教育ごっこ

これはちょっと難しい話だけど、

人事領域を志望する子に、


何で人事なの?
どういう仕事をしたいの?


と聞くと、多くの子が、


「人の教育に携わりたい」
「皆んなが幸せになれる
 職場を実現したい」


という。


気持ちはわかる。
こういう子は、真面目だし、
ジコチュウではなく、性格も良い。


だけど、人を育てたり、
より多くの子に幸せを届けるには、

相当の実力が必要で、
本気でそこを目指せば、若い時に、
自分を強烈に伸ばすこと以外に頭にないくらいで
ちょうど良い。



実力が伴わない時に
できる教育は、未経験の学生
指導くらいのもので、そんなことに
モチベーションを感じるようでは、
お先真っ暗である。



コンプレックスに塗れるべき
20 代に、先生ごっこをして
いたら、成長はないだろう。



こういうことも考えると
早くからリーダーにアサインする
当社のマネジメントも、

変化してきたわけだ。

異次元の人たち

こんな小さな会社にも

 

その「能力と向上心」

が圧倒的に
高い人たちが応募してくれる
事が、10年に一度ある。


それは、新卒の場合もあるし、
社会経験者の場合もある。


先日も、ちょっとしたご縁から、
当社を受けにきてくれた彼は
韓国からの留学生で兵役義務も
果たして、日本のベンチャー企業
でバリバリやっている。


会って30 分話せば、
モノが違う事がわかる。



合否ではなく、
どう活かすかが問題である。


若くて、能力が高い子は、
育てる上司が限定されるし、
周りからは理解されづらい。


ただ、僕はワクワクする。


だって、経営者の最大の
楽しみだからね。

空気を読まない組織

リーダーが
優秀で強ければ、
部下は忖度するのが、
日本社会なのだろう。


有名な話は
「失敗の本質」
にも描かれた
太平洋戦争時の日本軍の
意思決定の異様さがあろう。


リーダーが狂うと
皆んな狂うということだ。


健全な経営組織は、
お互いの信頼と尊重が前提で、

「あるべき論」



「こうありたい」が

割と自由に発言できる
チームだと思う。


そのためには、
リーダーは

無能さの演出や
部下の提案を聞き入れる度量と
権力への謙虚さ

が必要である。


できるかな?

難しい事だが、
自由闊達な組織は、
リーダー次第であろう。

決断力 の続き

というわけで、僕はこれは
という若い子には、

この「決断業務」を

やらせるようにしている。



ところで決断する仕事が
悩ましいのは、


実は、「選ぶ」事より

「捨てる」事である。


特に、捨てられたら怒る
利害関係者がいる場合は、
肝や器が求められる。


調整ばかりやって
偉くなったサラリーマンは
絶対にできない仕事である。


話は戻るが、
若い子に教えることは

「ものごとを決めるには、
 高い視座と概念思考が必要、

 だから遊んでないで、
 勉強してね。

 毎日だからね。」


ということだな。

決断力

個人の買物であれば、幾ら
迷っても、思いつきで買っても、
誰にも迷惑をかけなければ良い。


しかし組織の責任者は、その成否が
大きく全体に影響するから、

「決断の質」がとても大事だ。


部課長までであれば、

経験を基に判断できるし、

上司に相談出来るから、

まあ楽勝である。



役員になると、

過去の経験だけでは、

決められないことが出てくる。


この時に効くのは、どれだけ
自分で勉強しているかで、

「知識と信念」に差が出る。


ショボい役員は、
これが無いので、
まあ
「トラブル対応顧客担当」と
言ったところだろう。


ここから伸びる役員は、
決断の難しさと魅力に
取り憑かれた、生涯学習を
始めるのだ。



組織のトップになるということは、

「決める仕事」だけを

行うということであり、日本の
教育ではほぼ無いプログラムなので、

役員をやらせてみなければわからない。



これは
教育の欠陥だと思う。

プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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