未来が見える
これはちょっと怪しいタイトルだが、
最近自分の能力で感じる、本当のことである。
先週から、新卒入社予定者との最後の面談を始めた。
当社の場合、合否は、一緒に働くリーダやスタッフに
任せているので、僕は、何を根拠に、当社が
内定を出し、学生にとって、どんなメリットが
あり、逆に、ないのかをちゃんと伝えている。
だから、今までの応募資料、選考記録を丹念に読む。
読んで、想像を膨らませた上で、彼らと向かい合うわけだ。
一般的な所謂社長による最終面接とは、
まったく以て異なり、私服で来た彼らは、
当社の社風を肌で感じているから、
私に対しても、素直な迷いや気持ちを堂々と表現する。
僕も、経営者の立場を離れて、真摯にそれに答える
時間は、本当に濃密で、二人も話せば、3-4時間
かかり、それはもう、1日分以上のエネルギーを
使い果たす激務でもある。
ところで、今年になってから、気がついたのだが、
こうして、真剣に向き合うと、おぼろげながら、
彼らの職業人としての未来が見えることがある。
おぼろげながらというよりも、
実は、かなりはっきりと感じるのだ。
今年も、数名そういうレベルの学生がいた。
彼らの共通点は、一体何だろう、と今日考えて
こんな共通点が思いついた。
・信頼スイッチが入ったとたんに、心の通った会話ができる。
・自分らしく自然体で生きている。
(きっと、両親や近い先輩からの愛情から自己肯定感がある)
・上記から、自然体の決断力がある。
・逆に、迷いの原点がしっかり認識されている。
一言で言えば、心と生活(勉強など)が自律している、
ということになろうか。
人事屋として、もう少しこのことを追求してみたい。