米中貿易戦争解説

5月17日の日経新聞に米中貿易戦争解説のとてもわかりやすい記事が出ていたので、ここで紹介したい。

両国はどちらも現状システムについて不満を持ちつつ、一方で現状を維持したいと考えており、その点合せ鏡のようだ、という分析である。

現在のグローバリズム主義に基づく経済システムは、中国に有利で、米国の覇権国の地位を脅かしつつある、という認識は、米中共通のものだと言う。

その上で、政治的、戦略的には世界秩序は、米国に支配されており中国の覇権主義は、このシステムへの挑戦である。

しかし、その実現のためには、現在のグローバリズムというか貿易戦争に勝ち抜かなければならず、今の経済システムを何が何でも守り抜く必要がある。

トランプ政権のケンカを習近平政権がどう受けるのか?

貿易システム維持のために、痛みを伴う譲歩をするのかどうか。

中国側の教訓は、1985年のプラザ合意にあるという。

米国が円高誘導により、日本の台頭を押さえ込んだ事例だというのだ。

だがしかし、防衛力と国内政治力、人材力などの基礎力が圧倒的に強い中国が同じ轍を踏むとは思えない。

皆さんはどう考えるだろうか。

プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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