ニッポンホワイトカラー受難の時代(2)

 さて昨日の続き。

そんなわけで、今の大学生もう少し正確に
言うと27歳くらいまでの若手の能力差は
とても大きい。
20年前までは、入社3年目までの見習い期間
用の仕事があったが、前述のように、今は
派遣、アウトソースあるいはIT化されてしまった。
だから彼らは、以前の入社4年目くらいの仕事を
いきなり任されることも珍しくはない。
「新卒採用の即戦力化」などというのは、自分たち
の過去を平気で忘れられる経営者や人事部の戯言だ。

以前の5倍の大学生が社会に押し寄せるわけだから
冷静に考えれば、30年前の偏差値はトップ30%が
いいところだ。(偏差値は毎年平均的な学生にリセット
されてしまうのでこの事実が認識されていない。)

こう考えると、新卒採用はトップ30%にしぼり、
さらに入社3年までの修行を如何に短期間で
低コストでおこなうか、ということになる。

人を大事にしないとブラック企業と言われてしまう
企業の雇用環境もなんとも厳しいものだ。

このように考えていくと、
一部の流通業中心に、現地の外国人採用に
踏み切るのは、実は合理的な判断かもしれない。

プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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