戦略とは信念
なんだか戦略ネタが多いこの頃。
当社の採用ビジネスは、
まあ絶好調だと言える。
労働集約型ビジネスだから、
倍増したり、大儲けというわけではないが、
お客様のホンネと当社の志向が
高い次元でマッチしているのだと思う。
彼らの中期計画を議論するミーティングが
先日あった。
リーダーである2名の役員は、
縁あって、顧客の採用業務に
どっぷりつかる経験を数年間してきた。
そこから、「顧客ニーズ」というホンネを
体感し、理解してきたので、今がある。
その時期には、泥沼のような
自分との戦いもあったに違いない。
そういう経験から生まれる「戦略」は、
「信念」に近くなる。
苦しい経験から生み出された
「こうなるはずだ」は、
巷のビジネス書の薀蓄を越えて、
彼らの価値観の襞になる。
労働集約型の人事サービスは、これでよい。
これを若い子にも、伝えていく、
その過程で、泥沼の数年間を味合わせて、
育てる、そういう人材育成サイクル以上の
成長は、恐らくできまい。
「戦略」は、
人様にはあまり語れないような泥沼の経験から
生まれた信念であり、
専門家や外部コンサルが
市場分析してできたものを使うのは、
大きな組織の話である。