数字で見えること、見えないこと

なんだかんだ言って、経営者の評価は年度ごとの
収益結果という数字から逃げられないので、
5月末で終わった前期を簡単に振り返ってみたい。

売上(粗利益)は、前年対比+13%でほぼ目標達成し、
人材業界がバブルだった2007年度を超えた。

当社のような労働集約型ビジネスは、商品力によるが、
前年比10%以上の拡大は、成長よりも膨張に近く、
組織が疲弊し、組織力が向上しないため、どこかで
成長がとまってしまうものだが、当社は、今そのぎりぎり
のところで、組織成長と事業成長がバランスがとれている
と思う。

ここが、理念の実現化の肝であり、一番拘ったところ。
数字上は、それが実現できているので一安心。

熊本新規スタッフとのダブルコストながらも、
総人件費率は着実に下がり、
労働分配率は2007年比較で10%以上改善、
一方で、目標達成していることから、
実際の給与額は高く、つまり、無駄な人件費がない
ということである。

これにより、当面の目標だった営業利益率10%は
ほぼめどが立ち、今のビジネスのやり方がお客様の
納得度(満足度)に繋がっていることがわかる。

熊本BPOセンタが本格稼働する今期以降さらに
収益性が高まるだろうが、そこには、人材の採用、
定着に加えて、ITシステムによるオペレーションの
強化が必要になり、これが投資の柱になるだろう。

大変難しいチャレンジだが、スタッフと顧客の定着が
課題である。
それは、高付加価値と高い顧客満足を実現するために、
スタッフにも、お客様にも拘る必要があり、また、
社内の人事戦略も、健全な競争が必要だからだ。

従って、ここは、従来の評価基準である、
・社員の定着率
・お客様のリピート率
を単純に適用できず、どういう方法論が
ベストかを模索しながら、経営していく
ことになるだろう。

2009年のリーマンショック後、
大きな戦略と方向性にぶれはない。

そして、ほぼそれが実現し、収益化もできている。
残ったスタッフが急成長し、
プロジェクトのリーダーから組織のリーダーへと
健全な成長をしており、
僕の出番は、どんどん減っている。

今期は、その成果に再投資し、次のステップ
にいくことだと思う。でもそれは、単純に売上
アップという話ではないし、馬車馬のような
働き方で、会社が儲けることでもない。

やっぱり理念に書いたことをちゃんと実行し、
お客様に支持してもらい続けることだと思う。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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