民主主義はまともか?

どうでもいい写真の後には、
ちょっと小難しい話題かもしれないが、
敬愛する内田樹さんの著作より、
強く共感したことを。


中国やロシアのような独裁制に対して、
民主主義国家の旗色が悪い。
コロナ対策に見られるように、
トップの強権と命令で、
スピーディに問題を解決できることもある。


独裁制は、トップの判断が適切で、
大きな失敗が起きない場合は、まあ良いが、
どんなリーダーであれ、
判断ミスによる必ず失敗は起こる。


内田樹さんは、
組織の合意を得ない失敗に対して、
誰も責任を取ろうとしないことが、
独裁制の最大の問題だという。


人は意思決定に参加したから、
責任感が生まれる。
そういうスタッフがいないと彼らの関心は、
トップのご機嫌伺いに向かうだろう。


実は、これは自戒しないトップが
居座る企業にもよくある話だ。


権力を持ち、行使できると言うことは、
国であれ、小さな企業であれ、
よく考えれば大変なことだ。


一定の能力と弛まざる勉強をして初めて、
権力に溺れずに、
役割を全うできるのだと思う。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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