中国の大問題(丹羽宇一郎)
中国には未だ足を踏み入れたことがない僕が、
中国に関する本は、結構読んでいるほうだと思う。
その中でも、丹羽さんのこの本は、驚く事実提供も
多く、今まで読んだ中では一番面白かったので
ここで紹介したい。
全体としては、感情論としての中国感が消えて、
強い興味が沸いて、丹羽さんの言うように、まず
は見に行かなくちゃ、と動かされた感じだ。
例えば、
・日本から40年遅れた中国(韓国は20年遅れ)
・習近平体制の不安定な政治基盤
・中国の教育投資は、国家予算の2割弱に相当、国防費の3倍!
・シャドーバンキングのリスクについて
・世界は中国を意外に好意的に見ている
特に、これだけ教育投資をしていることが
10年以上先を見据えた本気の投資であり、
シリコンバレーなどで学んだ彼らが戻って
きたときに、どれだけ脅威になるのだろうか、
と強い危機感を思った。
今年から、スタンフォード大学への日本人留学生を
増やす取組みのお手伝いをすることになったので、
尚更そう思うのかもしれない。
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中国の大問題 (PHP新書)