離職分析1

先日の役員会では、
報告事項をぐっと短くして、
「過去3年の離職者分析」の議論を

2時間おこなった。


まあ、準備もそこそこ大変だったけど、

経営チームを創るための

会議のアジェンダとしては、良かったと思う。





少なくとも、巷のコンサル君のように、


「若手の離職を減らすには?」


などと言う軽薄な提案をするスタッフは、

このチームにはもういないだろう。




さて、離職者の事由を要因別に、

当時の上司がマークした。


A 採用ミス(本人が聞いたら怒るけどね)

B 成長限界+自尊心(本人認めないけどね)

C その他



一人ひとりの理由について、

全員の意見を聞いたけど、

ケースごとに、しっかり向き合っているし、

ここで共有しているので、

大きな異論はでなかったけど、

役員とリーダでは、視点が違い、

感情的な納得度には差があったかな。

これは仕方ない。





採用ミスは、なくせば良い、

というのは、暴論である。


それぞれの採用力と予算で成果を競うのが

採用という業務で、

こういうことを知らない人は、単純でよいが、ミスを恐れれば、採用ゼロとなる。





でも、みんなで合意したのは、

「ちょっと厳しいけど、空腹だし、

入社後期待して採ってみようか」は、

失敗の基だね、ということ。




相変わらず、人材不足だけど、

これは我慢してやめようね、という合意。





育成と志向と能力の関係は、難しい。

当社は、30歳までは、

成長継続前提の経営をしているので、

それを辞めれば、離職は減るけど、

間違いなく、利益率も落ちて、

給与レベルも下がる。




だから、今は、仕方ないよね、

という意見が多かった。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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