失われた20年と日本経済(深尾京司)

年末から少し長期的に会社の未来を考えるようになった。
何故だろう。

自分でも本当のところはよくわからないが、多分昼夜を問わず献身的に働くスタッフの影響かもしれない。
ベンチャーという言葉に代表されるような不安定さから脱して、少しずつ社会にも、社員にも10年単位で貢献できる、そういう会社を作ってみたい。

創業から必死で走ってきたわけだが、その事業背景はどうであったのか、たまには自責を捨てて客観的に眺めてみるのもいいだろう、という動機から大学院レベルの経済学の教科書を読んで見たいと思い、年末から学生に戻ったつもりで取組んだ。
そうは言っても多分半分くらいしか読めなかったが。
30年前に真面目に勉強していなかった報いだろう。

深尾先生の処方箋はデータに基づく地味なものだった。
ICT投資と並んで、国内回帰を促すこと、行きすぎた貯蓄を投資に向けるのはよく言われることであるが、興味深かったのは、人材市場の流動化と教育投資を挙げていることだ。

この国のホワイトカラーの生産性向上には、多分企業内システムを一度壊してでも、全体としての人材の流れを促進するようなシリコンバレー型の市場が必要なのだと思う。

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プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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