分を比較することなく、
    自己の価値観を持って、自立
    し、充実した生き方をしている人


    というと、ちょっと、非現実的に
    聞こえるかもしれないが、



    僕は、人生の成功は、こういう
    基準で良いと思う。




    高い収入や有名な学校や
    組織に属している事が、
    必ずしも、幸福に結びつかず、
    むしろ、これらが、ガマンを
    誘発して、幸せから遠ざけるのでは
    ないか、ということに、私達は、
    薄々気が付いている。



    この本は、医師の立場で、
    エビデンスを基に、どういう
    行動が、幸福感を産むのか、を
    解説しており、全体として、
    納得感があったので、ここで、
    ご紹介。

     

     

    本の詳細はこちら

    医師が教える幸せな人がやめている36の習慣(西多昌規)


    これは、2013年と2014年に行われた
    シンポジウムを書き下ろしたもので、
    大学教授や研究者の論文を並べた
    ような構成になっている。


    下記は、女性の貧困化へのプロセスを
    分析した記述である。


    「女性の場合は、男性以上に
    格差にレバレッジがかかる。
    それは、労働条件の格差、
    両親の格差に夫の格差である。


    この3つ全てから、排除されること
    が、貧困化へのプロセスである。」


    ヨーロッパでは、社会保障が、
    こうした若い人の支援にも
    機能している例があり、高齢者に
    偏りがちな日本の社会保障制度
    にも、提案が出てくる。


    ダイバーシティを推進する立場
    からは、驚く内容ばかりだったが、
    これが、日本の社会の実態であり、
    自分の世界は、特殊な一部の
    世界なんだなあと強く思った。

     

     

    本の詳細はこちら

    下層化する女性たち(小杉礼子・宮本みち子)


    私という運命について(白石一文)

  • 2017.06.21 Wednesday | category:おすすめBOOKS
  • 面白い小説というものは、
    ある場面の台詞や描写から、
    まるで自分が、そこにいる様な
    状態に飛んでしまうものだ。


    更に、優れた小説は、台詞や描写
    に心を奪われて、ページを捲る手が
    止まったりもする。


    若い頃に夢中で読んだ
    例えば、司馬遼太郎や山崎豊子は、
    主人公に、自分の共通点を見つけて、
    夢中にはなるが、それ以上は、
    拡がらず、スッキリはするけど、
    考えさせられることは、あまり
    なかった様に、今振り返ると
    思う。



    白石一文さんの小説は、
    例えば、この本は、29歳から、
    40歳までの女性の言わば、揺れる
    10年を描いたものだけど、
    登場人物の素敵な台詞に、
    思わず唸って、考えさせられる
    ことが、多く、体力を使う
    読書と言えるかもしれない。

     

     

    本の詳細はこちら

    私という運命について(白石一文)


    ゼロ(堀江貴文)

  • 2017.06.18 Sunday | category:おすすめBOOKS
  • 僕は、この人の本は、随分
    読んでいる方だと思う。


    天才だろうが、素直で憎めない
    ところがあり、結構面白い。


    この本は、モラトリアム若手向け
    のものだろう。

    ーどうやったら、お金持ちになれるか?

    答えを知りたがるショートカット
    小僧は、就職活動の説明会に多い。


    ー自分には、何が向いているのか
    わからない。
    行動量が極端に少ないモラトリアム
    小僧



    確かに、売れる理由もわからない
    ではないが.......

     

     

     

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    ゼロ(堀江貴文)


    神秘(白石一文)

  • 2017.06.17 Saturday | category:おすすめBOOKS
  • 文字通り、神秘な世界に
    引き込まれて、時間を忘れる小説。


    ビジネスの世界で、
    合理性や戦略性にすっかり
    染まってしまった僕にとって、
    健康や幸福感
    あるいは、奇跡 という言葉に
    ついて、とても、考えさせられた
    一冊。

     

     

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    神秘(白石一文)


    事業を創る人事(綱島邦夫)

  • 2017.06.11 Sunday | category:おすすめBOOKS
  • 当社は、

    創業者に、ビジネス経験とセンスがなかったこと、

    また、商品を創るより、人創り にかけては、

    hp社で、強力に仕込まれたこと

     

    から、

     

    20年近い社歴で、創ってきたものは、ヒト 

    だけという あるようで、珍しい会社だと思う。

     

    人材育成の成果が、毎年の営業利益であり、

    そのΣが、顧客の信頼やブランドという資産

    に繋がっている。

     

     

    さて、世の中には、商品も、人作りも、

    両方やってしまう立派な企業がある。

     

    hpもそうだし、パナソニック、ソニー、トヨタ

    などは、時代と事情により、その実態は、

    いろいろあろうが、外からは、伺いしれない

    人創りをやっていたはずである。

     

    日々のパフォーマンスを強力に求められる

    事業部マネジメントには、明後日の成果が

    見えづらい 人材育成に力を割く余裕は、

    あまりなかろう。

     

     

    そういう時代の人事部のリーダシップに

    ついて、書か本だと思うが、僕としては、

    収益か人材か というトレードオフを

    解決するのは、経営者しかいないと思う。

     

     

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    事業を創る人事 グローバル先進企業になるための人づくり(綱島邦夫)


    初等教育と母親の躾をテーマに
    した恋愛?小説



    テーマが僕にとって、
    旬なことも
    あり、読み始めると
    止まらなくなって、
    夢中で読めてしまう
    ので要注意。


    しばらく、この人の本
    にはまりそうだ。


    不思議なことだが、彼は、
    同じ年齢で、大学の同窓生


    あのキャンパスをこんな奴が
    歩いていたんだと思うと妙な
    気分だ。


    まあ、同じクラスになっても
    友達には、なってもらえない
    だろうけど。

     

     

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    彼が通る不思議なコースを私も(白石一文)


    東京工業大学が、池上さんを招いて、

    リベラルアーツをきちんとやるんだ、

    と思ったのは、もう5年ほど前だろうか。

     

    彼の授業内容の集大成をまとめたのが、

    この著作。

     

    現代史を、どのように考えるのか?

    必要な情報の学び方、

    議論の大切さ、

    自分の頭で考えることを

     

    強く、教えているのだなあ、

    と感じる。

     

    面白いのは、こういう現代史のような

    情報ソースが多い内容では、その

    ソースや、そもそもの思想、あるいは

    考え方によって、事実の解釈が随分

    違うところ。

     

    池上さんの本や、番組は、わかりやすい

    かもしれないけど、そればかり、見て、読んで

    わかったふりをするのは、大いに危険。

     

     

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    池上彰の世界はどこに向かうのか(池上彰)


    以下藤原さんによる「あとがき」より

     

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    数学や文学や芸術でもっとも大切なのは、

    美と感動だと思う。

    これらは、金儲けに役立たないし、

    病気を治すにも、平和を達成するにも、

    犯罪を少なくするにもほとんど役立たない。

     

    しかし、はたして人間は金儲けに成功し、

    健康で、安全で裕福な生活を送るだけで、

    「この世に生まれてきてよかった」と心から

    思えるだろうか。

     

    「生まれてきてよかった」と感じさせるものは

    美や感動において他にないだろう。

     

    数学や文学や芸術は、それらを与えてくれる

    という点で、もっとも本質的に人類の役に

    たっている。

     

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    数学者が、同時に、芸術を愛する人が多い、

    というのは、通説である。

     

    この本は、「博士の愛した数式」を書いた

    小川洋子さんと藤原正彦さんの対談だが、

    読んでいて、文字通り、「美と感動」の

    ために生きるお二人を感じないわけには

    いかない。

     

    僕は、めったに、人のお薦めの本は、

    読まないへそ曲がりであるが、これは、

    東工大で生物学を学んだ若い女性技術者

    に薦められて読んでみた。

     

    ちょっと、オーバーにいえば、生きる意味を

    若い彼女に示唆されたような気もする。

     

    是非じっくり読んでいただきたい。

     

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    世にも美しい数学入門(藤原正彦/小川洋子)



            

                     

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