人事採用コンサルティング・アウトソーシングの(株)トライアンフ代表 樋口弘和のオフィシャルブログです。

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ワシントンレポートの日高義樹さん
の最新著作


彼の主張やロジックは、

「大国の責任から考える軍備と外交」

だと思う。



この考え方から、 米国のマスコミの論調とは、
大きく違っており、オバマ前大統領
の能力と実績については、もう、
コテンパンである。


北朝鮮やシリアの問題は、
オバマ政権の失政以外の
何物でもないと断言する。



中国やロシアの軍事戦略に
ついても、詳しく、わかりやすく
書かれているが、良く読むと
公開されている情報によるもの
が多く、情報収集力と英語力の
差に、舌を巻く。



サイバーネットワークに
ついても、読めば読むほど、
偶発戦争の可能性が理解されて、
背筋が寒くなる。



このブログの読者は、この手の
勉強は、あまりしない人が多い
だろう。

内向的な人や女性が多い特性も
あるかもしれない。


でも、数十年前の事を再度
勉強すれば、売上伸長を目的と
したマスコミに踊らされた国民に
その戦争責任の一端は、ありは
しないか。



人間は、アホだから、同じ
失敗を繰り返すことは、歴史が
証明している。



自分の担当領域以外のことも
頑張って、真実を知ろうとする
必要もあるだろう。

 

 

本の詳細はこちら。

誰が世界戦争を始めるのか: 米中サイバー・ウォーと大国日本への期待と責任(日高義樹/徳間書店)


偽ニュースは、なぜうまれたのか、

 

というサブタイトルのこの本、

 

とても、興味深く、是非読んでいただきたい。

 

私は、あまり知識のないまま、マスコミを

攻撃するような内容をここによく書くが、

彼らの立場というか、悩みも、少し理解できて

これからは、あまり一方的な発言を慎もうと思う。

 

ここで、取り上げているのは、

 

ヤフーニュース

LINEニュース

スマートニュース

ニューズピックス

日本経済新聞

 

偶然にも、ほぼ、私が、日常頼っている

ソースで、lineを外してNHKを入れると

ぴったしだ。

 

テーマは、

 

プラットホームか?メディアか?

 

なのだが、この概念と企業戦略の攻防が

面白く、なるほど、そういうことか、

という発見が多い。

 

メディアとは、ニュースの内容に責任を持つ発信者

 

であり、

 

プラットフォームとは、人々の受信や発信を助ける

場所の提供者 だという。

 

では、yahooニュース はどちらなのか?

 

偽ニュースの責任者は、ライターか?提供者か?

 

yahooニュースの選択プロセスなども、克明に

書かれており、とにかく面白い。
 

 

本の詳細はこちら。

ネットメディア覇権戦争 偽ニュースはなぜ生まれたか (藤代裕之/光文社新書)


タイトルからイメージする
ふざけた内容ではなく、
豊かな日本と貧しいフィリピンの
事実というか実態を淡々と
書いた本で、ちょっと考えさせられる。


若い人が、海外で生活したい
働きたいと思うのは、ごく普通の
ことだと思うけど、自分の国に
仕事が無いということが、どういう
ことなのか。



中東の難民問題も根っこは
同じだと思う。

 

 

本の詳細はこちら。

フィリピンパブ嬢の社会学(中島弘象/新潮新書)


一橋大学の中北教授の著作だが、
組織論の専門書として、秀逸だ。


自民党という最強の組織の
生い立ちから、変化の過程の説明が
とても丁寧で、わかりやすい。


この変化対応力が、一強の本質
なのだが、果たして、それは、
歴史の必然であったのか?


小泉政権のレビューと現安倍政権の
マネジメントを対比しながら読むと
まるで、司馬遼太郎の歴史小説を
読んでいるが如く、心が踊る。

 

本の詳細はこちら。

自民党―「一強」の実像 (中北浩爾/中公新書)


下流の宴(林真理子)

  • 2017.05.20 Saturday | category:おすすめBOOKS
  • 僕らの時代は、努力が尊ばれ、
    多くの人が、それに報われる
    経済環境だったから、小学校の
    成績から、背景には、でんと、
    「競争とガンバリズム」が
    居座っており、

     

    その勝者が、
    「プライド」を満たされて、
    多くの人の人生観を築いて
    いった、そんな時代だったと
    思う。

     


    故に、僕らは、

    「プライドと努力」に

    疑問を持ち出した若手に
    適切なアドバイスができない。


    そんな時代の価値観の
    断絶を描いた作品だと思う。


    米国への突貫出張の居眠り用に
    空港で買った本だが、意外と
    楽しくて、寝ずに、読みきって
    しまった。


    林真理子 恐るべし?

     

     

    本の詳細はこちら。

    下流の宴(林真理子/文春文庫)


    採用はパッション

  • 2017.05.12 Friday | category:おすすめBOOKS
  • 僕は、転職経験がないので、
    唯一の求職活動は、40年近い
    古い話だが、それでも、やはり、
    採用担当の仕事は、
    パッション だと
    断言できる。


    この本の著者は、多分中小企業や
    不人気企業の採用で実績と信頼を
    得てきた、リクルートグループの
    トップセールス。


    話は、単純だけど、

    「この時代、採用は
    むずかしいよねえ」


    と他人事のように言う
    採用担当者に読ませてあげたい。



    超採用力 (廣田さえ子)


    多分この仕事は、
    会社が好きで、
    会社の裏表を熟知していて、
    ひたすら明るく前向きな
    人が向いているのではないか?

     

     

    本の詳細はこちら。

    超採用力 (廣田さえ子/泰文堂)


    BUTTER(柚木麻子)

  • 2017.05.10 Wednesday | category:おすすめBOOKS
  • あの、連続殺人の木嶋佳苗 を題材にした

    新しいスタイルの小説。

     

    かなり売れているようなので、

    まもなくベストセラーになるの

    かもしれない。

     

    女性からの視点で、全編書き進めたような

    この長編小説は、僕のようなおっさんが読んでも

    よくわからないはずで、われながら、最後まで、

    よう読めたものだと思う。

     

    現代に生きる若い女性たちの心の葛藤

    とでも、表現したらよいのだろうか、

    それらを少し覗き見したような、そんな

    読後感想を持つ不思議な小説である。

     

    女性は強い。

    男は、単純である。

     

     

    本の詳細はこちら。

    BUTTER(柚木麻子/新潮社)


    米国では、
    25人に1人はいるとされる

    「良心をもたないサイコパス」

    の実態について、米国の心理
    セラピストが、その見分け方と
    対処法を書いた本である。



    会社も、150人の世帯になり、
    能力とは別に、社会性を採用
    の重要基準とするようになってきた。

    実際には、「個性」だと思って
    採用したら、

    単なるワガママ

    なんてことにもなりかねない。


    何れにしても、彼らは、
    表面的には、わからないことが
    多いようだ。


    少し勉強する必要がある。

     

     

    本の詳細はこちら。

    良心を持たない人たち(マーサ・スタウト/草思社文庫)


    サイコパス(中野信子)

  • 2017.05.04 Thursday | category:おすすめBOOKS
  • サイコパス というと何だか
    連続殺人鬼 というイメージだが、
    実は、著者によると、現在の1%
    の存在率で、社会的地位の高い
    人に多いという。




    この手の本を読み出したのは、
    事を成し遂げるリーダーの
    特異性に気づき、単なる
    リーダーシップでは、綺麗すぎる
    何かを感じるからである。



    彼らは、結果として、魅力的であり、
    特に、異性を惹きつけるらしい。



    彼らは、また、
    他人の感情を読み取る力が、
    普通の人の倍以上あるが、
    一方で、「自分自身が共感すること」は、絶対ない。
    ここが、冷酷たる所以である。



    結果、「良心というブレーキ」
    がない脳は、「倫理、道徳」
    というルールが勉強できないのだという。

    一方で、勝つためあるいは、合理的判断は、

    できるところが怖い。



    転職を繰り返す人や
    織田信長、毛沢東、JFケネディ、
    クリントン、トランプら

    歴代リーダーが指摘されている。


    スティーブ・ジョブズなどの
    高名な経営者にも多い。


    僕の知る限り、高名な経営者の
    裏の情報は、かなり、これを
    裏付けるものだと思う。

     

    本の詳細はこちら。

    サイコパス(中野信子/文春新書)


    時々、当社の熊本BPOセンターのスタッフが

    全員ロボットになって、24時間体制で仕事を

    している夢を見る。

     

    そのくらい、経営者として、

    技術の進歩は、怖い。

     

    巷の情報は、「仕事がなくなる!」

    と、私たちを煽る。

     

    でも、本当だろうか?

     

    心から、納得できないことは、

    信じないほうが良い。

     

    でも、やっぱり、心配だ。

     

    そんな1年ほどの悩みをある意味

    すっきりさせてくれたのが、この本。

     

    既に、3回読んで、要約も書いた。

     

    やっぱり、冨山さんは、凄いわ。

     

    経営者兼コンサルタントとしては、

    日本一だろうし、お目にかかって

    以来の僕の師匠かもしれない。

     

    AI経営で会社は蘇る(冨山和彦)


    日本経済入門(野口悠紀雄)

  • 2017.04.29 Saturday | category:おすすめBOOKS
  • 久しぶりの野口先生の新書。

     

    ベーシックな経済学の授業で使われる

    ような著作だが、面白いのは、最新の

    データから、政府やマスコミの分析の

    誤りを鋭く指摘しているところ。

     

    決して、面白おかしくはないが、

    定期的に、マクロ経済の復習はしていきたい。

     

    やはり、基本と王道が大事だなと思う。

     

    日本経済入門(野口悠紀雄)


    先日、久しぶりに若手と面談して驚いたが、

    彼は、本を全く読まない、という。

     

    逆に「なぜ読むんですか?」

     

    「何から読むのですか?」

     

    と聞かれる始末である。

     

    「なぜ?何を?の前に、興味があることを

     ネットで調べることと同じだ」

     

    と話したら、合点がいった様だった。

     

    それにしても、僕の常識ではありえない

    自社の若手の実態に正直驚いた。

     

    読書という習慣のない子に何をどう

    教えたらいいのだろう?

     

    と探したのが、本書である。

     

     

    本の詳細はこちら。

    読書は「アウトプット」が99%: その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方 (藤井孝一/知的生きかた文庫)


    夜の谷を行く(桐野夏生)

  • 2017.04.26 Wednesday | category:おすすめBOOKS
  • 連合赤軍事件(1972年)の隊員だった

    女性たちの逮捕、収監後の晩年の物語。

     

     

    若いときに、人は狂うものかもしれない。

    あるいは、理想を追い求めようと足掻くのか。

     

     

    還暦を過ぎた彼女たちの生き様に心から感動。

     

    僕が読んだ小説で今年のNO1だと思う。

     

     

    本の詳細はこちら。

    夜の谷を行く(桐野夏生/文藝春秋)


    Q&A(恩田陸)

  • 2017.04.23 Sunday | category:おすすめBOOKS
  • 蜜蜂と遠雷 の 恩田陸さんの
    作風に興味を持って読んだ
    2冊目。


    すっきりしない
    気持ち悪い 独特の作風だが、
    彼女が訴えたいことが、
    登場人物との会話を通じて、
    風刺されているようで、
    意外に面白かった。

     

     

    本の詳細はこちら。

    Q&A(恩田陸/幻冬舎)


    日本の真相(船瀬俊介)

  • 2017.04.18 Tuesday | category:おすすめBOOKS
  • 本作品の続編も含めて、船瀬俊介さん
    のシリーズを週末に読み切った。


    ここに出てくる情報は、普通の
    生活をしていれば、聞いたことが
    ない話ばかりで、最初は、大変
    驚く。


    しかし、世の中に出てくる情報は、
    意図と解釈が含まれることが
    多く、ちゃんと、勉強しないと
    いけないと思うこの頃。


    彼の告発が、どの程度正しいかは、
    正直良くわからないが、身近な
    内容から、自分で、調べて、
    勉強しようと思う。


    まずは、食事と健康と住居である。


    正しく、今日のNHKスペシャル
    では、熊本地震から解明された
    表層地盤による震度の大きさが
    テーマだったが、衝撃的な内容
    だった。


    NHKにしては、問題のある地域を
    特定しており、驚いたが、高層
    マンションの話は、避けられて
    いたようだ。


    専門外ではあるけども、
    少しづつ勉強しなければ。

     

     

    本の詳細はこちら。

    わが身に危険が迫ってもこれだけは伝えたい日本の真相! (船瀬俊介/成甲書房)


    2014年9月放送のNHKスペシャル
    「老後破産」の事はここでも
    紹介したと思う。


    本作品は、その書籍化したものであり、

    改めて、衝撃を受けた。


    とかく、私達日本人は、若い頃
    から、何とかなると思う生き方
    の人が多い。


    政府やマスコミを善意の存在と
    信じて、不都合な事実には、
    「面倒くさい」
    と目を瞑る人が多いと思う。


    今は、何とかならない時代
    であり、高度成長時代の両親の
    経験(真面目にやっていれば、
    幸せになれる)は、残念ながら
    再現しない。


    休日の1日、
    ゴルフや家族サービス
    を絶って、勇気を持って、
    こういう本を読んだ方が良い。
     


    不都合な事実を見つめ、
    自分の人生プランを考える
    事が、この時代のポイント
    だと思うが、どうだろう。

     

     

    本の詳細はこちら。
    老後破産:長寿という悪夢(NHKスペシャル取材班/新潮社)


    これは、人事と教育に関わる
    根幹の真実が書かれており、
    不勉強な僕にとって、衝撃の
    本であり、ポストイットを
    ベタベタ貼りながら、3回も
    読み込んだ。


    育児
    教育


    採用や労務に関わる人達が
    読むべきだが、きっと、ショック
    を受けるだろうなあ。

    以下抜粋

    というか、私の解釈



    ・才能や収入には、遺伝が関わって
    いること
    ・知能や学力にも、遺伝の影響が
    大きいこと
    ・育成とは、遺伝的才能を活かすこと


    驚いた事実は、ほぼ遺伝で決まる
    というデータと事実でも
    以下の通り



    ・体重と身長
    ・音楽、執筆、数学、スポーツ
    ・多くの精神(発達)障害

     

     

    本の詳細はこちら。

    日本人の9割が知らない遺伝の真実(安藤寿康/SBクリエイティブ)


    我らがパラダイス(林真理子)

  • 2017.04.15 Saturday | category:おすすめBOOKS
  • 50代普通の女性が、両親の介護
    というリアルな経験を通じて、
    起こす事件と学び。



    僕の同級生は、多くが苦労しており、

    身につまされるようなテーマであり、内容だ。



    僕自身は、自分も、高校卒業後
    生活費も学費も自分で負担して、
    好きに生きてきたし、
    両親も、介護の手前で、静かに
    旅立った。

    そういう意味では、自立した
    親子だったから、正直、小説に
    出てくる心情が、良くわからない。


    一方で、一定の年齢になったら、
    老後をどう生きるかは、個人の
    責任であり、大事な事だと思う。

     

     

    本の詳細はこちら。

    我らがパラダイス(林真理子/毎日新聞出版)


    罪の声(塩田武士)

  • 2017.04.10 Monday | category:おすすめBOOKS
  • 関西で起きた未解決事件

    「グリコ森永事件」を題材にした
    長編小説。

    その取材力、文章の美しさ、
    展開の素晴らしさで、睡眠不足になる。

    週末に存分読むことが楽しみになる、

    感動の一冊。

     

     

    本の詳細はこちら。

    罪の声(塩田武士/講談社)


    堀江貴文さんの本は、結構読んで
    いるが、この本が、一番説得力が
    あり、納得感がある。




    学生から、社会人まで、広範囲の
    読者向けだろうが、僕のオススメは、

    中間管理職とか、リーダーだ。


    無理やり、彼と僕の共通点を探せば、
    自由が好き(縛られたくない)ことと
    言葉がストレート過ぎる点か。

     

     


    さて、本作品は、「学校」の
    生立ちと国家との関係を歴史的に
    説明し、個人の人生にとって、無用
    であり、邪魔であると論じている。


    ついでに、「カイシャ」も同様だと
    切り捨てる。


    「所有文化」に染まり、経営者
    である僕が、賛同するのは如何な
    ものか、とも思うが、

    「なるほど、その通り」

    と頷く場面が多くて、貼り付けた
    ポストイットは、20枚を超えた。


    オススメしながら、何だけど、
    人の意見を妄信せず、自分の頭で
    考えて欲しい、是非。

     

     

    本の詳細はこちら。

    すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論 (堀江貴文/光文社新書)


    NHKアナウンサーだった堀潤さん
    が辞めて、新しい活動をしている
    ことを知らなかった。


    米国のマスコミとインターネットの
    コラボによる新しい取組や
    新しいメディアの形を紹介しており、
    知らないことだらけであった。



    海外で得られるニュースと
    日本のローカルニュースの違いは、
    度々ここでも書いたけど、
    こういう原因があるんだ
    という理解につながる本だ。


    日本のメディアが変われない
    理由も幾つか挙げられていて、
    特に、経営陣のネットリテラシー
    の低さについては、耳が痛い。


    自分もそうだが、この時代、
    新しい技術に基づく新しいやり方
    は、若手に任せるべきだ。


    絶対に勝てないし、
    はっきり言って、存在が邪魔だ。


    メディアを反面教師として
    良い学びになった様な気がする。

     

     

    本の詳細はこちら。

    僕らのニュースルーム革命 僕がテレビを変える、僕らがニュースを変える!(堀 潤/幻冬舎)


    電通のコピーライターである梅田さん
    は、とても誠実な仕事をする人
    であろう。

    本作品は、彼の書下ろしであり、
    そのノウハウを、余すことなく
    開示しているようだ。


    僕は、前書きにあるこんな台詞を
    読んで、この本を買い求め、
    既に二度読んで、そのノウハウの
    一部を自らの仕事に取り込んでみた。


    「言葉が意見を伝える道具ならば、
    まず、意見を育てる必要がある
    のではないか?」


    「言葉は思考の上澄みに過ぎない」



    全く同感。


    そして、この三連休は、彼の言う

    「内なる言葉」と向き合う

    貴重な休日になった。


    これからは、毎週、

    「自分との会議時間を確保する」
    事を強く心に決めたのも、この
    本あればこそ。


    経験とモノマネで終わらない
    ビジネスマンを目指す人には、
    是非進めたい。

     

     

    本の詳細はこちら。

    「言葉にできる」は武器になる。(日本経済新聞出版社/梅田悟司)


    ばかもの(絲山秋子)

  • 2017.03.09 Thursday | category:おすすめBOOKS
  • 絲山秋子さんの文章はリズムと
    響きがいい


    というのは、田中和生さんの後書(解説)

    にもある通りだ。



    主人公は、
    「行き場のない思い」に苦しみ、
    ニートそのものの生き方をして、
    いつまでも、親元を出られず、
    アルコール依存性になる。
    凄まじい内容だ。


    行き場のない思い、とは、
    仕事や家庭で安易な到達感を
    得られず、満足感からもほど遠い。


    充実感など、あり得ない男だ。


    似た者同士の恋愛小説と言ったら、
    軽い表現だろうか。


    不思議な事に、この主人公に
    共感する自分がいる。


    何時も思うのですが、
    絲山秋子さんの人間観が映し出す
    北関東の世界は、すごいです。

     

     

    本の詳細はこちら。

    ばかもの(絲山秋子/新潮文庫)


    行動デザインの教科書

  • 2017.03.06 Monday | category:おすすめBOOKS
  • これは、マーケティング担当の
    スタッフから薦められた本だが、
    以前参加したセミナーに登壇した
    博報堂の 國田圭作さんの著作
    だとわかって、週末読んでみた。


    右肩下がりの時代のマーケティング
    というものの理解から始まって、
    人間行動学や恐らく心理学の分野
    とビジネスの現場の話が、とても
    わかりやすく書かれており、
    参考になる情報が満載であった。



    國田さんは、講演では、若い人の
    行動を、ビデオで記録する映像
    を紹介し、

    「行動から考える」


    という事例を紹介していたが、
    本人も、無意識の行動を分析する
    ところは、本当に面白い。



    さて、当社は、今年、この
    デザイン思考をコンセプトとした
    若手幹部候補生の研修プログラムを
    あのシリコンバレーに行って、
    実践するのだが、この時代の変わり目
    に登場した新しいメソッドをどう
    理解して、使っていくか、
    今からワクワクするのを禁じ得ない。

     

    本の詳細はこちら。

    人を動かすマーケティングの新戦略 「行動デザイン」の教科書

     

     

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    蜜蜂と遠雷(恩田陸)

  • 2017.03.02 Thursday | category:おすすめBOOKS
  • 生涯で、コンサートとか
    リサイタルというものに、足を運んだのが

    恐らく10数回と言う僕が、読み切れると
    思わなかったが、不思議な魅力があり、
    長編小説を読み切った。



    恩田陸さんの作品を読むのは、
    「夜のピクニック」以来だけど、
    恐るべし。

    毎晩食後から、寝るまでの
    間に読む本だったけど、睡眠不足に

    なった日もあったなあ。





    小説の中でも特に、三次予選が終わって、
    サラリーマン音楽家の高島明石と
    伝説の復活少女榮伝亜夜が触れ合う
    シーンは、良かったなあ。



    でも、クラシック音楽を聴かせる
    小説は、初めてで、本当に

    驚きました。

     

     

    本の詳細はこちら。

    蜜蜂と遠雷(恩田陸/幻冬舎)


    日本3.0(佐々木紀彦)

  • 2017.02.28 Tuesday | category:おすすめBOOKS
  • News Picks編集長の佐々木さん

     

    ほりえもんやワークスの牧野さん、

    尊敬する冨山和彦さんなどの対談や

    記事が好きで、スキマ時間に読んでいたが、

    ついに、本を出したんだ!と思って早々購入。

     

    あまりに面白くて、3回も読んでしまった。

    本当は、合宿までに読まなければいけない

    本が、あと3冊もあるのに。

     

    そして、先週から始まった弊社新卒説明会でも、

    やけに高圧的な社長プレゼンは、

    間違いなくこの本の影響。

    単純だなあ、われながら。

     

    いずれにしても、

    今何が起きているか、

    何が大事か、

    を感じられる本でお奨めである。

     

     

    本の詳細はこちら。

    日本3.0 2020年の人生戦略 (佐々木紀彦/幻冬舎)


    最近は、この手の本が、
    ビジネスコーナーに多い。

    その中でも、ダボス会議創設者が
    書いたこの本を選んで、正解
    だったと思う。


    デジタル革命が、第4次産業革命
    に繋がる時代背景から丁寧に説明がある。


    そしてその影響力についても、
    恐怖感を煽るようなものではなく、
    予測できないことは、

    そのようにハッキリ言うところが良い。


    さらに、経済だけではなく、
    国や個人或いは、社会への影響
    を実直に展開する内容で、
    とても、読みやすかった。


    今一度


    「今何が起きようとしているのか」

    を知ろうとするとき、基本的情報が
    満載で、とても、役に立った。

     

     

    本の紹介はこちら。

    第四次産業革命 ダボス会議が予測する未来(クラウス・シュワブ/日本経済新聞出版社)

     


    「クローズアップ現代」
    は、4月から、複数のキャスター
    が担当する新しいシステムに
    変わったが、それまでキャスターを
    1人で担当した国谷さんは、23年間
    外部スタッフとして、務めて
    こられた。

    とても知的で魅力的な女性で、
    ファンも多いと聞く。

    私もその1人で、いくつも印象的な
    テーマの記憶がある。
    また、録画して観ることも多かった。


    それだけ、情報ソースとして、
    活用していたのだ。


    この本は、彼女のキャリアや
    仕事への取り組みかたや学び、
    更には、例のやらせ問題まで、
    取り上げた力作である。


    知的向上心あふれる女性に
    読んでほしいなあと思う。

     

    本の紹介はこちら。

    キャスターという仕事 (国谷裕子/岩波新書) 


    格差社会(橘木 俊詔)

  • 2017.02.03 Friday | category:おすすめBOOKS
  • 経営者やリーダーが知らなければいけない

    ことの一つに、所謂格差問題がある。

    今世の中で、起きていることの根幹は、

    先進国の格差問題に起因しているからだ。

     

    この本は、日本について、かなり、詳細に

    その実態を紹介しており、読みやすくお奨めである。

     

    2008年のデータにあるが、先進国の中での

    相対的貧困率(その国の平均所得の50%未満の比率)

    は、約16%で、先進国中アメリカについで、2位である。

    世界では、120位。

     

    つまり、全世界でみれば、日本は裕福だけど、

    先進国全体で、実に、所得に差がつき始め、

    日本は、格差がトップレベルになっている、

    というのが事実だろう。

     

    生活保護世帯、貯金ゼロ世帯、自己破産件数

    などの増加から、これの経緯を丁寧に説明する。

     

     

    「平等神話」はなぜ崩壊したか?

     

    ・長期不況による非正規労働の増加

    ・評価システムの変遷

    ・母子家庭(離婚)の増加

    ・高齢単身者の増加

    ・地方経済の劣化

    ・税制システム

     

    という点から、データを紹介し、解説も

    わかりやすい。

     

    さらには、根本的な課題として、

     

    ・教育機会の不平等(社会の固定化)

    ・富裕層の変化による教育の歪み

     

    をあげて、最後に、筆者の処方箋を

    まとめている形だ。

     

     

    本の詳細はこちら。

    格差社会―何が問題なのか (橘木 俊詔/岩波新書) 


    この本をちゃんと読もう、と決めて、ゴルフを

    止め、テレビ(ニュースとラグビー除く)を止めて、

    ビジネス以外のSNSも、アクセスしないようにした

    のが、半年前。

     

    なんといっても、登場人物がちんぷんかんぷんで、

    主なそれらを調べることと、当時の地図を見比べ

    ながら、まさしく、授業を受ける形で、読み進めた

    ので、週末以外には、手がつけられなかった。

     

    でも、読後マラソン走破のような爽快感があり、

    やっぱり、自分の時間を、これに集中して

    良かったと思う。

     

     

    歴史から学ぶ

     

    という言葉は、よく語られるが、事実やデータを

    じっくり見比べて、組織や人事の観点から、

    思いをめぐらせるのは、この上ない充実感を

    感じる週末の午後だった。

     

    終了後、以下のような「学び」を

    出口さんに(勝手に)報告して修了。

     

    ・組織のリーダーは、属人性を排して、優秀な人にこそ

     その機会を与えること

    ・意思決定にあたっては、感情を極力排し、信念と戦略性、

     合理性から、決めること

     

    この二つが、歴史の組織の盛衰から、僕が学べたことである。

     

     

    本の詳細はこちら。

    「全世界史」講義 II 近世・近現代編:教養に効く! 人類5000年史 (出口治明/新潮社)



            

                     

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