生涯現役
出版社によると、ビジネス書を読んだり
セミナーや勉強会などに定期的にお金と時間を使う人は、
大体社会人の10%くらいだろうと聞いた。
ビジネス書や、セミナーが良いかどうかは別にして、
まあそうだろうなあ、と思う。
当社では、もう10年以上会社経費で本が買え、
中身を共有する仕組みがあるが、それでも
学んでいるのは、2割にも満たないと思う。
彼らは、モチベーションなどと口にするけども、ほぼ他責である。
出社もギリギリだし、良く群れる。
世の中の大半の社会人というものは、
「今の自分にコンプレックスや危機感」
を感じないのだろう。
そうでなければ、同じ時間を無駄な業務や遊びや休憩に費やす気持ちがわからない。
勉強しないで業務をしているだけでは
加齢とともに、賞味期限がくるのは既定の事実ではないか。
効果のほどもわからないビジネス書籍などに縋るのは、
元々知的好奇心の旺盛な人か、異様な危機感に煽られている人か
どっちかではないだろうか。
こういうことをよく講演でも話すので、
「暑苦しいやつ」とか「ギラギラしているよね」などと言われてしまう。
生涯現役とは、心技体それぞれに学ぶ意欲を持ち、実践している人だと思う。
僕は、教育に第3の人生を置きたいと考え始めているけども、
その姿は、
「生徒や参加者からいつでも謙虚に学ぶ姿勢」
である。
僕の知る限りでは、出口さんかな。
ずいぶん差があるけども。