お客様の発展
創業して、初めてのコンサルティング業務の
お客様が、青森と大阪のベンチャー企業だった。
異常なまでの商売センスと自己中心の塊のような
若い経営者が突っ走る一方の会社は、社員全員が
結託して、辞表を出されて途方にくれているときに
雑誌に紹介された当社の記事をみて、わざわざ東京
(といっても府中だが)にきた。
もう片方の会社は、ご支援を始めたところ、社長の
お遊びが止まらず、倒産寸前であることが分かり、
やむを得ずフィーを辞退して経営にまで口を出し、
次の社長を指名して、会計のイロハから教えたという経緯だ。
この両社が、いまや上場を目指し、当時の売上の二倍
に匹敵する経常利益をあげる会社になった。
僕は、会社の成長にほとんど貢献していないが、折に触れて、
友人として付き合っているだけだが、こういう成長がうれしい。
類まれな商売センスを持った若者を一人前の社長にすることに
微力ながら貢献できたことは誇りである。