絶滅の話
上半期レビュー全体会議の席上、絶好調な業績にも関わらず、生き物の絶滅がどうして起きるのか?
会社の絶滅と同じであり、個人の成長にも通じるところがあることを話題にした。
総じて厳しい内容だったので、場も静かで暗くなり、悔しそうな顔も見えた。
先週参加者からのフィードバックがまとめられてジックリ読んでみたら、予想外に前向きなコメントが多く、
「厳しすぎる」
「事例にあげられた役員、マネージャがかわいそう」
などという意見は、管理部門くらいのものだった。
当社の業績は、確かに好調で、安定しているようにも見えるが、それは、「人事や採用」という経営課題を
ビジネスにしていること、及び現場力で顧客の支持を得ていることが原因として多い。
顧客ニーズ、
技術革新、
法律改正
によって、オセロゲームの白はあっという間にクロになる。
大きな視点で、市場と人事労務というものを概念的にとらえていかないと、数年先はどうなるかわからない、というのが、僕の考えである。
見えない顧客インサイトを中心にいつでも自社否定をできる人が例えばリクルート社あたりには、数十人いるに違いがない。当社にも、2-3人はいないと、実質的な事業継承はできないと思う。