決壊(平野啓一郎)

人は分解可能で
それを「分人」と呼んだ
平野啓一郎さんの小説



ハードな内容だが、
本質的には、普通の人達の
2面性がテーマである。


人というものを
本当に理解したい人には
強くお薦めしたいが、残酷な
記述や心が病みそうな会話
も多いので、それを覚悟の上で
どうぞ。

運のいい人

脳科学者 中野信子さんの
第二弾


所で僕は、


「人生まあまあ
 ついてるなあ」


と思っている。


でもサラリーマン時代は、
出来る同期に嫉妬したり、
自分の無能に腹が立つ事が
多かったけど、それは、評価制度
という相対評価の仕組みの中で
生きているから、ある程度は
仕方ないとも思う。


創業してからは、比較する
人は、凄すぎて、やきもちも
やかず、寧ろ、自分の生き方を
考えることの方が多かった。


さて、人様と比較せずに
自分の人生を追求する様に

なると、不運にも嘆かなくなる
のは不思議だ。


自分で決めたことの
フィードバックが結果だから、
良くも悪くも


「そう来たか?なるほど!」


という様に人生を楽しめる
様になるのではないか?



この本に書かれている

「運のいい人」の


特徴は僕のみるところ
かなり当たっていると思う。




だから読む価値のある本である。


だとしたら、これを実践したら
運を味方に出来そうだけど、
どうだろう?


実践できるかどうか?
続けられるかどうか
だろうなあ。

チームのことだけ考えた

サイボウズの青野さんの本だが、
随分長いこと売れている様だ。


随分昔に、人事責任者の
山田さんにはインタビューして
いたけど、青野さんには会った
事がなくて、手にとってみた。




モチベーション理論の所は

「それは僕のプレゼンだよ!」


と言いたかったが、僕も
誰かさんから教わったか
忘れてしまった。


創業からのバタバタは、
まさに僕の経験と一緒


だけど、この失敗から
学べる彼はすごい。
恐らく自らを振り返る
素直な心の持主なのだろう。



作りあげたサイボウズの
人事制度はユニークで参考には
なるけど、それだけ。



ビジネスと風土の違う
当社にコピーできるものは
限られている。


そういう読み方ができる
人にとっては良い本だ。


成果を盲目的に賞賛する
のは、評論家だけで良い。


きっと青野さんは次の
ステージに向かって、
作りあげた制度をしなやかに
壊そうとしているのではないか?

 

国家の怠慢

高橋洋一さんと
原英史さんの対談集


編集は乱暴で、どうやら、
WEBでやった様だけど、
最近の新書はこんなものか?


僕が知りたかったのは、
行政組織は、なんで、そんな
に腐敗するのか?


やはり許認可という
現代社会で不要になりつつある

伝家の宝刀を守る事が

組織の目的になっているんだ
という事が多くの事例で、
よく分かった。


もう一つ
ここ数年の新聞の劣化の原因は、

社員の劣化だけではなくて、

株主が規制で守られて、
販売価格も守られて、おまけに
消費税まで減免されているからだ

という事がよく分かった。


株主に緊張感がなければ、
経営者は、上だけ見ていれば良いし、

ガバナンスも効かないだろう。


そういう新聞社に支配される
テレビ局もまた然り である。



結局許認可事業というものは、

役所をみて働き、

共に堕落していく運命にある
のだと思う。


良い勉強をしたものだ。

ある男

平野さんの最新作


自分とは何か?



こういう難しい事を
突き詰めた作品ではないか。



後半の展開から
所謂アイデンティティという
定義や親兄弟あるいは、人間の
幸せや運命 という言葉が
頭の中でグルグルするようで、
痺れる様な話の連続である。


そういえば、 以前紹介した「分人」
というテーマとも重なる。



人事で世界をハッピーに
などと軽口を叩く人には、
人生勉強のために、ぜひ読んで
欲しいと思う。


プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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