コンペの愚
最近は、プロジェクトの募集でいくつかの業者を競合させるコンペ実施の企業が減ってきたという。
当然のことだ。
これは、担当部署の不勉強の賜物として多大なコストをかけて行うアホな仕事だから、当社はこの段階で、そういうお客様には近づかないように指示している。
できる担当者は、普段から情報収集を欠かさず、こういう時のために人脈も作っている。
だから、コンペの必要はない。
そういうお客様は、実際のプロジェクトが始まっても、大人のパートナーとしての良好な関係で、課題を克服しながら、共に成長できるものだ。
反対にコンペ大好きなお客様は、常に顧客と業者の序列関係から脱することができずに、良き仕事をする前に、自分達を守ることに汲汲としがちである。
私達のような人材を前面に出したビジネスは、闇雲に受注するのではなく、双方の価値観を十分に確認してお付き合いすることがとても大事だと思う。