幻影の明治(渡辺京二)
この本は、熊本の長崎書店で見つけたお気に入りの一冊。
小さな文庫なのに1300円か、と思い手にとって読み始めると時間を忘れる。
司馬遼太郎、内村鑑三、山田風太郎など、明治以降の近代史や小説を解説し、あるいは批評する内容なのだが、そのメリハリの効いた文体と分析に、ワクワクして読んでしまう、とても不思議な本だ。
渡辺京二さんは、熊本にいらっしゃるので、長崎書店の入口にあったのだな、などと思いを馳せながら読了。
こういう本は初めてだったけど、明治から昭和の近代日本史を理解するのとても良い勉強になった。
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