在宅ワークに思う2

昨日の続き


一方で、着実に失われる
機能もある。


それは、目で見て
ちょっと話し合うことで
生まれる何かだ。


例えば、新入社員は、先輩や
上司と共に絶対オフィスで
働くべきである。

もちろん毎日でなくともいい。


毎日在宅の新人は、当社でも
成長が止まり出した。



それは目の前での会話や作業を
見ている先輩達からの指摘や
意見で学ぶというリズムが大事
なのだと思う。


週に一度
WEBで振り返っても
効果は低い。



これは未熟なスタッフが
業務に熟練した職人のような
先輩からモノを覚える、


というステージが初期には
絶対必要だということだ。


だから当社の新卒一年生は
ほぼ出社していると思う。
本人達も望むしね。


更にもう一つ


深い思考や
アイデアをぶつけ合う
コミュニケーションから
生まれるアウトプットが
劣化するだろう、


ということだ。


一人で学んでも
それを良いパフォーマンスに
転換するには、一定レベルの
議論が、すごい助けになる。


一人で高度なパフォーマンス
も出し続けられる人は
そんなにいないもんね。

在宅ワークに思う

今月から、地方出身の
若手スタッフ
を2ヶ月ほど、実家に帰して、
テレワークを通すという実験を
始めた。


そこで検証される問題や
メリットをこれから起きるで
あろう、介護離職や、地方移住
希望者への対応に活かそうという
試みだ。


さて、現在東京では、6割以上の
企業がテレワークを実施している
という。


アメリカでは、賃料の高い
サンフランシスコから続々と
人が引越して、出ていくという。


高級な移動トラックやボート
で生活する人も出てきたらしい。


この流れはもう戻らないだろう。
いいことだ。



経営者の立場で考えれば、
とにかくオフィス代、交通費と
コストが減るから、メリットは
大きい。


自宅で発生する通信費などの
手当は、遡って、払うことにしたが、
全体として効率的なシステムに
なりつつある。


社内で唯一の老人である
僕はほぼ毎日出社している
けど、スタッフの邪魔をしなければ
良いだろう。

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

この本は、
ビジネス書というよりも
教養書とでもいうべき内容だ。


ずいぶん売れて評判になって
いたけど、結構困難な内容で、

経営における「アート」
を本気で必要だと思う
経営者が読んだのだろうか?


まあそれはともかく、
僕は1ヶ月かけてじっくり
2回読んだ。


ここのブログにも
いくつかアイデアを
いただきました。

山口周さん
ありがとうございました。

美意識

ヘイグループの山口周さんによれば、

現代組織で重要なコンピテンシーの一つが、

世界で共通しており、それは


「誠実さ」であるという。


ところが大事なことは
その定義であり、一般的に
日本では、約束を守る、とか
嘘をつかない、というイメージに
加えて、

「組織に従順である」


が加わるようだ。



それを読んで
思い出したのだが、

僕が役員やマネージャーの
抜擢にこだわるのは、まさに
この点である。


もう少し詳しく言えば


「上司である僕の意見や命令が、
 自分の価値観に沿って、受け入れ
 難い時に、反旗を翻してくれるか
 どうか」とも言える。


但し、ただのガンコは
不勉強の証だからダメ。


チームだから目的は共有したいけど、

個性や価値観が同じだと
議論する意味がない。


自分で考えない
そのために勉強しない者を
登用する事の怖さは、そこにある。


山口周さんは、この事を


「美意識」という言葉で
表現していて、

とても良い言葉だと思う。


当社の未来も
美意識の高いマネジメント
チームにしたいものだ。

清濁合わせ飲む

以前のブログを読み返せば
きっと、若い子を採用して、
手をかけて育てて、社長の仕事
を引き継がせるんだ、


とかなり本気で思っていた
時期が数年ある。


今日時点で正直に言えば
失敗だったと思う。


正確にいえば
もっと時間が必要で
30 歳そこそこで、当社の
経営をするには、正しい判断力が
身につかないのだ。


もちろん世の中には
例外がいるだろう。


だけどこれは
能力というよりは、
若さ故の弱点であり
仕方ないのだと思う。


その事を、言葉で表せば、


「清濁合わせ飲む」


ということになるだろう。



この言葉は、若い頃に、
実感することができない。

自らの「あるべき論」の前に
霞んでしまうのは仕方ない。



僕の経験で
清濁合わせ飲むスタッフは
40歳からかなあと思う。


不思議だけどね、

一定の能力にこの言葉が
共有できるようになると
信頼感が醸成されるんだよなあ。


因みに、
僕の場合は
55歳くらいからだったので
かなり遅まきであり、部下は
大変な思いをしただろうと

同情する次第である。

文学と受験エリート

僕は、高校3年生の数カ月で、
最も効率的な受験勉強を
完遂した自負がある。



受験日前2ヶ月は、
毎日20時間集中して勉強できた。

ところが、蓋を開けてみると
文学部 という所は、

何処の大学も歯が立たず
受験当日放棄して受験科目を
残して帰宅した。


設問に、歴史資料の原文が出てきて、

その深さに対応できず
お手上げだったのだ。


今思えば、社会人になってからも
同じで、まあ僕は人事の世界で
生きているので、人様の研究を
するのが、生涯の勉強だが、


それをかじり出したのは、
30 歳くらいからで、それ以前は
受験エリート人生の延長で、

「効率と合格」に価値を置いた
人生だったなあと強く反省する。


でもそのきっかけは、
毎日「お前はダメだ」と
厳しい教育をしてくれた
上司から無理やり、本を
読まされたことがきっかけ
だったはずだ。



だから、僕は今も
口うるさく、若手に言う。


「文学と歴史、最低限現代小説に
 触れなさい。」


スキルや
テクニックは、


かなり早いペースで
陳腐化するからね。


そんなもの
いくら詰め込んでも、
自己満足以外の何者でもないよ。

125歳までやる社長

日本電産 永守社長は、
75歳の誕生日に次の50年計画を作り、

売上目標を今の6倍の10兆円としたらしい。


以後

「俺は125歳までやる!」
と豪語して、新入社員の訓辞でも、


「君らが定年の時の退職辞令は
 私が出す」と言ったらしい。



この記事を読んで
本当に好きなことをやっている
人は年をとらないんだ、
と思った。


2人の息子は、経営者で
売上500億円の一部上場企業


「そのうち日本電産を
 買収してやる!」

と言われたらしい。


いやはや凄い遺伝子だなあ。

ビジョン

総理大臣が代わると

「あなたのビジョンは?」


は、経営とリーダー経験の
ないマスコミの大好きな質問だ。



今のところ、菅さんは、
これに答えず、

「安倍政権の継承」で通している。


それでいいと思う。

公文書問題やパーティ名簿の
問題などネガティブな継承が
含まれなければ良いだろう。


それより、

既得権というお化けに依存する
集団の退治による規制改革に
全力を尽くしてほしい。



僕は経営をやっているから
よくわかるけど、何かに縋ったり、
誰かに助けてもらう事が習慣化
すると、その環境を守ることに
必死になる。



逆にそれらがないと
自分の頭で必死に考える。


ここが大事だ。


多くの国民が、自由に選べて
行きたいように生きれて、
その結果も責任を持って
受け入れる、



そんな国になったらいいのに。


自助、共助、公助


大賛成である。


僕はもちろん
自助一色の人生を
歩みたい。

自力で泳げる人を増やす

これは、竹中平蔵さんの意見だが、
全く同感である。


1自由を与える事
 (規制や邪魔はしない事)


2 考える力を身につけさせること
 またその喜びを体験させること

 

3 成功に対するインセンティブ
 をルール化(支援)すること



国も
企業も
やることは一緒だわ。

賃金下落の波

日本の賃金は、マクロベースで
リーマンショック前の2008年から
マイナス2% と下落している。


今回のコロナでドイツや英国も
下がったが、彼らは、

米国同様2008年比較で、

140%程伸びているので、

日本の停滞は際立っている。


何故か?


一つは、企業の労働分配率管理が
厳しくなった事があるだろう。
生産性の低さが指摘される中で、
収益分配が、パフォーマンスベース
に変わってきて、年功賃金や
無意味な生活残業が抑制されたのではないか?


生産性のアップと賃金アップは
一体であるという常識が実行
され出したと言える。


日本は、コロナ時代の経営で
とりあえず、雇用は守っていると思う。

だが一方で、残業を抑制して
休業申請しながら、ワークシェアして、

全体として適正な人件費に
気がつきだしている。


生産性の低さを考えれば、
総人件費は、今後も抑制気味になるだろう。


能力とパフォーマンスの高い人の
賃金が従来以上に上がる反面、
そうでない人は、30代になって、
収入源がシングルになり、

扶養コストが増えた途端に、

人生設計はロジックが破綻する時代がきた。


以前のように
大卒男性社員というだけで、
年功賃金が適用される幸せな
時代はもう来ないと思う。

プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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