Fact fullness 4

何日にも分けてここに書いたように、
学びの多い本ではあった。


一方で、その実戦は難しい。
正確性を優先すればするほど、決断は鈍り、
問題の先送りになる可能性があるからだ。


正しい決断が、
タイムリーにする事を目的とすると、
やはり日常の情報収集の仕方ではないか。


確かに、便利でただの情報や問題を煽りたがる
マスコミに依存するのは危険だろう。


結論を思い込まないようにする様に
自制する事も権力者の大事な事だろう。


世界を旅して、自分の目で見ることや、
歴史の史実を丁寧に理解する事も同様。


結局は、勉強を重ねて、
直観力を高めるということになるのかなあ。

Find fullness 3

私たちは、出来るだけ単純に
モノゴトや世の中を理解したいので、
起きている現象を
2つのグループで表現したがる。


この本では、これを分断本能と読んでいる。


先進国と後進国
資産家と貧困層
勝ち組と負け組 などなど


誰でもが思い込みやすいこうした
私たちの特性と、
分かり易い表現を宿命とする
マスコミの情報に注意しなければならない。

Fact fullness 2

昨日の続き


ではなぜ、私たちは、
現在と未来に悲観的なのか?ということも、
丁寧に解説されている。


まず私達は、「昔は良かった」と思う時に、
よくなかった事を忘れがちのようだ。
確かに、思い出は素朴で美しいことが多い。


次にニュースの発信者は、
多くの人の耳目を集めるために、
「悪いこと」を伝えがちであり、
また良いことはニュースバリューがない
というのも、確かに事実だろう。


更に、「良いこと」は、
少しずつ起きているので、
目に止まりづらいけど、
悪いことは、特に現代の情報化時代では
センセーショナルに伝わりやすい。


以上から、僕たちが気をつける事は、
悪いニュースに過剰に反応せず、
目立たぬ進歩を日々学び続けることである。

Fact fullness

この本は、世界で100万部売れたらしいので、
読まれた方も多いだろう。


正しい事実認識というか
社会や世界を適切に理解する事を
説いた書物だが、
インテリジェンスにとっては、
とても刺激的な内容だったのではないか。


僕は、去年一度読んで、
GWに再読してみたが、
それくらいマネジメントにとっては、
価値のある内容だと思う。


以前ここにも書いたと思うが、
「会社の強みや良い所」を
スタッフで話し合うというセッションも、
この本から思いついたものだ。


高い目標を掲げるリーダーは、
常に、次々と現れる「課題という名の難敵」と
戦い続けなければならないというのは、
その通りだが、それだけではダメだよ、
という事を教わった。


当社もまた「世界」と同様に進歩しているし、
進化しているという客観的事実を
マネジメントチームで正式に共有する事もまた
大事な仕事だと思う。


僕流に解釈すると
「不易と流行」の不易について
どうマネジメントするのか、
という事だと思うのだけど、どうだろうか。

犯罪者(太田愛)

今年のGWの最初の読物。


10分の空き時間にも手が離れず、2日で、読了。
読み出したら止まらない部門では、
今まででベスト3に入るかも。


是非おすすめします。


ストーリー展開、社会問題の提起、
登場人物の魅力、どれをとっても秀逸。


太田愛さんのこれがデビュー作だとか。
すごい才能だなあ。

プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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