無理ゲー社会

橘玲さんのこの本が随分売れているらしい。


格差と自分らしさ
を扱った内容だけど、新書にしては、
難しい内容だと思う。


読んでウンザリする内容だけど、
知らないと人生設計を検討できない本。


頭の良い子には薦められるけど、
普通の子は不安や不愉快しか生まれない
だろうから、薦めづらい。

ドリームハラスメント

こういう言葉があるのを、僕は知らなかった。


学生の採用選考で、「君の夢(ビジョン)は?」
「志望理由(動機)を述べよ。」という質問が
一般化されているのは知っていたし、
ダメな面接官の愚問であることも、
20年言い続けてきた。


だがしかし、我が社でも、
部下との評価面接やキャリア面談で、
同じ愚問を繰り返していないか?


上司だって99%はキャリアビジョンなど
なかったし、これからもないはずだ。
だから、半年単位で、
過去をしっかり反省して、
近未来に繋げていけば良いではないか。


夢を無理して持つ必要はない。
そしてその事を恥ずかしがる必要は
もっとない。


生きて行く中で、自然にありたい姿が
浮かんできて、どうしても実現したくなれば、
すれば良い。


何をやるか、を他人に説明する必要はない。
嘘のストーリー作らないといけなくなるからね。


僕の場合「創業の理由は?社会貢献は?
夢は?」という応募者の質問には、
何時も正直に答えている。


「組織人(サラリーマン)としての
能力不足がよくわかったから」


この答えで、場は冷え込むし、
追加の質問が出た試しはない。
だけどいいじゃないか?
それが創業の動機なのだもの。


夢らしきものは、
経営しているうちに、出てきたけどね。

好転力

プロゴルファーそして
東京オリンピックゴルフ日本代表女子コーチの
服部さんの著書


松山君の本に比べると、
随分ライトかもしれないけど、
社会で活躍しつつ悩む20-30代の女性の
ヒントが満載 という様に感じた。


ゴルフを始めとするプロスポーツは、
凝縮された短時間に結果を数字で求められる。


ビジネスの世界は、それに比べれば、
随分ゆっくりしたものだが、
それでもやっぱり、学びになる共通点は多い。
読み手次第だと思う。

意見 と 異見

これも平井さんの書籍より。
ソニーグループの再生を複数手がけた
彼のキャリアには、「異見」という言葉が
頻繁に出てくる。意味は、読んで字の如く。


これは僕の意見。


異見が必要な時は、


1組織がブレイク(壁を破って成長)する時


2 組織を再生する時



もちろん、平時から異見が出る組織は、
理想的かもしれないけど、それは、
組織で働いた経験の少ない人や
コンサルタントの理想論であることが多い。


だって中間層も組織で働くサラリーマンだからね。


上記の例外は、僕の経験でも、
一人で突撃するか、一緒に死ぬ覚悟の
仲間たちの異見を聞くしかない
言わば「戦時」である。

選挙で選ばれるか?

ソニーの平井元社長は、ソニー本体を含めて、
「企業再生」を3回もやったという。


運命というか、実力というか、すごい事だし、
若くして、ターンラウンドした経験は、
彼をソニー再生のリーダーに押し上げた
と思うと、キャリアの不思議さを
感じざるを得ない。


ところで、彼が着任早々にやるのは、
常に、現場とのコミュニケーションで、
ここはサボらない。


管理職について話すとき、
「君は部下から選挙で選ばれる
自信があるか?」と聞くらしい。


ある意味とても正しい教育だと思う。

ソニー再生

平井一夫さんの著作は、
恐らく、ライターを使わず、
自分で書き上げたのだと思う。


「どうやってソニーを復活させたのですか?」
に答えるために書いたと言う。


答えはメディアが謳う数々の事業戦略
(選択と集中とか)は核心ではなく


僕に言わせれば、「人事」つまり、
スタッフの中に眠る情熱とリーダーシップ
という言動をどうやって引き出したか、であり
延々とそのことが書かれている。


古き良き時代のヒューレット・パッカードの様だ。


キーワードは「心の知能指数」だと言う。


なるほどなあ、そうだろうなあ。
今週はこの本の学びより。

第一四半期決算

6-8月の第一四半期決算がほぼ固まって、
全社員にも伝えた。


コロナ禍の去年の好調が続き、
更に、採用事業の引合いが強く、
期首から受注が続き、
アクセルが踏まれた状況だ。


全社の予算を110%という成果で、
上半期時点での予算達成が、
8月に見込めるというのは、
経験のないことである。


会社のサイズも3年前の140%という
売上規模になり、もちろん
過去最高のパフォーマンスだ。


多分こんな事に拘った経営が、
今年は開花している様な気がする。


・売上を追わずに、
お客様の問題解決を行う事で、
付加価値の伴う高収益に拘ること。


・お客様及びスタッフとも一貫した
ビジネスバリューを共感、共有すること。


・コアコンピテンシーは人材であり、
全ての投資をここに集中したこと。


・人事のフェアネスを追求し続けて、
自立した組織造りを目指すこと。




当社を人事部門のパートナーに
選んでいただいているお客様に感謝して、
サボる事なく、目の前の問題解決に
スタッフが集中できる様な環境を
作り続けなければ、と
気が引き締まる思いである。

教養としての経済学

これは、一橋大経済学部の先生方が
授業形式でまとめた様な構成で、
恐らく一年生向け、あるいは、
教養科目として2013年にまとめられて、
今年まで売れ続け、
経済学入門書として言わば
古典の様な本である。


今回ある大学の経済学部の学生に
セッションの機会をいただき、
基本に帰って学生に戻って読んでみた。


そしてとても楽しい時間だった。
若い子にも、読ませたいけどなあ。

マスコミの怖さ

天下のNHK9時のニュースを見ていると、
40-50代の重症患者の医療情報が
ケースとして紹介されていたが、一方で、
その方の健康度(基礎疾患の有無や喫煙、
飲酒、食事習慣など)には全く触れられない。


同時にそれが、
発生比率としてどの程度なのか、
海外と比較した数字も全く報道されない。
そして締めくくりは、専門家さんが登場して、
医療体制の逼迫を訴える。


こういう幼稚で子供騙しな報道を
誰が指示しているのか分からないけど、
想像するに理由は以下のようなものだろう。


・視聴率を上げるためには、「悲劇的」で
わかりやすい事例が1番、難しい数字など
誰も望まないという愚民政策


・ニュースが必要なマスコミと仕事や出番が
欲しい専門家から見ると「災害レベル」が
続かないと都合が悪い


・コロナの分析や社会的問題解決は
政治家の仕事で、経営の苦しい飲食店の声を
聞いて流せば仕事は終わり

財政再建

財政再建ほど難しい仕事はないだろう。
例えば企業であれば、
利益分配は、仕組みを作って説明すれば、
大凡の日本人スタッフは納得感が
得られると思う、
「まあ、そういうものだろう」という感じだ。


ところが、国の財政は、
受益と負担の観点から難しい。


まずは、受益だが、医療、
警察や消防などの公共サービスが、
タダであると思い込んでいる国民が多い。


少なくとも、あって当たり前であり、
サービスを減らされるとは、
考えてもいないだろう。


どこから考えても増税は必須だから、
皆んなで痛み分けをするしかないのだが、
自分の受益だけは、守りたいというのが、
国民の本音だ。


増税の前にやるべきことがある、
という野党得意の台詞は、
視聴率や売上部数を上げたいマスコミが
喜ぶだけで、先送りのトリックである。


結局のところ、
民主主義の仕組みの問題になるが、
世の施政者が、投票権を持つ国民に阿らず、
声無き未来の世代にこれ以上の
負債を残さないという覚悟と根性が
あるかどうかであり、程度の差があっても、
先進国共通の課題である。


世界で最も難しい仕事は、財政再建である。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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