ドリームハラスメント

こういう言葉があるのを、僕は知らなかった。


学生の採用選考で、「君の夢(ビジョン)は?」
「志望理由(動機)を述べよ。」という質問が
一般化されているのは知っていたし、
ダメな面接官の愚問であることも、
20年言い続けてきた。


だがしかし、我が社でも、
部下との評価面接やキャリア面談で、
同じ愚問を繰り返していないか?


上司だって99%はキャリアビジョンなど
なかったし、これからもないはずだ。
だから、半年単位で、
過去をしっかり反省して、
近未来に繋げていけば良いではないか。


夢を無理して持つ必要はない。
そしてその事を恥ずかしがる必要は
もっとない。


生きて行く中で、自然にありたい姿が
浮かんできて、どうしても実現したくなれば、
すれば良い。


何をやるか、を他人に説明する必要はない。
嘘のストーリー作らないといけなくなるからね。


僕の場合「創業の理由は?社会貢献は?
夢は?」という応募者の質問には、
何時も正直に答えている。


「組織人(サラリーマン)としての
能力不足がよくわかったから」


この答えで、場は冷え込むし、
追加の質問が出た試しはない。
だけどいいじゃないか?
それが創業の動機なのだもの。


夢らしきものは、
経営しているうちに、出てきたけどね。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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