白い巨塔と不毛地帯から
映画も舞台も凡そお芝居というものには、無縁だが、山崎豊子さん原作で唐沢寿明さん主演の白い巨塔と不毛地帯は、珍しくDVDも買って何度かじっくりと観ることがある。
骨太の原作から、骨太の台詞が現代に生きてくる。
「才あるものは、それを活かす義務がある。」
この台詞は、白い巨塔の最終回で主人公の遺言にでてくるのだが、これはと言う応募者を口説く時に使うことがある。
勇退の仕方、去り際の美学は、主人公が現役社長の退任を迫り、自らが辞表を出すシーンで何度観ても感激する。
自分の去り際を如何に汚さずにできるか、いつも考えている。