価値観のマッチングは本当に難しい

多くのクライアントが、20歳代の若者が
いとも簡単に会社を辞めてしまうことに戸惑っている。

その原因は、もちろん採用の手法もあろうが、
もっと根深いことにあるのではないか。

企業経営サイドは、「会社員人生」だから、
それ以外の価値観を知らない。
我慢強いし、その価値観でできあがってしま
った人たちだから、「カイシャツゴウ」に対して
頭を垂れることに疑問を持たない人たちなのだ。

一方、学生は、自分の充実感と成長感を求めて
社会に出てきたわけである。「カイシャ」はとりあえず
獲得した場に過ぎない。成長のファーストステップである。
実は、彼ら自身は、何が充実か、成長の実体は何か
全くわからないのだ。
いわんやキャリア等という言葉の意味も。
だから、いくら面接で言葉を交わしたからといって
両者が共有したことには程遠い。

そう考えると、企業風土や理念と学生を合致
させる行為は無理難題だと思ったほうが良い。
もちろん、自分の嗜好や不安材料のチェック
くらいはできるだろう。

でも、これだけ価値観の違うもの同士は
もう付き合ってみなければわからないと思う。

このことは、企業から見ると、子供のような新人の
多様性(わがまま)を尊重し、理解し、かまってあげる
行為で、相当のコスト(プラス精神的苦痛)を伴うもの
であろう。

でも、弊社の実験によると大凡3年の我慢である。
自分にしか興味のない子は辞めるか育たないが、
まともな子は、若いスタッフを一人でも任せると急激に
学び、大人になっていく。

この時代の育成は、このタイミングとそこまでの
愛情量で決まるのではないだろうか。
プロフィール
樋口 弘和
株式会社トライアンフ
代表取締役

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