破壊と再生

 民主主義の根幹に関わることではあるが、
一体全体マスコミが「世論調査」なるものを
こんなに頻繁に発表する必要があるのだろうか。

会社であれば、社長が人気投票を気にして
適切な判断が出来なかったり、社長が
一年余りで交代させられて、経営の継続性
が保たれない、ということだ。

政治と事業を一緒にするのもおかしな
話であるが、国民はもっと選んだ人に
少なくとも米国並みの4年任せたらどうか。
そのためには、国民投票のようなシステムが
必要だろうけども。

トップ以外でも人が物事の本質を
学んで理解し、それを仕事に活かせる
ようになるには一定の時間が必要だ。

例えば、大企業から零細企業に40歳の
おっさんが転職するとする。彼はわかって
いないが、実は、働く場として天と地ほど
違うことを理解するのは凡そ1年後である。

それまでにでる成果はラッキーかダメでも
しかたないものだ。だから最初の1年は投資。

そのときに、学びを助けるのは上司であり、
結果ではなく、仕事の仕方の間違いを
指摘し続けるということになる。
本人の苦しみは、学生の入社初年度と
ほぼ同じ。

一度壊されてから再生する期間だからだ。

この手順を経ないと人がまともな大人になれない
のは、人材教育の鉄則であるが、日本の企業の
90%は骨の折れるこの仕事を放棄もしくは無視
しているのは、如何なものか。

高度成長時代は余力でできたこの仕事が
今や信念でしかできないところに、キャリア
の問題の本質も隠れているのである。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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