好きなことばかりやっても
若い社会人は、その強みを活かして
いくことは定石であり、異論はない
だろう。
だけど、この「強みを活かす」
人材育成論には大きな欠点がある。
一定レベルで、伸びが止まるのだ。
それは、欠点や弱みを克服して
きた人に備わっている経験の
深さあるいは凄さと言っても良い。
スポーツ選手が、一流になるために
Necessary loss が必要だと言われるが、
精神性において、同じことでは
ないだろうか。
強みを活かしつつ、本気で育てる
子には、痛い思いをさせて、伴走する
必要がある。
だからこそ、人材育成は大変なのだ。