ピンチはチャンス
平穏な日々が続くと、なんとなく退屈になる。
何か自分の出番がなくて、「おい、何かトラブルは
ないのか?」「お客様からお叱りを受けているなら
一緒に同行するぞ」などと、多忙な現場を閉口させる
始末である。
ところが、過日、大きなトラブルが二つ立て続けに
起こった。トラブル大好きな僕が、思わず「うっ」と
唸ってしまうレベルである。
冷静になって、対処方法を週末にじっくり考え、
いつもの手順で動いていく。
・ 問題の事実とその背景にある「課題」の特定をする
・ 対策までの大きなストーリーを描く
・ トップダウンの初動を決める
・ 僕にレポートするリーダーに包み隠さず、伝達する
・ 全社員に事実と影響、考え方を伝える
最後のステップは、これからだけども、100人も
スタッフがいれば、多くのお客様とのプロジェクト
が日々動いているわけで、ある確率で、トラブルは
起きるものだ。
大事なことは、トラブルから学ぶことである。
人間も、会社も、失敗からしか学べない。
(優秀な会社や人は、そんなことはないのだろうが。)
だから、失敗を活かすも殺すも、トップ次第。
上記の手順は、マニュアル化できない。
やってみせ、言って聞かせてさせてみせ、
褒めてやらねば人は動かず、である。