すねかじり

 自宅の周りを犬を連れて散歩していると
閑静な住宅街でも変化があって面白い。
一戸建てが中心のこの街でも年に数件
は、壊されて、新たに分譲されている、
それも大概が元の敷地を1/3くらいに
しないと売れないので、小さな戸建住宅だ。
これは、まあ普通の話。

ところが、最近よく表札を見ると、二つでている
家が多いことに気がついた。建て直しする場合
も、そのままの場合もあるが、要は二世帯住宅
か、30過ぎの子供がまだ同居しているのか
どちらかなのだ。そういえば、我が家の回りも
そんな人がごろごろいる。

今日の新聞の1面にも、シニアのすねかじりの
記事がでていて、驚いたが、最近は本当に多い。
年収が5%も下がる時代だから今の豊かさを
確保しようとすれば、やむを得ない選択だと
わからなくはないが、本当にそれでいいのだろうか。

サラリーマン時代の同僚を見ても、当社のスタッフ
を見ても、親のすねかじりは、非力なことが多い。
というか自ら退路を断つ大人の経験がほぼないので、
人間として自立せず、弱く、頑なな子が多い。
彼らは結局自立するという当たり前のことを先送り
しており、かといって世の中で勝負をするわけでもなく、
このままでは、中高年に大きな苦労が待っていると思う。

人間のエネルギーは、緩い環境からは生まれないし、
人間性も能力も鍛えられない。今の快楽に溺れる
彼らが、この国を支える力があるとはとても思えない。

僕は、家族を持ち、住宅ローンを組むというアホな
非合理的な選択をしてしまう人のほうが働く仲間
としては信用できるなあ。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

最新記事
記事のカテゴリー
リンク
弊社サービス

 

 

 
 
 

サイト内検索
過去の記事(月別)
情報配信:RSS