Leaders pipeline
会社の組織成長の証は何か?
1つは勿論、利益や生産性などの経営指標の進捗があろう。しかし、それらは、結果的な指標であって、組織の実態や施策のレビューにはならない。
僕は、3年前から、未来の会社を托する仮想リーダーチームをランキングして、彼らの成長度合いを半期ごとにトレースしている。
それによると、表に載ったリーダー候補は、3年間で27名。
このうち3年で、 大きな成長を感じる者が6名。
着実に成長している者が8名。
逆に伸び悩む者が6名。
休職中が2名。
残念ながら退職した者が4名、となる。
嬉しいことも残念な事もあるが冷静に会社全体としてリーダー育成を振り返れば、まずまずと言える。
個人の特性にその成否を求めれば月並みだが、「成長したい健全な気持ちがあり、素直にフィードバックを聞ける子は、時間をかければ伸びる」と言える。
成長の早い子は、職務と適正のマッチング度合いが高いことに加えて、知的な向上心の差もある。
つまり基礎能力がベース。その上にパーソナリティ、更にその上に、向上心というのが、当社で実証しているリーダー育成の検証だが、どうだろうか?