つまらない会議
会議は、ちょっと気を抜くとすぐに堕落する。
開催と、出席が目的に成り代わり、誰もが
「何のため?」
という素朴な疑問を感じなくなる。
弊社が定例で始めた昨日のマネージャ会議も
退屈極まりなかった。
当社のマネージャ代行職は、未熟で未経験者の集まりなので、
「相手に何を伝えて、どういう付加価値をもたらすか」
というコミュニケーションの基本を誰も知らない。
だから、放っておくと、誰も聞きたくない話を延々と
話す、という具合になる。
プレゼン資料をネット上で共有しあう方法も試したが、
集中力が落ち、オペレーションが煩雑で、パフォーマンスは落ちた。
IT部門の提案に簡単に乗ると、こういうことにもなる。
もっと、会議に対して、コストパフォーマンスを追求すべきである。
つまらない会議は、ボイコットしてよい。
事実、僕はそうしてきたし、
役員会をボイコットする優秀な取締役もいた。
当社は、ホワイトカラーの生産性を上げることを企業目的に据えたばかりだが、
実施には、自分たちの生産性が低すぎて、笑ってしまうレベルである。
僕は、自分にレポートするスタッフは、
最低限「仕事が速い」ように鍛えるのを自らに課している。
爪先立ちで脳漿を絞りまくれないスタッフには、興味がもてないからだ。