ベンチャーに既得権は無し
僕の友人は大多数が大きな組織に勤めている、
しかもトップか幹部というポジションだ。
彼らの話を聞いていると、既得権との戦い
というか政治活動に疲弊していることが多い。
ちなみにこれと戦わない奴らはあまり偉く
ならないようだ。
既得権を持つ人たちは、群をなして、自らに不利な
変化は命懸けで阻止するから、この人間の本質的な
インセンティブを理解していないと、大組織のリーダー
は勤まらないことになる。
つまり、お利口なエリートではダメなのだ。
これを器の差というか、リーダーとしての
学習意欲というかは別にして、リーダー選別の
際の大きなポイントであろう。
さて、同じ視点で見ると、中小企業やベンチャーの
経営はラクチンだと思う。リーダーが正しく変化の
方向性を示せば、なんとか潰れずにやっていける。
そこに抵抗勢力はいない、だって、社長の基本方針に
反対する事は会社を去る事だからだ。
このように見ていくと中小企業の成長の可能性は
トップの判断力とそれが鈍るまでに次世代リーダーが
育っているかどうかだということがよくわかる。