労働集約企業のコアコンピテンシー
サービス業の多くは、労働集約型である。
今、弊社も含めてこうした企業は、原価の安さを求めて、
その業務プロセスを設計し、あるいは、世界の安い人件費を求めて
ITインフラとともに、展開している。
だが、こういう取り組みだけでは、いずれ限界にくるだろう。
人は機械ではないのだから。
「サービス提供現場をマニュアルとそれに従う労働者」という括りでしか
考えられない企業は、高付加価値なサービスを提供することが出来ずに、
昔の奴隷ビジネスの現代版の域を出ない。
僕は、労働集約型企業のコアコンピテンシーは、働く現場スタッフの
モチベーションを上げ、スキルアップを支援できる「評価育成システム」
にあると考えている。
そしてそれは、システムもさることながら、人の多様性を理解し、
許容し、アドバイスできるいわば「コーチ」が何人いるか、に依存するのだと思う。
そういう意味で、弊社の強みは、今間違いなく
そこにあり、開花するときだと思う。