路上のX(桐野夏生)
久しぶりの桐野夏生さんの新刊
テーマは、女子高生。
法と親の保護にあるはずの
彼女たちの一定数は、両親や
社会の大きな影響で誰からも
守られず、渋谷の街に迷走していく
という憂鬱になるような小説。
恐らく、綿密な取材や観察から
書かれたのだと思うが、一企業
の経営でいっぱいいっぱいの自分が
いかに狭い社会しか知らず、
経験していないことを気づかされる。
桐野夏生さんの小説は
いつもそんな気持ちにさせられる。
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