賞味期限切れ
残念なことだが、私たちが提供するサービスだけでなく、
私のようなコンサルタントと呼ばれる人そのものにも
「賞味期限」というのがある。
彼らは、顧客の理解不足や能力不足を陰で言うかもしれないが、
僕から見たら、どっちもどっちである。
クライアントが外部に対して、
見識や知識・経験をベースにしたアドバイスや提案、実行を求めるときは
タイミングというものがあり、また、双方の相性も結構大切だ。
このように、そもそも、アナログな結びつきが多い。
それでは、大体良好な両社の関係の賞味期限はどのくらいになるのだろう。
僕のイメージでは、大体2年から3年だ。
これ以下だと、ビジネスとして、双方の評価は、厳しいのではないだろうか。
自らの企業経営で言えば、このくらいの期間ではい終わり、というわけにはいかないが、
フィーをいただきながらのコンサルティング業務というものの限界とサービス特性は、
こういうものだと思う。
サラリーマンが構成する一定レベルの組織というものは誠に不思議なもので、
戦略的に問題解決をしなくてもなんとなく時間が経つし、
会社そのものはしっかり成長しているなんてことが普通にある。
そういう組織特性に刺激を与えたり、可能性ある人材を引き上げたりするのが、
まあ、外部スタッフのお役目だったりするけども、
いつもいつも刺激があるのも疲れるだろうなあ、と思う次第である。