定着と粘着と組織力

昨今の厳選採用とは、実際のところ、
新卒の早期離職が多すぎて、
経営陣が怒ったために、
「もっとよく見て、しっかり採用しろ!」
と言われた結果なのだろう。


そんなこと無理なのに。
言う方も気が楽だし、現場も含めて
相変わらず思考停止状態の人事部門が多い。


企業がどう頑張っても、23歳の彼らが、
一つの会社にずっと執着する事はなく、
出来のいい子もダメな子もその点同じだ。


だから「若い子は、辞める。」
と思った方が良い。
この時代に人事部門のやるべき事は、
組織の「粘着性」である。


これは、
ロイヤリティとか組織力と呼ばれるけど、
僕には、粘着性の方がしっくりくる。


粘着性とは、
組織で基本的な価値観が共有されていて、
チームの信頼度が高いから、
結果として、組織のパフォーマンスが
高い状態となるはずだ。
定期的に起こる離職は、個々の現象だから、
それに振り回されてはいけない。


粘着性を高める努力をしていけば、
離職は、採用業務の品質だけの問題になる。
こういう構造的理解が、
とっても大事なんだけどなあ。

古森さん退任

富士フィルムの古森さんが
退任を発表されたという記事を読んで、
感無量の思いだ。


もちろんお目にかかったことなどないし、
ニュース書籍でその強いリーダーシップに
憧れているというだけの話だが、
実は、富士フィルム様は、
10数年に及ぶ大事なお客様の一つで、
プロジェクトが始まった時は、
まさに、リストラの真最中で、
会社全体が大きく変革されて行く様子を
身近に見ながら、その判断力に注目していた。


例えば、間接部門全体のスリム化のための
コストダウンを目的としたシステム投資だ。
当時は、ERP真っ盛りであり、その成功例が、
華々しくニュースで報じられていた。


ところが、富士フィルム様は、
自社独自のシステム設計に拘り、
今でも、updateを繰り返して使っている。


この判断基準やコストパフォーマンスまでは
わからないけども、
「流行りに惑わされず、本質を見て、
自分の頭で考える」
ということだな、と学んだような気がする。


答えは自分の頭の中にしかない。
考え抜いて失敗すれば、
それは学びという資産になるけども、
営業マンの提案にのるだけの決断では、
成否に関わらず、組織は何も学ばないだろう。

松山英樹選手 マスターズ優勝🏆

おめでとう🇯🇵
日本人男子初の優勝に
アナウンサーも解説者も泣いた、僕もね。


前年優勝のダスティン・ジョンソンから、
グリーンジャケットをもらうなんて、
カッコ良すぎる。


いやあ、こんなに嬉しいことはない。
ラグビー日本代表ベスト8より嬉しいかも。


ありがとう!

平常心の松山選手

オーガスタで行われているマスターズ


3日目でついに、松山選手がトップに躍り出た。


僕の記憶では、メジャーで最終日トップは2度目
前回は本当に悔しかった。


彼が終了後のインタビューで
男泣きに泣いたのを忘れない。


前回と違ってこの3日ミスしても、
バーディとっても、
意識して無表情を貫いているようだ。


今日のインタビューでも、
その平常心を保てれば、と言っていた。


月曜日は大事な役員会だけども、
この日ばかりは徹夜で、応援しよう。

日本人はなぜ投資しないのか? 2

昨日の続き


僕の時代の同期の95%が
サラリーマンで人生を終えて、
家業ないし、個人事業主が、残りの5%


創業する経営者もしくは資本家は、
本当に珍しい。日本人は皆んな
リスクを避けるものだと思っていたが、
この本では、それは間違いだという。


著者の奥野一成さんによれば、
その理由は以下の通り


・江戸末期から明治以降、
旺盛な創業者がたくさん現れて、
今の日本経済を支えている。


・ところが、戦後財閥解体により、
資本家としてのDNAが途切れてしまった。


・さらに、戦後焦土と化した日本では、
生きて行くために、労働者として
働かざるを得なかった。


・結果、私たち日本人が脇目も振らずに働き、
技術やノウハウを蓄積していき、
「技術やモノづくりこそ尊い」
「投資とは如何わしいものだ」という
社会通念を生み出してしまった。


松下幸之助も、本田宗一郎も、投資家としては
語られてこなかったのもこういう背景だ。


これからの教育には、
「経営」は「投資」であるということが、
とても大事になってくる。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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