分析力の話

 今月号の Think! は「分析力」がテーマでその
トップにコマツ元社長の坂根さんの寄稿がある。

考え抜くことと実行力で高名な坂根さんの言うことは
やっぱりシンプルで厳しい。

問題の本質は何か?
を考え抜くということだ。
はあ、すいません、僕はできていません、
と紙面の坂根さんに頭がさがってしまいそうだ。

それはそうとして、
僕のつたない経験から言うと、本当に難しいのは、
「望ましくない分析結果」から目をそらさないこと
だと思う。

数字と論理は嘘をつかない。
でも、見たくないものは見ないのが、
普通のビジネスマンだと思う。
僕もそうだ。

特に、人の評価や雇用に手をつけるのは
いやなものだ。どうしても、先送りしたくなる。

こういう自分の弱みを補完するために、
強い分析力と問題提起をする男を2年前
からスタッフとして直接レポートさせるようにした。
結果として、新しい熊本BPOセンタの責任者に
も彼を据えた。

彼が、正しい分析をして、僕が判断したという
役回りで、この2年ほどやってきたように思う。

その彼も、部下が数十人となり、
マネージャという役割を数年していると
温情だとか、人間らしさが出てきて
(以前はかけらもなく、「数字が人格です」と言い切る
ような男だったが)、そういう気持ちと冷徹な
数字と戦っているように見える。

良いことだ。

この矛盾の渦の中で適切な判断をすることがマネジメント
チームで、当社はまだまだ途上にあるが、今大事な
ことは、役割分担ではなく、4人の役員が、データと
心情の両方で悩み、議論し、判断することであろう。
それが、訓練であり、仕事でもある。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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