人事採用コンサルティング・アウトソーシングの(株)トライアンフ代表 樋口弘和のオフィシャルブログです。

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人を生かす 

  • 2008.07.27 Sunday | category:おすすめBOOKS
  • 人を生かす -稲盛一夫-

    京セラの稲盛さんが盛和塾の会員との
    質問に真面目に答えたその問答集の
    ようなものだ。

    お勧め本としてここに書いたが
    本当はお金を出してかったら
    良いですよ、とは思えない。
    なぜならば休日も寝れないほど悩んで
    いる人以外は理解できないからである。

    今回改めて思ったのだが、人を生かす
    というような経営の極意は、成功者が
    言葉で表すとあまりに単純すぎて
    「わかったつもり」になりがちである。
    でも本当の稲盛さんはあーでもない、
    こーでもない、と悩みに悩んで得た答え
    なのだと思う。悩みぬいた後の稲盛さんの
    成長&成功の要因はトレードオフと
    バランスの微妙なところにあり、それは
    こういうケーススタディでも表現しきれない
    のだ。だから、本という方法で世に出すのは
    如何なものか、とも思う。(勉強することを
    広く知らせる趣旨に反論するわけではない。)

    ここに登場するのは2代目の甘ちゃん経営者
    も含まれるが、多くは中小企業の域をでていない。

    聞きたいことはわかるが
    「答えを稲盛さんからもらおう」という
    その時点でもうダメだと思う。

    「もっと悩めよ!」というのが
    同じ中小企業経営者としての
    素直な感想である。

    この本は、去年8月内閣府男女協共同参画局
    が講演で開かれたシンポジウムの記録である。

    私がhp時代に学んだWLBとはその概念や
    定義が大きく異なり、事の外興味深く読めた。
    特に、日本の特異性から女性の
    家事労働も「ワーク」の概念で論じられるなど
    プレゼンターによって、社会、企業、女性など
    立脚点の違いで定義、戦略提案に対する主張は
    大きく異なる。

    また、データが抱負でデータをながめるだけでも
    考えさせられるような新鮮なものが多かった。

    いつも言うが、本当に価値のある書物は高い。
    この本も日本経済新聞社から2400円で
    出ているが、その10倍以上の価値を感じる
    良書の1冊だと思う。

    事実でモノを言え!

  • 2008.07.10 Thursday | category:おすすめBOOKS
  • 恥ずかしながらこのセリフは
    20歳代に私が当時の上司から
    散々浴びせられた言葉である。
    給与計算、労務担当という仕事を
    考えれば、当たり前のことであるが
    創造力と行動力を売りにしていた私は
    こういう基本的な緻密さというか
    能力に欠けており、毎日のように
    怒鳴られていた。

    「人間この信じやすきもの」
    T.ギロビッチ(新曜社)


    この本は、情報に対して人がどう
    感じ、理解し、思い込むかをかなり
    具体的に書いており、物事の判断に
    おける客観性について学ぶことが
    多かった。内容に重複が多く、決して
    おもしろいというようなものではないが、
    しっかり時間をとって、じっくり読むと
    良いなあと思う。

    個人が主役の働き方

  • 2008.07.04 Friday | category:おすすめBOOKS
  • ワークライフバランス社会へ
    大沢真知子著 岩波書店


    タイトルはこの本についたサブタイトル。
    2006年に出版された大沢さん
    (日本女子大学人間社会学部教授)の
    本はこの2年の古さもあるが、丁寧な
    データ収集と先進国の調査を基に
    社会的、経済的にこれからの働き方を
    わかり易く書いており、復習という
    意味でとても役にたった。
    特にEU諸国の取組みについては
    無知なことも多かった。

    当社は超一流企業からこういう
    経営課題を相談されるようになり、
    現在チームを挙げて勉強中である。
    私も8月一杯まではWLBについて
    勉強し、専門家にお会いし、EU諸国を
    みてまわるつもりだ。

    自社で実験し、学んだことを
    お客様に自身をもってご提案できる
    ことほど誇りに思えることはない。

    自我と金

  • 2008.06.24 Tuesday | category:おすすめBOOKS
  • こんなテーマで始まる
    「悩む力」姜尚中(集英社)


    情報ネットワークによる情報の洪水、
    知っているふり、考え抜かない人、
    悩まない人、こんなことをまっとうな
    社会人なら感じているだろう。

    ワープロが日本人の国語力を落とし、
    検索エンジンは「わかったふり」を
    助長し、人間はますますアホになっていく。

    100年前に資本主義のこうなることを
    見越して悩んでいた人物がいるという。
    夏目漱石とマックス・ウェーバの二人だ。

    僕のような凡人でも世の中のおかしさに
    気が付き、ガソリンも200円、タバコも
    1000円になって一回立ち止まって考えた
    ほうがいいよ、くらいは思う今日この頃。

    姜尚中さんは誠実に悩み学んでいる人だ。
    こういう本を読むと自分の浅さが
    恥ずかしくも思うが、心が洗われる。

    新書も捨てたものではない。
    僕も新書の出版の話が来た。
    世の中に貢献できるものを
    だしたいものだ。

    勝間和代さん

  • 2008.06.14 Saturday | category:おすすめBOOKS
  • 効率が10倍アップする
    新・知的生産術(ダイヤモンド社)

    書店にずらりと並んだ彼女の本で
    その華やかなキャリアと実績を
    見て引いていたが、周りの薦めで
    読んでみた。


    面白かった!
    ものすごい情報量の本だ。
    書かれていることの半分くらいは
    実践していたが、合理的な理由も
    なくなんとなく、ということが
    多かったが、その根拠や正しいことが
    検証されてすっきりすることもあり、
    一方「そこまでやるか」と舌を巻くことも
    いくつもあった。

    彼女の凄さは、惜しみなく情報を公開
    していること。天晴れである。
    そして自分で書いていることも大した
    ものだと思う。

    大事なことは、感心するだけでなく、
    〕解すること⊆分ができることを
    見つけてまねすることこれを繰り返して
    自分のスタイルを確立することだろう。

    彼女と同じことをやろうとしても無理。
    逆にコンプレックスをもったり、勝間さん
    は特別、で終わってしまうのが一番ダメ。
    でもそういう人が圧倒的に多いのだと思う。

    やむを得ないが、ベストセラーであるがゆえに
    彼女も言うように、「そこをもっと知りたい」
    ことは書かれていないこと。
    つまり「普通の人向け」なので、僕のような
    上級者には物足りない。
    もう少し彼女の本や推薦本を読んでみよう。
    彼女の言うように1500円そこそこで
    そこまで求めるのは贅沢というものだ。

    信念の人 後藤田父子

  • 2008.06.07 Saturday | category:おすすめBOOKS
  • 先日 後藤田正純さんのパーティに
    参加して最前列で閣僚の方々の挨拶を
    真剣に聞いてみた。与謝野さん、加藤さん
    は予想通り善のオーラを感じた。

    さて、その後、彼の初出版である本を
    読んでみて、とても面白かったので、
    紹介させていただく。

    『政治家の覚悟 国民の覚悟』後藤田正純 扶桑社



    タイトルほど政治色はなく、私たちが普段マスコミ
    報道から感じている印象や評価を、高い視点で
    反論する内容が多い。政治や社会問題について
    不勉強な私がモノを言うのは差し控えるが、
    しっかり仕事をしている方だなあ、よく勉強して
    信念を作りつつあるなあ、と感じた。

    お父様である後藤田理事長にはかれこれ5年に
    わたりお世話になっている。
    創業以降私が経営の相談をさせていただく
    数少ない中のお1人である。

    私の相談に対して理事長に言われることは
    いつも同じである。

    「自分の信念に従って判断しなさい。」

    言葉にするとこれだけのことだが、
    信念を持って病院を経営されてきた
    凄みが私に乗り移って、都度勇気を
    もらえるのだ。
    後藤田理事長の高潔な信念が正純代議士に
    伝わって、日本が明るく将来が楽しみな
    国になれば良い、私も及ばずながら
    少しでもそのお手伝いをしたいものだ。

    セイゴオ先生の人間文化講義

  • 2008.05.16 Friday | category:おすすめBOOKS
  • 今日からお勧め本のコーナーを作ったので、
    少しでも皆さんのお役にたてれば、と思います。

    記念すべき第1冊目は
    「17歳のための世界と日本の見方」
    松岡正剛 著 春秋社





    有名なセイゴオ先生の授業の記録。
    簡単な言い回しなのだが、物凄く
    難しい。恥ずかしながら、ほとんどの
    ページを読み直しながらようやく理解
    できる、という感じだ。

    宗教、哲学、物語などを引き合いに
    人間文化という簡単から高度な解説を
    してくれる。
    恥ずかしくなるくらい不勉強な自分に
    強い劣等感を感じながらも面白くて
    止まらない、でも2時間も読むと
    むちゃくちゃ疲れる。

    学説の真偽や客観性は私にはわからない、
    が、全編を通じて

    「なるほど、そういうことだったのかあ!」

    の連続である。

    世界や歴史を学ばなければと思いつつ、
    安易な知識の習得に走ってしまう自分を
    強く強く反省した次第である。


            

                     

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