年末御礼

メルマガ読者の皆様
今年もお付き合いいただき、ありがとうございました。3年連続で、無休でブログを続ける事ができました。大体毎日200-500人くらいの方が訪れてくれたようです。ありがたい事です。


今年は、コロナ対策と文学書、経営書などの大物書籍に取り組んだ一年で、読書量は大幅に減りましたが、深い読書ができて、少しは人間としても学べたような気がします。


現場業務は殆ど役員達に任せて、出社も週に3-4回となりましたが、勉強量と思考量(質)はトップを維持すべくがんばりました。


また、ライフワークである人材教育についても深い知見が得られ、事業継承という最大経営課題について、自信を持って推進できました。


私は、2024年に社長を退く予定ですが、今のマネジメントチームが順調に成長すれば、更なる成長が見込める所まで、なんとか来ました。


来年からは、このブログのペースも落として、週に4-5本になると思いますが、引き続きお付き合いください。
大晦日と正月三ヶ日は、お休みさせていただきますので、よろしくお願いします。
樋口

コロナ禍でやった事

2月から5月までは、
最悪の事態を想定して、
ひたすら電卓を叩いて、
リスクマネジメント業務ばかりだった。


財務担当者と一緒にストレスで悪夢に魘され、
不眠症になりながら、
6月からの経営計画を作り直した。


今期が始まった6月からやった事は、ほぼ
「組織作りのための教育」だと言って良い。


役員とマネージャーに加えて
新設した人事チームを対象に、
個別面談、レビューミーティング、
読書勉強会、役員会、


中期事業計画は、数年後に組織での
意思決定ができるようになるための
情報と機会の提供であり、
意思決定と実行責任という
根幹の仕事を通じて、
「責任を楽しむ」世界へ
彼らを育て上げるためである。

ある役員会の様子

当社は今月に1.5回役員会を
熊本以外はface to faceで行っている。
事務局も含めて、男女同数で、
僕を除けば、平均年齢も40歳ほどかな。


報告を聞いて、経営上の問題解決をするために
やっているわけだが、圧倒的に
スタッフや組織に関するアジェンダが多い。


営業管理は、事業部長中心に
別の会議があるし、30分程度だろう。


全体の8割を占める組織労務問題の
アジェンダは以下の通り


・残業、有給、離職などの基本情報
・労働行政と制度変更
・モチベーションやエンゲージメントの
定期観測結果
・定期メンタル状況調査の全体傾向


こういう事実やデータから、
当社の組織の健全性を確認して、
想定できる問題を常に予測して
早めに対策を考える場である。


これが正解かどうかはよくわからないが、
ビジネスモデルから、
内部管理中心が正しいこと及び
人事分野のビジネスを展開する限り、
自社で常に問題解決をする事が
誠実な経営であろう、という信念から
こういう運営に至っている。

しつこいですが、③

現代の地球上の最大課題は、恐らく
環境問題 と 貧困問題


僕の勉強の目的も多分そこにある。
この最大課題についても、
最終章で歴史的に触れられている。


歴史と宗教それに哲学の勉強不足を
痛感するけども、
同時にその発見に感動もする。
長沼先生すごい。

現代経済学の直感的方法 ②

昨日の続き
この本は、全部で9章から成り立っており、
第1章から7章までは、目から鱗の連続で、
自分の無知を恥ずかしく思うけど、
本当に経済学の理解という意味では、
快適で止まらない。


第8章は仮想通貨の話で、
算数ができないとちょっとしんどいかもしれない。
それでも初めて、この仮想通貨やビットコイン
という概念が少し理解できた。


圧巻は、最後の9章
「資本主義の将来はどこへ向かうのか」


ここは、社会と経済の本質と
システムが物理の視点で描かれており、
もうブルブル震える内容だ。


何故企業が成長を志向するのか?
利益を追求する企業の本質は?
若者が「顧客」よりも「自分」にしか
関心を持たないのは何故か?
悉く、僕の中の課題の本質と理由と
そして近未来について書かれている。


恐るべし。
これを読まない経営者と役員は、
辞表出すべきでしょう。

責任をとる

民間企業で不祥事があれば、上席は
ペナルティだし、内容によっては
代表が退く事もよくある事だ。
普通の人は組織とはそういうものだと考える。
自民党という組織は、リーダーのもと目標に向かう組織ではなくて、単なる利害関係者集団なのだろう。リーダーは尊敬の対象では無く、自らの利害関係上の代表でしかないのだ。
だから権限委譲と責任をとる
という組織の常識は全く効かないのだろうなあ。
前主将は、祖父や父親の血筋以外どういう
能力や人間性があった人なのだろう?

現代経済学の直感的方法(長沼伸一郎)

今年読んだ書籍の中でベストでした❗️


長沼さんは、
まあ天才の部類に入る方だと思う。


応用物理学の専門家でありながら、
使命感で20年の歳月をかけて、この本を
世に出した事に心から敬意を表したい。


僕は今月帰宅してからの授業の様に
一章ずつ丁寧に読み込んだ。


久しぶりに勉強の喜びを感じた
幸せな時間だった。


この本は、役員、財務スタッフと
顧問税理士にもお薦めした。


経済学というのは、
仕組みを学問としてまとめたものだと思うが、
学生時代から時間をかけて
勉強している割には、
「仕組み」全体がわからない
(わかったふりをしているけど)。


古くは「ゼミナール 日本経済学入門?」
だったかなあ、皆んなで輪読したものだけど、
多分個別理解の範疇だった。


この本は、その本質の理解のために、
例えば、こんな内容で書かれている。


農業経済が商業経済に駆逐される理由
インフレとデフレのメカニズム
貿易はなぜ拡大するのか


面白すぎて、
眠れない経済書って凄いと思いませんか?


世の中の仕組みをちゃんと理解したい人、
特に人は好きだけど、
数字とロジックはちょっと苦手という人にも、
これはお薦めします!

WEBミーティング

先日土曜日、
上半期振り返りミーティングを
全社員参加で行った。
パートさん、アルバイトさんなどを除いて、
140人が参加した様だ。


それにしても、
PCの画面に向かって伝える事は虚しい。


これはコミュニケーションと呼べるのか?
心の交流が実感できないこのシステムは
効率化の裏で、
組織力を確実に蝕んでいるなあと思う。


今回も事務局は良く働いた。
効率的で高濃度の運営ができるのは、
彼らの献身的な仕事ぶりがあればこそである。




一方で、
今回非常に憤りを感じた事がある。



こういう場に、
司会の要請があるにも関わらず、
自らの顔を非表示で参加する者が何人もいる。


常識的なマナー違反である。
聞けば常習者もいるらしい。


こんなスタッフは次回から参加させない様に
指示をした所だ。
社員が増えれば、こういう小学生以下の者も
出てくるのは悲しい事だ。

不況に強いビジネスモデル

11月で、今期の上半期が終わった。
リーマン以来の暗中模索の半年だったが、
結果からみると悪くない業績を出せたと思う。


売上は去年比103%
営業利益は186%と過去最高である。


当社は現場スタッフの品質が1番の強みだから、
既存顧客の信頼性からくる業績の安定が
一層光った半年だった。


反面新規営業は、苦しかったけど、
早めに現状分析ができているので、
リーダー陣が既に行動を切り替えており、
下半期早々には、こちらの成果も出るだろう。


目標未達成による賞与の減額分を
下半期に取り戻して、
コロナを吹き飛ばしたい。


下半期の目標達成は、
既に視野に入っているので、
上半期の不足分を埋めて、年間達成となれば、
最高だけどなぁ。

資本主義はなぜ止まれないのか?

毎年事業計画を立てていて、
素朴に自問自答する事がある。


社長がこんなことを言っては
いけないのだろうけど、
「何で毎年売上を伸ばさなきゃいけないの?」
こんなことを思う。


数年前に
改めて経済学を勉強してわかったことは、
そもそも「企業」の属する
資本主義というシステムが、
止まる事を許されず、
膨張と暴走を繰り返すものだという事。


正確に言えば、
金利などの金融システムに依存する
自転車操業の話だが、ここでは割愛して。


当社の例でいうと、毎年10%成長だから、
大体4年で1.5倍そして7年で2倍になる。
一企業ではピンとこないけど、
世界の平均経済成長を3%とすると
20年強で2倍である。


石油や石炭が枯渇して、
温暖化対策が進まないのも、
現実的には、資本主義の本質との矛盾だろう。


という事で、企業が成長を志向する事は、
必然以外の何者でもなく、
僕たち経営者が貪欲という理由も
あるかもしれないけど、
社員も同様に貪欲なのだ。


経済学特に金融の仕組みを学べば、
こういう素朴な疑問が解消する事は面白い。


この年末、今年一番の専門書を読んでいるが、
その書籍の紹介は後でするとして、
暫く僕の学びをまとめていこうと思う。

プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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