販売→営業→問題解決
仕事の時給単価を生産性で考えれば、自分あるいは
一定の組織内で完結する事務仕事は低くならざるを
得ないだろう。熟練度とシステムで効率化が計れるが
物価の高い日本でいくら効率化を計っても、海外の
労働力やITにはかなわないからだ。
だから、事務スペシャリストを目指す人は厳しい。
では、対人力が中心となる営業職はどうだろう。
言葉の遊びかもしれないが、強い商品と一定の
顧客(市場)を持った販売職は、事務職よりは
その成果で報酬は増えるだろうが、あくまで
「商品ありき」の営業なので、どこかで壁に
当たる。販売職は、スキルがモノをいう世界
なので、キャリア構成上やはり何がしかの
商品を販売する仕事がよいと思う。
商品力+口先セールスは、勉強をしないので、
決してコンサルタントにはなれない。
結局、上限内能力を要求され、報酬も同様に高いのは、
所謂「ソリューション営業」というやつだ。
顧客の市場を想像する 経営や市場開発がハイエンドにあり、
現場の営業も、スキルや知識を融合し、思考し、お客様の
問題解決に活かせるかどうか、という世界だ。
報酬に上限がないのは、お客様の問題そのものが
どんどん変化すること、困難度が増しているからだ。
このように、考えると、会社の収益性も、こういう個人営業マン
(コンサルタント)が伸びる環境を造っている会社が強い
ということになるのかもしれない。