小説8050

林真理子さん著作の今話題の本。
50歳の引き篭もり息子が、
80歳の親と同居してその年金で生活する様を、
どうやら、8050と言うらしい。


主人公の父親が自分とよく似ていて、
頑固で、人の話を聞かず、
白黒はっきりさせたがるから
家族が誰も心を開かない所は、
そっくりだったので、とても嫌な気分で、
でもストーリー展開の面白さは、
眠気も飛ぶように面白く、
複雑な読書となった。


ー 心を殺すことは殺人と同じだ。
ー 結婚というものは、
まるで理解し合えない人間と、
何十年か一緒に暮らしていくものなのだ。


この二つみたいな凄い台詞が、
いくつも出てくる。
そして最後は、泣かせるんだなあ、これが。


世のお父さんよ、是非読んでみてくれ。

ブラックボックス

食の安全と安心がテーマの小説で、
かなり怖い内容だ。
農業事業で利益追求することが
果たして健康に寄与するのか?


自然農業から離れて、ハイテクになるほど、
その答えは、ブラックボックス化して
誰にもわからないというストーリーだ。


篠田節子さんの小説だから、きっと、
参考図書以外にかなりリアルな事例が
あったのだろうと推察される。


食の安全意識は、
ライフスタイルそのものだけど、
多くの人に読んで欲しい衝撃の一冊である。

働くということ3

当時僕のバイヤーの担当は、半導体メモリー。


価格も高く、中心部品であり、
日立や三菱電気の営業課長が、
お客さんとして頭を下げてくれるので、
なんだか勘違いしそうなポジションだ。


当時高速メモリーは、
日本製が米国やヨーロッパを超えるシェアを
持っていたが、HPは品質管理のために、
米国で世界中のメモリーを一括購入して、
日本に送られて来ていた。


費用は当然日本国内で直接購入するより
80%高い。誰がみても、バカな話だ。


なんでこんなことが
数十年続いていたかというと、
HPの品質第一主義と高収益体制から、
コストダウンが日本の工場で
強く求められなかったせいだったと思う。


毎週遅刻していた不良社員の改善欲求に
火がついた。


品質部長に直接訴えて、直接購入を提案した。
海外工場長の承認は、英語で苦労したけど、
HPの凄いところは、新人にこういう提案を
させるところ。


何とかドライランに漕ぎ着け、
全面的OKが出たのが一年後、
そして何とこのプロジェクトが、
毎年5000万円のコストダウンとなって、
工場の利益率を押し上げたのは、
自分でもビックリ。


製造部長や経理部長などの取締役が
席まで来て顔を見て
「君が樋口君か、いい仕事をしたな。」
と言ってくれたり、
海外のエグゼクティブから、
Thanks letter もらったりで、
まあ唯一の新人時代の華やかな思い出。


ここでわかったことは、
自分には決まったルーティンを繰り返す仕事は
向かずに、大きな改善をしたり、
スケールの大きなパフォーマンスを
求める傾向があることがわかったこと。


失礼だけど、工場は自分の職場ではないな、
もっとお客さんのそばに行かなきゃ。


というキャリアの思いがしっかりとして来た。

働くと言うこと2

新卒で入社したHPでは、
コンピュータセールスを希望したが、
どう言うわけか配属は、
八王子工場の生産管理課だった。


HPの凄いところだけど、
40年前、工場の製造に必要な部品の発注は、
生産計画に沿って、ホストコンピュータが
自動的に弾き出し、行われるので、
スタッフの仕事は、そのチェックしかなかた。


これには参った。
朝2時間で仕事は終わってしまい、
やることがないのだ。


周りは一流の国立大学工学部出身者ばかりで、
彼らに混じってCOBOLというプログラミングを
教わったが、全くセンスがなく、
あっという間にお払い箱だ。


月曜日になると起きられずに、毎週遅刻で、
ラグビー部の先輩からは、
気合不足といじめられた。
まあ散々な新人時代だったが、
ひょんな事から、米国本社の工場長から、
高い評価をもらうことになる。

働くということ

随分古い話だが、僕の父は、
生き方が不器用で、その高い能力を活かせず、
経済的にも苦しい家族だった。


常に、親の仕事は高校卒業まで、
大学に行きたければ、自力で行くように、
と言われていたので、大学合格と同時に、
猛烈にバイトをした。
入学金や受験料を親に返すためだ。


50年近く昔だが、
月に30万円近く稼いだはずだ。
授業料と家賃を含む生活費を稼ぐためだ。


どういうわけか、マクドナルドの様な
マニュアル化されたバイトは、
一向にやる気が起きずに、
「樋口君、笑顔で!」と言われても、
おかしくもないのに笑えるか!と
可愛げがなく、直ぐにクビになる。


逆に、自分の工夫で、
インセンティブが付くものは、火がついた。
例えば、弁当の配達に加えて、
新規顧客開拓とか居酒屋の売上アップを
店長にアドバイスして達成したら、
大入り袋をバイト皆んなでもらう、
と言う様なパターンだ。


仕事に成果や改善を求めるのは、
きっと学生時代からだったなあ、と思う。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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