組織は生き物である
「コミュニケーション」という仕事は、マネジメントの中でも大変難しい。
僕の考えでは、知識の習得は、個人の時間でやるべきで、人を巻き込むのは、時間泥棒だと思う。
次に、情報の共有化や伝達はIT技術が発達した今、共有の目的を明確にして行うべきで、従来の半分の時間で良い。
顔を合わせる会議は、それが個々人ひいてはチームのパフォーマンスにプラスにならなければならない。
そうでない会議を強いる上司は無能で、やはり時間泥棒と言われても仕方ない。
一方、チームワークやモチベーションというようなアナログで、流動的なものは、定期的に飲み会などオフサイトで腹を割って話し合った方が良い。
しかも時間を気にせずとことんやった方が良い。
こういうコミュニケーションは効率化とは無縁である。
恐らく、成熟したマネジメントは、この両極端なコミュニケーション手法を駆使して良いパフォーマンスを生み出しているのだと思う。
組織は無駄を嫌うが、感情的で好き嫌いに支配されている生き物である。