象徴としての天皇
昭和の時代に30年、平成の時代に30年。
不思議な事に還暦を迎えた翌年の誕生日が、新しい皇太子即位の日である。
天皇制及び皇室という仕組みは世界にも稀な存在である。
欧州に比べて教会の存在と権力が大きく異なる点と中世以降権力を握った武士などがその正当性を認知させる為に天皇から役職を頂いた、という歴史を見ても不思議だ。
恐らく、織田信長は、この制度を終わらせる実力があったと思われるが、やはりそういう手段をとらなかった。
豊臣秀吉や家康の時代はその点元に戻ったというべきだろう。
こんな現代に生きる僕でさえ、正月にお顔を拝見したいと寒い中数時間の行列に並ぶ。
私たち国民にとって、天皇制と天皇陛下とは何なのか?
今年の勉強のテーマの大きな1つは、この事になるだろうと思う。