避雷針
今は少なくなった瞬間湯沸かし器のような上司。
事実も確認しないで、カッとすると頭に血が登り、辺り構わず怒鳴り散らす、そんな上司が僕の若い頃はざらにいた。
そして、かれらのそばには「避雷針」と呼ばれる部下がいるものだ。
彼らは、何も悪いことをしていなくとも、不機嫌な上司が、当り散らす真っ先にその大将になるので、いつも怒られている。可哀想に。
でも避雷針君がいるおかげで周りのスタッフの生産性は一定に保たれる。
それはそれで良いことではないか。