専門家任せは危ない

例えば、「人事のプロ」などと煽てられて、
東方西走していた僕は、
「こうすれば採用は成功する!」みたいな
ことを滔々と話していた時期があった。


ところが採用はうまく行かず、今でも人選は、
祈るような思いで行っており、
「成功の秘訣」というよりは、
「失敗を減らす」ことしか分かっていない。


では人事の世界で、尊敬する方がいるか
というと、皆んな同じようなものだと思う。
確かに、専門知識と経験はある。
だけど、これが怖いのだ。


人間の勉強など、死ぬまで続けても
よくわからない領域を、自ら、
専門家だと思った途端に、
自分の主張に固執して、ダメになる。


失礼な話だけど、コロナ禍の専門家会議も、
同じようなものではないか?
悪気は無いのだろうけど、
いかんせん見識が狭いから、僕ら素人が
勉強した事実を知らないこともある。


日本人の専門家志向は危険だ。
勉強しない頭の弱い人達を鵜呑みにさせる。
専門家を集めるなら、異論噴出するような
人選にすべきだ。ホンモノのリーダーは、
誰の意見を採択するかが仕事で、
それを公開できると素敵だな。


今回のコロナ禍での学びは、
日本人が自分で勉強しないので、
メディアや政府の専門家戦略に
簡単に盲従してしまうこと。


専門家は、蛸壺化しているので、
大きな視野での適切な知識や思考が
無さそうだということ。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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