人事採用コンサルティング・アウトソーシングの(株)トライアンフ代表 樋口弘和のオフィシャルブログです。

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十三階の女(吉川英梨)

  • 2017.09.17 Sunday | category:おすすめBOOKS
  • 女性が書いた警察(公安)小説
    は、初めて読んだが、想像以上に
    面白く、男には、絶対書けない
    人間臭さや複雑さに圧倒されて、
    この本は、ヒットしてきっと
    映画化されるのではないか、
    と思った。


    公安組織など縁も興味の無い
    女性でも、楽しめる警察小説
    としてオススメする。

     

     

     

    本の詳細はこちら。

    十三階の女(吉川英梨/双葉社)


    限界国家(毛受敏浩)

  • 2017.09.10 Sunday | category:おすすめBOOKS
  • 人口減少による深刻な問題点を
    客観的に述べて、その上で、
    何故この問題を政府や国民が
    真剣に解決しようとしないのか?

    を論じているところが面白い。


    読みながら、自分自身にも

    外国人に対する差別や排他的な
    気持ちがあるとしたら、何故だろう?


    また、人口減少の様な少しづつ
    影響を与える問題を、見て見ぬ振り
    をするのは、日本人の特性か?


    などということを考えて、
    読んでみた。


    本著は、スペインやドイツの事例や
    日本の現実が、わかりやすく紹介
    されており、人口問題の入門書
    としては、とても良いと思う。



    世界から見て、日本の無策が
    異様に映る点は、怖いなあと
    思う。

     

     

    本の詳細はこちら。

    限界国家 人口減少で日本が迫られる最終選択 (毛受敏浩/朝日新書)


    経営者との会食の席で、
    意外に多い話題は
    セクハラとパワハラである。


    それだけ、中高年から見ると、
    自己チューでのコミュニケーション
    が多いのだろう。


    職場では、パワーバランスが
    あり、当然だが、弱い立場の
    人たちは、上司に気を使う。


    これを、自分への好意と勘違い
    し、信じて疑わないおっさん達


    性の違いを超えて、
    個人を尊重する事は、
    ある程度の人間性を要する
    のだなあと言うことが最大の
    気付きである。

     

    本の詳細はこちら。

    部長、その恋愛はセクハラです!(牟田和恵/集英社新書)

     


    文藝春秋9月号

  • 2017.09.02 Saturday | category:おすすめBOOKS
  • 9月号では、北朝鮮と中国の
    軍事問題を扱っている。


    記事によれば、米国や韓国
    よりも、日本が、北朝鮮の
    核攻撃の対象になる可能性が
    高いという。



    私達日本人は、戦争などという
    ものは、過去の歴史としか考えて
    いない。


    しかし、北朝鮮で、核発射ボタン
    の権限を持つ国家トップは、
    人間として既に壊れているのでは
    ないか、と言われている。



    つまり、何があっても、
    不思議ではないのだ。


    今回の記事を読んでも、
    両国の情報が如何に少ないか、
    強く感じるが、解決不可能と言われる
    この問題から、目を背けて
    いるだけでは、大人とは言えない。

     

    本の詳細はこちら。

    文藝春秋  2017年 09 月号


    石つぶて(清武英利)

  • 2017.08.31 Thursday | category:おすすめBOOKS
  • 読売巨人軍代表だった
    清武さんの力作である。


    外務省の不正(公金横領?)を
    舞台にした警視庁捜査2課の
    活動を記したノンフィクション。


    この上なく、リアルで、迫力がある。

    役人
    予算
    国家


    何も縁のない世界だが、
    自分も一介の刑事になった
    様な気分で、一気に読破した。


    検察や警察が舞台のこう言う
    本の面白いところは、毎日の地味な
    業務の延長に、強い信念と職業倫理
    が垣間見えるからだと思う。

     

     

     

    本の詳細はこちら。

    石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの(清武英利/講談社)


    日本の人事を科学する(大湾秀雄)

  • 2017.08.30 Wednesday | category:おすすめBOOKS
  • 日本の人事部は、データによる
    PDCAを回さない。

    新卒採用中心で、その必要性が
    低いことや、スタッフに事務系が
    多いことが理由だという。


    なるほど、と思う。


    当社も、まだまだ直感で人事を
    行っている口だが、一部
    データ化することも増えて来た。


    そうだよな、ということも、
    意外だなと思うこともあり、
    この意外性が大切だと著者は言う。



    若い人事スタッフに読んで
    もらいたい一冊である。

     

     

    本の詳細はこちら。

    日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用(大湾秀雄/日本経済新聞出版社)


    僕は、人の話をジックリ聴く
    ことが苦手だ。


    研修講師としては、偉そうな
    ことを言うが、本当の所は、
    自分のペースで、自分にわかり
    やすい様に結論から話して、

    と言う自己チューの血が
    ドクドクと流れている。


    臨床心理学者(今風のカウンセリング)
    の河合隼雄さん(故人)は、その
    要諦を語る中で、「頑張れよ」
    と言う言葉は、励ましの言葉では
    なく、突き離す冷たい言葉だと
    言う。


    「私は、ここで失敬します。」
    と言うことだと。



    そうではなくて、

    「あなたが持ってきた荷物は
    私も、持っていますよ」と言う
    態度で別れるのだ、と言う。



    自己チューな僕でも、一つ
    励まされたのは、カウンセリング
    をやる人は、絶対的に強くなければ
    いけないというご意見。


    例えば、今の僕は、140人の
    スタッフのお父さん でなければ
    いけないということか。


    小川さんは、

    人生は、その人なりの現実を
    物語化して記憶することの繰り返し

    臨床心理の仕事は、この物語を
    作れない人を作れる様にすること


    だと言う。



    河合隼雄さんの世界に行くには
    まだまだ時間がかかりそうだ。

     

     

     

    本の詳細はこちら。

    生きるとは、自分の物語をつくること(河合隼雄、小川洋子/新潮文庫)


    絶望ノート(歌野晶午)

  • 2017.08.27 Sunday | category:おすすめBOOKS
  • 歌野さんの著作、2冊目のご紹介。

    分厚いこの小説は、 貧困に苦しむ大人しい中学生
    の心の足掻きと大人達への
    抵抗を描いた作品だけど、
    最後のシーンで、事実が
    はっきりわかって、大層怖かった。



    歌野さんの小説の構成は、
    深くて面白い。


    夏休みの暇つぶしには
    おすすめの一冊。

     

     

    本の詳細はこちら。

    絶望ノート(歌野晶午)


    歌野さんが実質的に売れ出した
    のは、この本からだろうか?


    一見、何の脈絡のない展開が、
    最後に一気に結びついて、
    絡み合って、怒涛のラストに
    向かっていくのは、何時もの
    パターンなのかしら。


    夏休みの就寝前のお楽しみ
    読書にぴったりなので、ここで
    ご紹介

     

     

    本の詳細はこちら。

    葉桜の季節に君を想うということ(歌野晶午)


    承認欲求から逃れる

  • 2017.08.25 Friday | category:おすすめBOOKS
  • 嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史健)


    この本は、相当のベストセラー
    だったから、手に取った人も
    多いだろう。


    だがしかし、自分の人生と
    向き合いながら、じっくり
    読んだ人がどれ程いるのだろうか?


    対話形式の読みやすい工夫を
    してはいるが、中身は、猛烈に濃い。


    とてもさらさら読めずに、
    ブスブス刺さってくるし、
    重たく不愉快な本だ。


    傑作だと思う。


    5年前であれば、僕は
    全く受け付けない本だが、
    読んだ感想は、当社の全リーダーに
    進めたい。


    特に、悩み多い
    あるいは、イマイチの状態
    の彼等が今こそ、腰を据えて
    読むべきだと思う。

     

     

    本の詳細はこちら。

    嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史健)


    デンジャラス(桐野夏生)

  • 2017.08.19 Saturday | category:おすすめBOOKS
  • 文豪 谷崎潤一郎が築き上げた
    理想の「家族帝国」での
    女性たちとの関係。


    谷崎の創作の源でありながら、彼の才能と個性に翻弄される女たちの緊張関係を描いた

    なかなかの力作だった。



    桐野さんの作品は、大体
    読んでいるが、ちょっと、テイスト
    の違いがあって、面白い作品である。

     

     

    本の詳細はこちら。

    デンジャラス(桐野夏生/中央公論新社)


    死ぬほど読書(丹羽宇一郎)

  • 2017.08.15 Tuesday | category:おすすめBOOKS
  • 若い人は、どんな本を読んだら
    良いかわからない、と言う。


    それは、好奇心が少なく、新しい
    世界を知る喜びを知らずに生きている
    ことであり、もったいない。


    丹羽さんは、教養とは何か?
    という問いに対して、


    「自分は何も知らない、と自覚
    することだ。」

    と言うが、全く同感である。



    死ぬまで、知的好奇心を
    満たそうとする生き方が、
    素敵だと思う。


    そして、この事を伝えることが、
    還暦を迎える僕のお役目と認識し
    ついに、読書会を始めることに
    なった。

     

     

    本の詳細はこちら。

    死ぬほど読書(丹羽宇一郎/幻冬舎新書)


    月の満ち欠け(佐藤正午)

  • 2017.08.14 Monday | category:おすすめBOOKS
  • 「輪廻転生」と言うのだろうか?


    今年の直木賞作品は、
    如何なものか、と読み始めたが、
    一気に読んでしまった。


    きっと、映画化されるんだろうなあと
    思いながら、巧みな展開を
    楽しめる。


    夏休みの気休めにオススメの一冊。

     

     

     

    本の詳細はこちら。

    月の満ち欠け(佐藤正午/岩波書店)


    悪寒(伊岡瞬)

  • 2017.08.13 Sunday | category:おすすめBOOKS
  • 夜の寝る間のベッドでの
    ちょっとした時間に、と思って、
    買った本が、意外に面白くて、
    寝れなかった、ということがままある。


    この本も、正に、その一冊であり、
    同年輩の中高年作者が、
    家族愛と中年男の鈍感さを
    テーマに書いた力作である。




    仕事という言葉で包んだ
    自分の世界しか知らない
    同世代の男たちの単純さが、
    シニカルに描かれていて、
    笑えない。


    が、30代以上のパパや
    同級生には、薦めてみたい
    一冊である。

     

     

     

    本の詳細はこちら。

    悪寒(伊岡瞬/集英社)


    シリコンバレー式よい休息

  • 2017.08.11 Friday | category:おすすめBOOKS
  • 僕は、間も無く還暦を迎えるが、
    僕が生きていた時代では、
    ほぼ、10年前まで、

    「男は仕事」
    「会社の知名度が、社会の認知」
    「会社の出世が、人生の成功」


    という具合だったから、「休憩」
    などと言われても、ピンとこないのが、
    正直な所だ。


    だがしかし、歳を重ねて、
    純粋な体力も落ちて、脳味噌と
    ハートを使う以外、役に立たない
    ことを悟ると、体調の維持や
    想像力の維持に関心を持たざるを
    得ない。


    この本には、最近自分が感じて
    いることが、かなり、体系的に
    書かれており、やっぱりなあと
    納得することが多かった。


    運動や休暇の重要性は、幾ばくか
    の経験があるが、睡眠や昼寝の
    科学的効用については、驚く
    ことが多く、是非、社内で、試して
    みたいと思う。

     

     

     

    本の詳細はこちら。

    シリコンバレー式よい休息(アレックス・スジョン-キム・パン/日経BP社)


    勉強の哲学(千葉雅也)

  • 2017.08.08 Tuesday | category:おすすめBOOKS
  • この数ヶ月読書会(勉強会)について
    悶々としている。
    僕にしては、珍しく歯切れが
    悪いのは、幾つか理由がある。


    ・そもそもこの情報洪水の時代に
    勉強という事の意味が、当社の若い
    スタッフにわかっているのか?

    ・ろくに本も読まない彼らに、
    その大切さを、立場を超えて、
    伝えられるか?

    ・30数年の年代ギャップを超えて、
    果たして、知的コミュニケーション
    は、成立するのか?


    特に、最後の問題を考えて、
    手に取った本が、これである。


    著者は、なかなかユニークだ。
    まだまだ若く、30代かな?



    パリで学び、 東大の哲学の博士修了。



    面白いのは、言葉の選び方で、
    「そうか、若い人たちは、こういう
    表現をするのか!」の連続。


    逆に言えば、僕にとっては
    読みづらい英文和訳に挑戦して
    いるようだ。



    当社の若いリーダーに
    読ませてみたいものだ。

     

     

    本の詳細はこちら。

    勉強の哲学 来たるべきバカのために(千葉雅也/文藝春秋)


    光のない海(白石一文)

  • 2017.08.07 Monday | category:おすすめBOOKS
  • この本もまた、濃い小説だ。


    「誰とも繋がれない大人たちへ」


    という帯の言葉は、例外なく、
    僕等の世代に響くような気がする。

     

    本の詳細はこちら。

    光のない海(白石一文/集英社)


    思わず、タイトルに惹かれて
    買ってしまった玄田先生の本。


    このタイトルに対して、多くの
    専門家が、分析を投稿するという
    スタイルで、いやあ、面白い。



    人件費が、売上の半分以上という
    労働集約型事業の経営という
    立場もあるが、1人の人事屋として、

    久しぶりに労働経済学に触れて、
    夢中になれた。



    これは、当社役員の夏休みの
    課題図書にしよう。


    人事部門には、採用、教育などの
    感性を軸にした業務が多いが、
    やはり、キャリアアップを目指すのであれば、

    経営者目線での仕事が欠かせないし、

    本書を読むべきだと思う。


    人事部門全体で働く人にとっての
    必読書と言っても、過言では
    無いだろう。

     

     

    本の詳細はこちら。

    人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか(玄田有史/慶應義塾大学出版会)


    変幻(今野敏)

  • 2017.08.05 Saturday | category:おすすめBOOKS
  • 僕は、酒もゲームも賭事も
    やらないし、ゴルフをやめて、
    スポーツもこれといってやらない
    上、気が向かない食事や飲み会も
    殆ど顔を出さない。



    究極の娯楽は、読書であり、
    特に、脳みそが疲労困ぱいした
    時に、寝ながら読む小説を
    数冊用意している。



    今野さんの警察小説は、その中の
    一冊。きっと、ゲームをやる人と
    同じ心理なんだろうな、と思う。

     

     

     

    本の詳細はこちら。

    変幻(今野敏/講談社)


    僕が今一番やりたいことは、
    若い人と一緒に、あるテーマを
    決めて、その分野の本を読み、
    語り合うことである。


    凡人の最たる僕が、たまたま
    企業経営に携わり、社会や組織
    あるいは、人間の本質に少しは
    近づくことができた。



    凡人でも、勉強して、一生懸命
    自分の頭で考えてみれば、少しは
    世の中の事がわかるようになったのだ。



    このことを、若い人に教えて
    あげたいと思う。


    出口さんが、おっしゃるように、
    現代は、自分の頭で考えることが
    最重要であり、最強の時代だ。


    僕自身は、出口さんの存在が大きい
    が、一方で、若い人に役立つ事が、
    その存在価値という年齢になって
    きた。



    こんな妄想?を数ヶ月
    している僕の背中を押してくれた
    のが、この本である。

     

     

     

    本の詳細はこちら。

    人生を面白くする 本物の教養 (出口治明/幻冬舎新書)


    小笹さんは、僕にとっても
    1つの目標になる人だ。


    目標の大きさやビジネス展開する
    力では、足元にも及ばないが、
    経営と人事 という取り組みでは、
    常に、2〜3年先行されているような
    気がする。


    いつも、著作を発行前に送って
    いただくが、今回のものは、
    なかなか力作だと思う。


    人事関係の方にも、使える
    アイデアがいくつもあると思う。

     

     

     

    本の詳細はこちら。

    モチベーション・マネジメントの真髄 ダイバーシティ時代の部下の束ね方(小笹芳央/PHP研究所)


    データで現代の社会を語る三浦展さん
    の本は、割と読んでいると思う。


    本書は、少子高齢化の時代に、
    東京近郊の街が、具体的に
    どう廃れていくか、も示しているし、
    奮闘する街の事例も紹介する。


    港区、中央区あるいは、武蔵小杉
    というタワーマンションで、生産力
    人口を増やした事例は、有名だが、
    30年後に、ニュータウンの再来に
    ならないかの分析もある。



    何れにしても、何処で働き、
    どういう生活と仕事をしていくか、
    個人の個性と主張が、益々強く
    なる時代になるだろう。

     

     

     

    本の詳細はこちら。

    東京郊外の生存競争が始まった! 静かな住宅地から仕事と娯楽のある都市へ (三浦展/光文社新書)


    不動産・住宅情報サイトHOMESを
    運営する LIFULL 人事担当役員の
    方が書いた本だ。


    組織活性化論を考えた時に、
    大事なことは、自社の今と未来について、
    やっているビジネスと風土の両面
    から、一番適切な方法や時間の
    使い方を間違えないようにすることで、
    それがないと、この手の本を読んで、
    施策のコピーにのみ走り、結果、
    風土の劣化と無駄な時間を
    使うことになりかねないものだ。


    そういう意味で、この本も慎重に
    読んだのだが、

    良い点が多く見つかった。


    何よりも、経営トップの
    モチベーションとコミットメント
    が強い。


    だから、著者も、良い仕事を
    しているのだろう。


    加えて、PDCAが良く回って
    いる様な気がする。


    ネーミングより、実は、運用に
    重きを置いて、しっかり、経営
    しているのではないか、と思う。



    当社に重ね合わせた時に
    盗める部分と真似してはいけない
    部分もわかり、休日の勉強に
    有効な本だった。

     

     

    本の詳細はこちら。

    日本一働きたい会社のつくりかた(羽田幸広/PHP研究所)


    日本中枢の崩壊(古賀茂明)

  • 2017.07.23 Sunday | category:おすすめBOOKS
  • この本は、国家公務員改革について書かれた本で、

    著者自身が、数億円の所得が得られる

    天下り先を提示されたエピソードや、

    時の政治家とのやりとりなどが記させていて、

    下手な小説よりよっぽど
    面白い内容だ。


    古賀茂明さんは、正義感と
    根性の座った人だと思う。


    霞が関の官僚についてのこんな
    くだりがある。


    ー 彼らは、小学生の頃から、ずっと
    勉強ができて、褒められてきた。
    そして、東大に入り、国家公務員試験
    に受かり、事あるごとに、賛美される
    人生を歩んできた。


    大凡彼らの欠点には2つの
    共通点がある。


    1つは、視野が狭くなりがちであること
    これが、閉鎖的な官僚組織で、
    さらに加速する。


    もう1つは、失敗経験が少ないために、
    リスクを取れないこと。


    僕は、世界共通のエリート官僚の
    習性かと思っていたが、どうも、
    そうではないようだ。

     

     

    本の詳細はこちら。

    日本中枢の崩壊(古賀茂明/講談社)


    今月号の文藝春秋は、読み応えがあった。

     

    標記の特集では、現政権への異論を唱える

    識者の投稿が続く。

     

    −自民党     村上誠一郎

    −元読売新聞記者 中西茂

    −ノンフィクション作家  森功

    −御厨貴・山崎正和(対談)

     

    いずれも、健全組織には、「異論」を堂々と

    言える雰囲気が大事だという内容が含まれるが、

    特に、最後の御厨さんと山崎さんの対談は、

    さすが、というか、重みが違う。

     

    佐藤栄作と安部首相を比べているのだが、

    フットワークの良い(軽い)安部さんに

    比べて、黙って話を聞く佐藤元首相を、

     

    「木鶏(もっけい)」と表している。

     

    これは、強さを外に出さない

    最強の闘鶏のたとえだという。

     

     

    これは、いい言葉だな。

    リーダのあるべき姿を現して

    いるような気がしてならない。

     

     

    本の詳細はこちら。

    文藝春秋 2017年 08 月号 [雑誌]


    日本中枢の狂謀(古賀茂明)

  • 2017.07.15 Saturday | category:おすすめBOOKS
  • 先の都知事選で、小池さんの
    対抗馬として、民主党推薦候補
    に推された古賀茂明さん


    ニュースステーションのMCも
    鋭いコメントで、面白かったが、
    最後は、

    「I am Not Abe」

    と言って、降板させられた。


    どこまでが、事実なのかは、よく
    わからないけども、決して、
    一般に流通しないであろう情報
    満載のこの本は、いやあ、
    面白い!



    売れるわけだ。


    そうだなあと思うのは、安倍首相の
    「改革」という名の各種プログラム
    のパフォーマンスの低さだ。



    トランプ大統領も
    小池さんも、そうだけど、
    「改革」を口にしないと国や首都
    のリーダーになれないから、
    選挙では、「改革」の連呼だが、
    その結果どうなったのかは、
    さっぱりわからなかったり、
    報告もないことが多いと思う。



    例えば、「働き方改革」は、改革の
    名に値しないと思う。


    毎月45時間の残業が目標で、
    100時間が、上限である。


    プレミアムフライデーなど、
    マスコミが報道する方が、可笑しい。


    働き方改革とは、高い生産性を
    前提に、給与を上げて、同時に
    残業をなくす事だ。


    せいぜい働き方改善くらいの
    プログラムを「改革」という
    所が、危ないなあと思う。

     

     

    本の詳細はこちら。

    日本中枢の狂謀(古賀茂明/講談社)


    近藤誠さんは、恐らく、癌告知を
    日本で初めて行った医師で、同時に
    医者の家系に生まれながら、医療と
    薬を真っ向から否定するような
    変った人だ。



    この度なんと菊池寛賞を受賞して、
    著作再発刊となったようだ。


    最近では、抗がん剤治療の効果について、

    マスコミでも特集されるように
    なってきたが、まあ、業界総スカン
    というところであろう。


    残念ながら、食事や運動について
    の意見や考えは、違うかなと思うが、
    何れにしても、彼は、土日も含めて
    毎朝6時から、診察以外は、
    研究室で、論文を読むか、書くか
    という毎日のようだ。

    そういう生き方も、
    是非学びたいものだ。

     

     

    本の詳細はこちら。
    医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法(近藤誠/アスコム)


    発達障害(岩波明)

  • 2017.07.07 Friday | category:おすすめBOOKS
  • 発達障害 という言葉は、特定の病名

    ではなく、いわば、総称である。

     

    具体的な病名は、自閉症スペクトラム障害(ASD)

    と 人口の5−10%と言われる注意欠如多動性障害

    (ADHD)に分かれ、双方の共通点もある。

     

    それらの内容を、精神科医が、一般人向けに

    丁寧に説明を記したのが、この本である。

     

    最後に、社会が、発達障害をどう受け入れるか

    という章があるが、この点は、考えさせられる。

     

    現実に、何人もの発達障害のスタッフと働いて

    きた経験から、とても難しい。

     

    特に、日本の企業社会では、

     

    1、空気を読む

    2、コンプライアンス社会で、管理が厳しい

     

    という二点が、彼らが生き辛いポイントのようだ。

     

    個別企業では解決できない

    大きな社会問題だなあ、と思う。

     

    本の詳細はこちら。

    発達障害(岩波明/文春新書)


    スノーデン 日本への警告

  • 2017.07.06 Thursday | category:おすすめBOOKS
  • CIAやNSAの職員であったスノーデン氏が、2013年

    米国政府の個人監視の実態について、暴露した内容は、

    世界中を大変驚かせる内容だった。

     

    この本は、1年前に、東大で行われたシンポジウムに

    WEBで参加した彼へのインタビューをまとめた

    ものだが、改めて読むと、驚きの連続である。

     

     

    ・ネット、通信のグローバル企業を複数持つ

     米国では、世界中の情報が、一度は、米国を通る

     立場にあり、世界中の情報を監視できる。

    ・情報収集コストが飛躍的に安価になった。

    ・Google,FBなどの企業は、政府に情報を提供している。

    ・監視対象は、テロに無関係の人権活動家、弁護士、

     ジャーナリストまで拡大している。

    ・当然、日本人も、監視の対象である。

    ・Google検索に打ち込んだ情報は、消えることはない。

     

     

    特に、強い学びは、以下のプライバシーという言葉の

    の定義についてである。(文中より)

     

     

    ープライバシーとは、悪いことを隠すということでは

     ありません。それは、自分であるための権利です。

     他人に害を与えない限り、自分らしく生きることのできる

     権利です。思索するとき、文章を書くとき、他人の判断や

     偏見から自分を守る権利です。自分とは、誰で、どういう

     人間になりたいのか、このことを誰に伝えるのかを決められる

     権利です。−

     

     

    情報収集コストが劇的に下がり、Googleの検索情報が消えずに

    誰かに監視されることが、技術的に出来るこの時代に、ナチス

    ドイツのような社会を創ってはならないと強く思う。

     

     

    本の詳細はこちら。

    スノーデン 日本への警告(集英社新書)


    精神的に充実しており、
    他人と自分を比較することなく、
    自己の価値観を持って、自立
    し、充実した生き方をしている人


    というと、ちょっと、非現実的に
    聞こえるかもしれないが、



    僕は、人生の成功は、こういう
    基準で良いと思う。




    高い収入や有名な学校や
    組織に属している事が、
    必ずしも、幸福に結びつかず、
    むしろ、これらが、ガマンを
    誘発して、幸せから遠ざけるのでは
    ないか、ということに、私達は、
    薄々気が付いている。



    この本は、医師の立場で、
    エビデンスを基に、どういう
    行動が、幸福感を産むのか、を
    解説しており、全体として、
    納得感があったので、ここで、
    ご紹介。

     

     

    本の詳細はこちら

    医師が教える幸せな人がやめている36の習慣(西多昌規)



            

                     

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