アメリカ(橋爪大三郎 大澤真麻幸)
これもまた、ニューヨークの紀伊国屋で買ったのだが、新書とは名ばかりの難解な内容に何度もめげそうになりながら、ポストイットを貼りまくり、繰り返し読んで、漸く読破。
アメリカという国を理解する手法として、キリスト教の理解、哲学の理解が前提の対談であり、やはり難しい。
最後は日本が戦後なぜ米国従属に疑問を持たないのか?
アメリカの覇権確立の歴史とこれからの世界秩序というようなリアルさが面白い。
以下は、最後の対談部分の抜粋です。私は、この部分を読んでこの本を手に取りました。
興味あれば、是非読んでみてください!
ー 日本は、アメリカへの精神的な依存度において、世界でも突出していると同時に、アメリカを理解していない程度でも突出している。
アメリカを知ることは、アメリカへの殆ど倒錯的なレベルの依存から脱するための第一歩であり、それを通じて日本は自分が何者であるかを知ることになるし、自分がアメリカや世界に対して何ができるのかも改めて自覚するでしょう。
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